四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

ザ・ディランⅡ 『サーカスにはピエロが』

2017-08-02 11:00:30 | 音楽
若いころ、失恋するとよくこの歌を聴いていた。
ザ・ディランⅡの『サーカスにはピエロが』

♪僕は今 両足を抱きかかえ
 この峠の上に座っている
 この道を最初にきた君と
 いっしょに 旅に出るために

 あゝサーカスにはピエロが
 つきものなのさ
 だっていつもいつも君が
 笑っているとはかぎらないもの
 サーカスにはピエロが
 つきものなのさ
 だってきのうの思い出にに
 別れをつげるんだもの

 くるくる まわる回転木馬に
 昨日の苦しみが
 しばりつけられて
 離れていくよ あなたの体から
 わずらわしい
 思い出といっしょに

 あゝサーカスにはピエロが
 つきものなのさ
 だっていつもいつも君が
 笑っているとはかぎらないもの
 サーカスにはピエロが
 つきものなのさ
 だってきのうの思い出にに
 別れをつげるんだもの


「きのうの思い出に別れをつげるんだもの」
このフレーズがとくに気にいっている。

出会いがあれば別れもある。
楽しかったこと、うれしかったこと、素敵な思い出。
そして・・・、悲しい思い出。
いつかは捨てなければならない思い出。

思い出に別れをつげなければ前に進めれないんだ。
そう思いながらよく聴いていた。

あの頃のフォークって詩がいい。
言葉を大切にしていた。

言葉で癒してもらった。
言葉で勇気をもらった。
言葉で元気になった。

だから今でも聴いているのかもしれない。

久しぶりにラストライブ「時は過ぎて」を聴く。
ジーンと心にしみる歌が多い。
隠れた名盤である。

ザ・ディランⅡ。
大塚まさじさんと永井ようさんの2人組。
関西を拠点に活動されていたフォークグループ。
メジャーではないけど、
フォーク好きの人たちには存在の大きかったアーティストだったかと思う。


コメント (2)
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