コロナ感染が始まる少し前のこと、2019年11月のスペイン旅行がヨーロッパ旅行の最後。
いい時期に出かけた思い出深いスペイン旅行だった。
7月半ば、図書館でふと視界に入った「さらばスペインの日日」が気になり読んでみた。
スペイン、ドイツ、イギリスなど第2次世界大戦の終盤の頃が舞台。
歴史ものが好きなので面白く読んだ。
読み終わってから分かったこと、逢坂剛のイベリアシリーズの第7巻の完結編を一番先に読んでしまったことに。
面白い小説の結末を先に知ってしまったけど、シリーズの最初から読んでみたいと次々リクエストしてみる。
第1弾の「イベリアの雷鳴」から始まる。
第2次世界大戦勃発直前のヨーロッパ・スペインからスタート。
一応スペインは最後まで参戦せず中立国と言う立場でも、ドイツ寄りの枢軸国を指示する国。
各国のスパイが情報戦を繰り広げる中、史実に基づいた歴史上の人物も登場しつつ小説として興味深く面白い。
逢坂剛が16年余りの時間を費やして書き上げたとか。
ペルー国籍とスペイン国籍を持つ日本人の北都昭平が主人公。
小説の中で実際に実在されたとするスパイも登場。
ドイツや日本の暗号は全て連合軍側に解読されていたそう。
最後にもう一度「さらばスペインの日日」を読みやすい文庫本で読み直す。
なるほど読み直してみてよく理解できる場面あり。
イベリアシリーズ第1弾から第7弾まで3か月近くかかって完全読破でした。
気温が低く肌寒い一日でした。