四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

茶木みやこ『一人の道』 

2021-01-08 10:57:26 | 音楽
正月を過ぎると僕はいつも思い出すことがある。
福島県岩瀬郡須賀川町(現・須賀川市)出身 の円谷幸吉さんの遺書。

昭和39年に行われた東京オリンピック。
マラソンの選手として出場。
ゴールの国立競技場に2位で戻ってきたが、後ろに迫っていた
イギリスのベイジル・ヒートリーに追い抜かれて3位になる。
次回のメキシコオリンピック。
国民の金メダルへの期待。
しかしその重圧に耐えられなくなり昭和43年1月9日に自死。
遺書は、彼の苦悩と周りの人たちへの感謝の言葉が鮮明に書かれている。
読んでいて胸が痛む。悲しい事実。

この話しを知ったのは、茶木みやこさんが在籍していたピンクピクルスの『一人の道』。
この歌が流行ったころは中学生だった。
イントロの冒頭に東京オリンピック・マラソンのヒートリーに抜かれる瞬間の実況中継が入っている。

レコードで何度でもこの歌を聴いた。
そして円谷幸吉さんについて関心をもってしまった。

以前テレビで茶木みやこさんが次回の東京オリンピックまでは、
この『一人の道』は歌い続けると言っていた。

オリンピック選手たちの苦悩は分からない。
だけどこういうプレッシャーを抱きながら競技に臨んでいることを知っていなければいけないのかもしれない。

銅メダリスト円谷幸吉 さんの遺書 【一人の道♪】

一人の道 茶木みやこ(元ピンク・ピクルス)
コメント (4)
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