立春が過ぎても、、春とはほど遠い寒い日が続いていました。
7日朝から一日雨降りですが、東京国立博物館で開かれている、北京故宮博物院展に行ってきました。
数日前に、友人から「当日は天気が悪いけどどうする?」とメールがありました。
でも雨降りの方が、ゆっくり見られるかも~と行くことに決めていました。
小雨は降っていましたが、比較的暖かな一日でした。
全く並ぶことなく、すんなりと入ることが出来ましたが、中は思った以上に人垣が出来ていました。
門外不出とされてきた、宋・元時代の書画が初めて日本で初公開されたので、やはり人気があるのでしょう。
「清明上河図」の展示は、すでに終了していましたが、複製品の展示があり、拡大された図では人々の暮らしぶりや、喧騒が聞こえてくるような細かい描写でした。
複製品でも楽しめましたから、本物の前ではさぞ混み合ったことでしょう。
当然撮影禁止ですから、ご紹介は出来ませんが、皇帝がコレクションした美術品などを含めた展示品の200選は、実物を前にすると圧巻でした。
清時代の皇帝や皇后の煌びやかな礼服には、目を奪われました。
浅田次郎の「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」「中原の虹」など壮大な清朝時代の歴史小説の主人公たちの姿が、目に浮かんでくるようでした。
台湾の台北にある故宮博物館には、数年前に一度訪れたことがあります。
中国古来の美術品の多くは、この台北の方に持ち出されていると、聞いたことがあります。
確かに展示品が多くて、ゆっくり見きれずに、もう一度機会があれば行ってみたいと思っています。
北京にも歴史建造物や美術品を見に行ってみたいと、かつては思っていたのですが、昨今の北京市内の空気の悪さを思うと、行く気になれません。
上野の東京国立博物館で200選とはいえ、手軽に見に行くことが出来てとても嬉しかったです。
友人のN さん、声をかけていただきありがとうございました。
明日から再び寒さが戻って来るようです・・・