ようちゃん@ちばらき

ちばらきは千葉県と茨城県の県境地域。利根川と地平線の向こうに見える筑波山が郷愁を誘う今日この頃。

ほっこり村上

2014年02月02日 | じょんのび
先週末は出張とかあって、かれこれ2週間くらい車に乗って
いなかったら、バッテリーがあがっていました。なんてことだ。
とういうことで、充電してから1時間以上はエンジンをかけていないと
またバッテリーの電池が無くなってしまうので、ドライブに
出かけることにしました。
 
行き先は、新潟の県北に位置する村上市に久しぶりに行きました。
江戸時代の街並が残っている町で、なんとなく佐原と重なります。
狭い路地も多いしね。
 
村上も観光に力を入れていますので、古い街並を残そうという
気概が溢れています。
 

 
ちょうどお昼時間で、どこか食べる所はないか探しました。
黒塀の街並を散策していると、割烹 新多久(しんたく)という
お店を発見。慶応3年からという由緒あるお店です。
 
着物を着た仲居さんが出迎えてくれます。
竹かご弁当というランチメニューをいただきました。
 
竹かごの中に、10種類の料理が盛られてとても華やかな感じです。
ご飯はおかわり自由なので、料理一つひとつ味わいながらいただきました。
 
食後にコーヒーがついてきます。
せっかくなので、村上で今晩のおかずでも買って帰りましょう。
 
雪国の商店街は、アーケードというか雪が積もっても歩けるように
道脇に屋根がついています。これなら買い物も安心ですね。

そして村上の伝統工芸品である木彫堆朱を池田屋さんで見てきました。
 
木の器に彫刻を施してから、漆を何度も塗り重ねるそうです。
できあがりまでの行程に1ヶ月はかかるそうです。
たいへんな手間ですね。
漆だけで作られた紅入れ。本当に小さいのですがこれを作成するのに
約2年の歳月を費やしたそうで、お値段も約40万円。
葉っぱの緑は、後から塗ったのではなく、緑の漆を塗り重ねて層を作り、
彫り上げていくそうです。貴重な品ですね。
 
皇太子妃 雅子様のご先祖は村上藩士というご縁から、この村上木彫堆朱が
婚礼の引出物として贈られたとか。
私も記念に菊花のぐい飲みを購入しました。
  
せっかく村上に来たので、瀬波温泉に少し寄り道をしてきました。
海を見ながら温泉に入るなんてほっこりしますね。
瀬波ビューホテルは入湯料500円とリーズナブルでした。
  
体もぽっかぽかになりました。
ちょっと海岸まで散策しました。
ハングル文字のゴミが漂着していました。ロシア語のゴミもありました。
さすが日本海ですね。
 
新潟米の三大ブランドである魚沼産、佐渡産、岩船産のひとつ、
岩船コシヒカリを買ってきました。それと岩船麩。ちょっと変わった麩です。
 
麩は卵とじにしていただきました。
村上には有名な〆張鶴という日本酒があります。
冬期限定のしぼりたて原酒を晩酌のおともにいたしましょうか。
 
魚屋で買ってきた自家製の氷頭なますと鮭の飯ずし。
夜も村上三昧の宴になってしまいました。