四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

高田渡 『ごあいさつ』

2018-04-09 11:01:12 | 音楽
♪どうもどうもいやども
 いつぞやいろいろこのたびはまた
 まあまあひとつまあひとつ
 そんなわけでなにぶんよろしく
 なにのほうはいずれなにして
 そのせつゆっくりいやどうも

 ※『ごあいさつ』 作詩:谷川俊太郎 作曲:高田渡

今日、4月9日はフォークの日。
真のフォークシンガーといえば
僕は高田渡さんの名前をあげる。

若いころはそんなにも聴いていなかったけど
高田渡さんの歌の良さを分かったのは数年前かもしれない。

あの頃、心の病を患っていて引きこもり状態。
70年代から80年代のフォーク、ニューミュージックんどを聴きまくっていた。
ラブソングや失恋ソングが氾濫する中で、庶民の生活の歌が胸に突き刺さったのです。
これほど社会を風刺した歌があるのかと。

今、僕はアルバム『ごあいさつ』を聴き終え、『系図』を聴いている。
じっくりと聴いていると何かジーンとくるものがあるんです。

アルバム『系図』に「手紙を書こう」と「ミミズのうた」が収録されています。
元死刑囚“連続射殺魔”の永山則夫の詩に高田渡さんが曲を付けて歌ったいます。
こういったことを気付いたことも数年前だったのです。

自分のスタイルを突き通したフォークシンガー。
亡くなってもう何年たつのだろうか。

彼こそ真のフォークシンガー。
今ごろ天国で加川良さや遠藤賢司さんたちと酒でも飲みながら歌っているのだろうか。
そろそろ「春一番コンサート」の時季だからね。
コメント
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