子どもの頃憬れた仕事。
電車の車掌さん。
車内案内、指先確認、ドアの開け閉め。
全てがカッコよく見えた。
家の中では、障子を電車のドアに見立て
車掌さんのまねごともしていたっけ・・・。
あの頃は夢もあった。
だけどいつのまにか、そんな夢もなくなった。
気付いたらどこにでもいる普通のサラリーマンになっていた。
結婚して家庭を持って還暦も過ぎた。
体調も崩したため、今は早期年金受給者。
わずかな小遣いを稼ぐために週3日程度のアルバイト。
空いた時間は好きなことをして過ごしている。
自分が描いた夢、電車の車掌さん。
現実は、お客さんの安全のために神経をものすごく使う仕事なんだろうな。
きっと僕にはできないだろう。
疲れた時、星を見るのは好きだ。
そういえば子供頃、家に安い天体望遠鏡があったな。
もしかしたら、学研の科学と学習の付録だったかもしれない。
その望遠鏡で月や星など見ていた。
子ども心にワクワクしていた。
さだまさしさんのアルバム「私花集(アンソロジィ)」に
『天文学者になればよかった』が収録されている。
このアルバムを聴いていてふと、子供の頃のことを思い出した。
「私花集(アンソロジィ)」
山口百恵さんに楽曲提供した「最后の頁」や「秋桜」
「案山子」、「檸檬」、「加速度」、「主人公」など
今聴いても全然色あせていない名曲が多数。
私のお気に入りの1枚でもある。
天文学者になればよかった
/私花集収録曲 # さだまさし