20代の終りから30代の始め。時代はバブルだった。
仕事にも慣れてきた。社会の常識もそれなりに分かってきた。
働くことに突っ走っていた。
あの頃は週休二日制ではない。
休日出勤もあった。
事実上、月休二日制のようなものだった。
定時で帰ったことはほぼなかった。
仕事がおもしろかったから、こんな毎日が嫌とは思わなかった。
でも何か疑問はあった。
本当にこれでいいのか。
ふとラジオから流れてきた浜田省吾さんの『J.Boy』
♪仕事終りのベルに
とらわれた心と体 取り返す 夕暮れ時
家路たどる人波
おれはネクタイほどき
時に理由もなく叫びたくなる 怒りに
J.Boy 掲げてた理想も今は遠く
J.Boy 守るべき誇りも見失い
ハマショーのメッセージが心に突き刺さった。
自分の今の気持ちを代弁してくれている。
ものすごく共感した。
♪J.Boy 打ち砕け 日常ってやつを
乗り越えろ もう悲しみってやつを
J.Boy 受け止めろ 孤独ってやつを
吹き飛ばせ その空虚ってやつを
あの頃の僕自身の応援歌だった。
仕事での辛かった事、悩み、疲れ・・・。
この歌で救われていた。
あれから30数年。
『J.Boy』から「J.おやじ」
もう、頑張らなくてもいいじゃないか。
無理をしなくてもいいじゃないか。
ハマショーのCDをじっくりと聴く。
そういう楽しみがあってもいいじゃないか。
CDを聴いていてそんなことを思った。
J.Boy (ON THE ROAD 2011 "The Last Weekend")
若い頃にカラオケで歌う歌が思いつかなかった時に
よく歌ったなぁと記憶してます。
何というか、ハマショーにはカッコよさを感じますね。
長年、人気があるのも頷けます。
サングラスが似合う男、若い頃ちょっと真似たこともありました。
男としても憬れますね。