♪君とよくこの店に来たものさ
訳もなくお茶を飲み話したよ
学生でにぎやかなこの店の
片隅で聴いていたボブ・ディラン
あの時の歌は聴こえない
人の姿も変わったよ
時は流れた
あの頃は愛だとは知らないで
サヨナラも言わないで別れたよ
君と
ラジオを聴いていたら、ここ最近若い人たちのあいだで
昭和のレトロ感あふれる喫茶店がブームだという。
店内の雰囲気、メニューなどが新鮮に映ってインスタ映えするらしい。
例えばメニュー、鉄板スパゲティや鉄板焼きそば(上に目玉焼きが乗っている)、ピラフなど
今のカフェに無いようなメニューなどが人気のようだ。
あの頃の喫茶店、タバコの臭い、週刊誌にマンガ本。
有線から流れてくる音楽。流行歌から洋楽、ジャズなど店の特色があったなぁ。
テーブルには灰皿と店の名入れ宣伝用マッチ箱。
僕は必ずといっていいぐらいマッチ箱を持って帰った。
そんなことを思い出していたら
ガロの『学生街の喫茶店』の歌をなんとなく口ずさんでしまった。
喫茶店はデートなど異性との必須場所だった。
改めて歌詞を読んでいると自分が経験した様子とよく似ている。
♪時は流れた
カフェブームから再びレトロ感あふれる喫茶店。
温故知新、おじさんにとってはそれもいい事だと思う。