四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

半崎美子 『サクラ~卒業できなかった君へ』

2020-03-16 13:19:56 | 音楽
卒業式のシーズン。
コロナウィルス感染拡大防止のため
中止や規模縮小する学校もあったけど
やはり一生に一度しかないのだから
想い出に残る卒業式にしてほしいものだ。

半崎美子 さんの『サクラ~卒業できなかった君へ』、
この歌は、卒業できずに亡くなってしまった方の、
実話が元となって作られている異色の卒業ソングである。

♪ 同じカバンに詰め込んだ日々と
 並べた机に刻んだ日々と
 枝先に膨らんだ うららかな春
 本当はあなたもここにいるはずだった

 くだらないこと言い合って
 肝心なことは言えないまま
 止まった季節を追い越して
 残った光を探してた

 桜 花びらが舞う 一緒に見ていた夢を
 ふわり空にのぼった あなたに送りたい 

 最後に見たあなたは
 いつも通りの笑顔だった
 行く宛のない気持ちだけ
 進んだ時間を巻き戻す

 桜 花びらが散る
 あの日この場所で
 ひらり風に吹かれて
 何を思っていたんだろう
 
 桜 花びらになり いつか会いに行く

 桜 花びらが舞う 一緒に見ていた夢を
 ふわり空にのぼった あなたに送りたい 
 あなたに送りたい 

この歌を聴くと9年前の東日本大震災を思い出す。
津波で亡くなった級友。
いっしょに卒業できたのに・・・。

震災地の学校の卒業式でも歌われているという。
復興、復興といっても心の復興はいつ来るだろう。
じっくりと聴くと切なく哀しくなってくる歌でもある。
 
コメント
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