「男は度胸、女は愛嬌」とは、昔から言われておりますが、最近の若い女子プロゴルファーを見ていると、「女は度胸」であると、つくづく感心してしまいます。
ゴルフだけじゃなくて、フィギュアスケートだって、卓球、テニス、柔道、レスリング・・・国内外を問わず、勝負を賭けた女性は、みんなが皆キリッと引き締まった顔付きで、凛として度胸が据わっています。
でも、勝負を成し遂げた彼女たちは、白い歯を見せ、はにかみながら笑顔の可愛い女の子に戻って、やっぱり「女は愛嬌」ですねェ。
ところが逆に、男どもはどうしちゃったんでしょうか?
成人式で、派手な羽織袴の呑んだくれの馬鹿騒ぎが問題になったり、強そうに大口をたたくボクサーもいましたが、基本的に「男は度胸」になっていません。単なる「おバカ」じゃないですか・・・
タレントの中にも男のくせに、くにゃくにゃ揉み手して変な作り笑いのニタニタ顔や、素っ頓狂な叫び声を上げ、やたらと愛嬌を振りまく男どもの何んと多いことか、実に、なげかわしい限りです。
今さら、「男は度胸」など無くてもしょうがない、期待もしません!
日本男児再興のために、せめて「男の笑顔」はどうあるべきかを考えて見ましょッ!
☆ ☆ ☆ ☆
人間は感情の動物である。
喜怒哀楽の感情を表せるのは動物の中では人間だけらしい。
その中の「喜」は喜びであり、顔の表情は、笑顔です。
でも、笑い方にはかなりの種類があるようで、笑いの意味も相当に広いようです。
・ 可笑しくて笑う、楽しくて笑う、うれしくて笑う
・ 晴ればれ笑う、高笑い
・ 照れ笑い、照れ隠し笑い、はにかみ笑い
・ 思い出し笑い
・ つられ笑い
・ 今泣いたカラスが笑う
・ 泣き笑い
・ 苦笑い
・ 決まり悪さの笑い、笑って誤魔化す
・ 馬鹿笑い
・ 助平笑い
・ へつらい笑い、おべっか笑い、あいそ笑い
・ ひきつり笑い
・ 鬼が笑う
・ 愚かしさを笑う バカにした笑い、鼻で笑う、片笑い
・ 冷たく笑う、うすらわらい
・ 陰で笑う
・ 膝が笑う
「笑う門には福来る」とはいいますが、なかなかいやらしい笑いもありますよね。
例えば豪快に笑うというと「ガッハハ」ですか。
笑い上戸と言うのもありますし、娘十八は箸が転げても笑うと言うし、笑いすぎて涙が出ることもあります。
福田前総理の「ウフフッ」は、女性であれば色っぽいのですが、「僕、知らんもんね」という冷たさを感じます。
麻生総理の「うへぇっ」は、ちょっと意地悪なガキ大将、やんちゃ坊主の笑い方ですねえ。
皇室の方々は、声を出してはお笑わらいになられないようです。微笑みかけながら頭を上下に振られます。
本当に心が温まります。
水戸の黄門様の笑い方は「ワッハッハ」で正義の味方のようです。風車の弥七はあんまり笑いませんが、「ヘッ」ぐらいで控えめです。
産地詐称のうなぎ屋の社長やディスコや人材派遣会社を起こした会長などの、口もとに薄ら笑いを浮かべながらの謝罪会見を見るにつけ、あの顔が詐欺師の顔だと納得しました。
☆ ☆ ☆ ☆
品位ある笑顔の研究は大事です。
品格が話題になり、先年、流行語大賞にも取り上げられました。
日本の男性諸君! 品格を高めようではありませんか。
品位のある笑顔をお願いします。
何! 品位が無いのはお前だ?
「ウッシッシ」、「イッヒッヒ」、「イヒヒッ」などの助平笑いの下品なワルポンに云われたくない?
いやー面目ない。判りました、勉強し直します。(半べそ笑いのワルポンです)