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前ソニー株式会社 会長兼CEO 出井伸之氏のエッセイです。
1998年~2002年の間社内ホームページで掲載されたものを、
まとめたものです。
経営トップの仕事内容というよりも、もっとプライベートな出井氏の
素顔が見えてきます。
しかし、出会う人物がすごい、すご過ぎる。ジャック・ウェルチとゴルフしたり、
ビル・ゲイツのホームパーティに呼ばれたり、フランシス・コッポラの手料理を
振舞われたり、先日亡くなられたピーター・ドラッカーとも対談されており、
交流の広さが窺われます。
また、ワイン好き、ゴルフ好き、車好き。広い趣味の持ち主です。
これからの時代は会社の仕事から離れた外部とのコミュニケートや
趣味といった「OFF」の世界が最も必要になってくると強く説いております。
これからの知識社会では仕事のみならず生活すべての局面で、知識の根源になる
「興味」のあるなしが決定的な意味を持ってくると。
つまり、「OFF」の世界を持つか持たないかということで、知識の差が
どんどん広がってしまうのです。
「OFF」での蓄積が、いつのまにか会社の仕事「ON」にも還流して、
「よい循環」が生み出されてゆきます。
うちの会社の社長もブログとかしないかな。トラックバックするのに・・・。