四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

友部正人 『もう春だね』

2020-03-26 13:25:25 | 音楽
朝は結構冷えるけど、昼間になればポカポカ陽気。
先日、近くの亀城公園に行ったけど桜はまだだった。
週末には咲くだろう。
でもコロナウィルス感染拡大防止のため桜祭りは中止。
露店もぼんぼりもない公園はさびしい。

耳を澄ませばどこからか聞こえてきそう。
友部正人さんの『もう春だね』
♪せんたくものがヒラヒラ
 くすぐったいよと身をよじらせて
 風さんウフフと口を押えて
 よかったよかったとからみ合っている
 とても晴れた月曜日
 バスで動物園まで
 もう春だね

 長かった冬の荷物をおろし
 イチョウの木も着物をぬいだ
 わたしはわたしで良かったわ
 ぼくもぼくで良かったよ
 とても晴れた月曜日
 バスで動物園まで
 もう春だね

 ぼくは今でもおぼえているよ 
 冷たい雨の降る京都の春
 君はひとりじゃいられなかったし
 ぼくもふたりじゃいられなくて
 あれからもう2年
 もうずっと前の話しかもね

 太陽の光で顔を洗って
 ぼくの中でおはじきがはじけた
 よいこらしょと背伸びをしたら
 ビー玉ころころころげ出した
 とても晴れた月曜日
 バスで動物園まで
 もう春だね

吟遊詩人と云われるだけあって
詩が心に伝わってものすごく好き。
メッセージ色の詩もあれば優しさに満ち溢れた詩も。

彼のギターとハーモニカ。
詩とうまくマッチする。
僕に「詩」の魅力を教えてくれた歌手といえば
やはり友部正人さんかな。

ちょっとマニアックなフォーク歌手だけど
じっくりと聴くと彼の世界が心に伝わって
それがとても好きなんです。
 

 
コメント (6)
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