四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

元ちとせ 『平和元年』

2017-08-14 10:34:04 | 音楽
先日、旧かめぞうブログ仲間のぶるーさんが、
元ちとせさんが歌う「腰まで泥まみれ」を紹介されていた。
これを見て僕はビックリしてしまった。

「腰まで泥だらけ」
1960年代終わり、フォークシンガー中川五郎さんが、
ベトナム戦争で泥沼化する米国のことを歌ったピート・シーガーの作品を
日本語に訳して歌っていた。

この歌、ちょっとマニアックな歌。
それを元ちとせさんが今風にアレンジして歌っている。
久々に中川五郎さんの歌も聴いてみる。
埋もれていた反戦歌の名曲が蘇ってきたことはなんだかうれしい。
一時、反戦歌に興味を持ってよく聴いていた時があったから。

ネットで、元ちとせさんの『平和元年』を調べてみる。
終戦70周年を記念して2年前に発売されている。
アルバムには「腰まで泥だらけ」のほかに、
「戦争は知らない」、「死んだ男の残したものは」、「最后のダンスステップ」など
60年代から70年代にかけての反戦歌などが収録されている。

今の時代、反戦歌など流行らないし聴く機会も少ない。
それを若い歌手が現代風にアレンジして歌って、世の中に訴えている。
戦争という悲惨なものを。
若い人たちはこのアルバムを聴いてどのように思うだろうか。
でも何かに気付いてほしい。何かを知ってほしい。

明日は、終戦記念日。
今日の中日新聞の社説には、悲惨な戦争を二度と起こしてはならない。
戦後そう誓った憲法九条の理念は、これからも守りぬかねばなりません。
そんなことが書かれている。

反戦歌が流行らなくなったのは、ある意味では平和な世の中かもしれない。
でも今、憲法九条に対していろいろと言われている。

反戦歌などによって再度、戦争の悲惨さを考えてみるのもいいのかもしれない。
コメント (2)
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