四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

C.C.R. 『雨を見たかい』

2022-03-24 17:13:44 | 音楽
【あの頃聴いた洋楽 その15】

中学時代、ラジオから流れる洋楽。
英語が得意でもないのに意味もわからず、
背伸びをしながら聴いていた。

C.C.R
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
舌をかみそうな名前。
これがアメリカのロックなのか。
こういう音楽を聴いているとどこか大人を感じた。

代表曲『雨を見たかい』
新鮮だった。
意味など全くわからない。
だけど聴いているだけで、それがカッコ良かった。

この歌がヒットした頃はベトナム戦争の時期。
当時、アメリカ政府はこの歌を放送禁止にした。 
その理由は、この歌がベトナム戦争で使われた無差別大量殺戮兵器・ナパーム弾を連想させるためだったという。
晴れた日に降る雨とは、ナパーム弾の投下による火の雨のことを歌ったもの言われている。

この件については本人たちは否定している。

あれから半世紀。
ロシア・ウクライナ戦争。
この歌もまた反戦歌として今、注目されだしてきている。

いつまで続くのかこの戦争。
音楽で戦争は止めれないけど、
音楽のメッセージで反戦を共有できたらいいかと思っている。

C.C.R./雨を見たかい 
Have You Ever Seen The Rain (1971年)
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かぐや姫 『なごり雪』 

2022-03-23 15:59:07 | 音楽
昨日は冬に逆戻りの寒さ。
自分の住む刈谷は、朝から冷たい雨。
暖かさになれてきたから、よりいっそいう寒さを感じた。
でも名古屋は桜の開花宣言があった。

関東地方は雪が降ったみたいだ。
ニュースの映像を見る。
桜のつぼみと雪。

♪汽車を待つ君の横で
 ぼくは時計を気にしてる
 季節外れの雪が降っている
 「東京で見る雪はこれが最後ね」と
 さみしそうに 君がつぶやく
 なごり雪も 降る時を知り
 ふざけすぎた 季節のあとで
 今 春が来て 君はきれいになった
 去年よりずっと きれいになった

3月に降る雪を『なごり雪』と言うようになったのは
やっぱりこの歌のヒットからだろう。
昨日のニュースでも『なごり雪』と何度でも言っていた。

『なごり雪』
曲名は作詞、作曲した伊勢正三さんが考えた造語で、
名残りと雪を組み合わせた言葉。
今では季語にもなっている。 

かぐや姫の4枚目のアルバム「三階建ての詩」に収録されていた。
後にイルカさんがカヴァーして大ヒット。
自分が最初に聴いたのは、かぐや姫。
イルカさんんもいいけど、個人的には正やんの方が好きかな・・・。

なごり雪 かぐや姫
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アンドレ・カンドレ(井上陽水)『カンドレ・マンドレ』

2022-03-22 09:32:28 | 音楽
井上陽水さんが「氷の世界」で人気絶頂になった頃、
インディーズから「陽水生誕」というレコードが発売された。
本人の承諾も得ずに勝手に販売。
わずか1か月で自主回収、販売中止。
こんなレコードが販売されていたなんて知らなかった。

このレコードを知ったのは約7~8年前。
中古レコード屋さんから教えてくれた。

井上陽水としてデビューする前に
アンドレ・カンドレの名前でCBSソニーからデビューしている。
プロダクションはホリプロ。
和田アキコさんの後輩にあたる。
髪は7・3分け。
3枚のシングルレコードを発表しているがすべて売れなかった。

「陽水生誕」
“アンドレ・カンドレから陽水へ”
A面はアンドレ・カンドレ時代の3枚のA面・B面の計6曲が収録されている。

このレコードを知人にCD化してもらった。
先日、アンドレ・カンドレ時代の歌を聴いてみた。
久々に聴くと古いんだけど、新鮮にも聴こえてしまった。

そして気付いた。
この「カンドレ・マンドレ」
どこか「闇夜の国から」に似ているような気もする。
収録曲に「闇のなかで」もある。

「闇夜の国から」の原点が、アンドレ・カンドレ時代に作らていたような気がしてきた。
※これは、あくまでも私の所感です。

アンドレ・カンドレ(井上陽水)
/カンドレ・マンドレ (1969年)

闇夜の国から - 井上陽水 (歌詞CC付)
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ヴィレッジ・ストンパーズ 『ワシントン広場の夜はふけて』

2022-03-21 15:09:49 | 音楽
【あの頃聴いた洋楽 その14】

レンタルレコードが世に出てきた20代半ばの頃、
日本のフォークや歌謡曲、そして洋楽など借りまくっていた。
借りたレコードは、カセットテープにダビング。
それを後からじっくりと聴く。
何度も聴いたテープもあれば、一度聴いて自分に合ってないものはまた、違う曲を入れていた。

思わぬ発見もある。
60年代のヒット曲を収録した洋楽のレコード。
今でも忘れない曲がヴィレッジ・ストンパーズの
『ワシントン広場の夜はふけて』

この曲がヒットした頃はまだ小学校へ行くか行かないかの頃だった。
当然知っているわけではない。
だけど、レコードを聴いた時にどこか懐かしさを感じたのだ。

今でも聴くと懐かしさを感じる。
この懐かしさは何だろう・・・。

テレビのCMにも使われていたような気もする。
曲の感じでいえばウィスキーかな・・・。
それとも、ラジオの番組のオープニング曲かな・・・。

NHKニュースなどでたまにワシントン支局から中継があると
この曲のメロディをなんとなく口ずさんでしまう。

ヒットした頃、リアルタイムで聴いていなかったけど
今でも心に残っている曲である。

ワシントン広場の夜はふけて/
ヴィレッジ・ストンパーズ
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加藤和彦 『僕のおもちゃ箱』

2022-03-20 15:32:57 | 音楽
今日の中日新聞サンデー版。
「初見健一 これなんだっけ?」

1980年代にあった、ちょっと不思議なお店「王様のアイデア」のことが掲載されている。
名古屋・名駅地下街にもあった。栄にもあったかな・・・。
あの頃、僕は暇つぶしによくこのお店に行っていた。
目的を持って何かを買うのではない。
見るだけのお客さん。

店内に置いてある商品がおもしろい。
実用性があるような無いようなそんな商品。
デザイン優先の商品。
遊び心があふれた商品。
店内はまるでおもちゃ箱のようだ。

いつのまにか消えてしまった「王様のアイデア」
新聞によるとweb上で復活したと書かれている。
「水飲み鳥」「ブーブークッション」「100万円貯まる貯金箱」・・・。
今では懐かしい商品が買うことができるという。
「水飲み鳥」
TVドラマ「スナック キズツキ」を観ていたら欲しくなった商品である。

ネットで買い物。
確かに便利になった。否定はしない。
でもね、
「王様のアイデア」は、あの店内でおもしろい物を発見するのがいい。
そして手に取って品定めをするのがおもしろいのである。
店全体が、お客さんにとっての『僕のおもちゃ箱』なんだから・・・。

加藤和彦大先生の『僕のおもちゃ箱』
リアルタイムでこの歌を聴いていない。
この歌を知ったのは10年ぐらい前。
たまたま手に入れた、ちょっとマニアックな曲が多いCDに収録されていて知った。

作詞は北山修さん。
加藤和彦大先生のソロ・デビューシングルで、
フォークルでできなかったことを試みた曲だという。

時代を先取りしていた二人。
この曲を聴いていると何か新しい試みの実験的な歌の様でもある。

加藤和彦/
僕のおもちゃ箱 (1969年)
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