菅総理がアメリカに渡って、バイデン大統領と世界の首脳の中で最初に対面した日米首脳会談…。
菅首相は出発前に「互いの信頼関係を深める」と言っていましたが、この会談日本の今後にどんな意味を思っているのでしょうか。
一番の課題は、覇権主義に傾く中国との対峙の仕方でしょう。
尖閣列島の領有権を主張して艦船を送り続けてくる中国に対して、首相はなんとか米国の援護を取り付けたようですが、その見返りに中国が「一つの中国」と言い張る「台湾」について日米が共同して対抗するという文言を明記されることになってしまいました。
これに対して中国は猛反発しています。
その一つが福島原発の処理水の海洋放出に対する過激な非難です。
大声で叫んで「風評被害」を世界にまき散らせようという魂胆がミエミエで、韓国とともに国際社会に訴えようと必死です。
トリチウムを含んだ原発からの処理水は、原発使用国では海洋放出は当たり前で、中国や韓国でも流し続けています。
それを当然分かっていながら、日本だけを批判するのはおかしいでしょう。
日本政府も恐れることなく「お前んとこも流してるだろ」と叫んでやればいいのに…。
問題は、福島第一原発事故が10年たっても全く進展がなく、事故の起きた原発から出た処理水は危険だという批判をかわす手立てがないからです。
政府は、これまで国と東電で事故後の対応をなすりつけ合い、おざなりにしてきたツケに喘いでいるのです。
全く困ったもんだ。
お隣の国で経済的にも結び付きの強い中国は、日本としてはできれば仲良くお付き合いしたい国です。
しかし、現在のような過激な国になってしまった以上、仲良しではいられないというのが現実です。
日本企業の生産拠点がたくさんあるので、それを人質に取られてるみたいですが、日本企業は中国が姿勢を変えるまで、中国での生産をやめちゃえよ。
その分、国内生産を高めるとか、中国より安心できる東南アジアの国に生産拠点を移せばそれでいい。
食料の輸入も危なっかしい中国から買うより、日本商社マンの厳しい目がいき届く国から買った方が安全なんじゃないかな。
そして、国内の食料生産も増やして行けば、東南アジアからの労働者も潤うでしょう。
中国からの労働者は、絶対に入れないようにしたいね。
彼らは、一歩間違うとすぐ犯罪に手を染めてしまうから(偏見も入ってますが)…。
中国では今、アメリカの禁輸措置で半導体が輸入できずに、あのハーウェイが生産危機に陥っているそうです。
本当に必要な心臓部の重要資材を中国は作れないんだから、お金に任せてなんとか日本企業の技術を手に入れようと必死になっています。
3年間ぐらい半導体や重要部品を輸出しなきゃ~、中国の戦闘機や空母なんかも動かなくなり、宇宙開発に必要な機器もドンドン古くなって、日米欧の最新兵器などに対抗できなくなるでしょう。
まずは、平和裏に中国が物言わなくなるまで、経済的に締め付けて行くしかありません。
怖いのは、自暴自棄になった中国が戦前の日本のように戦争を仕掛けてくることでしょう。
なんせ世界最大の人口を抱えている国ですから、相当数の国民が犠牲になっても屁とも思わないでしょうからね。