時に4コマブログ 『この世はパラダイス』

世の中いろいろありますが、ココロはいつも夢幻郷。

中年の苦労も買ってでも---

2007-02-27 00:39:30 | つなぎ

 

 


 先週の月曜から静岡で2泊3日の英語の交渉の研修でした。「日本語でもろくにできないことを英語でやれったってなあ---」などという本音はおくびにも出さず、少なくとも表面上は精一杯がんばってきました。社員のスキルアップのために大切な会社の教育予算を割いて参加させていただいているので、こんな罰当たりなことはとても口に出せません(態度にはにじみ出てしまっていたかも)。

 研修ではいろんな想定シチュエーションで電話や会議での直接交渉等をアメリカ人講師2人が相手役となってやるのですが、講師は芝居なれしているので脅しやキレたふりなどお手のもの。こちらは当然のごとくしどろもどろ。そのやり取りをカセットテープに録音したりビデオに撮って、それを各自が自分で聞き(見)ながら反省点を書き、他の参加者がコメントしてディスカッションする、という内容でした。

 

 

 そもそも私は日本語でも全く弁の立つ方ではないので、おのれのぶざまな醜い姿を他の参加者や講師とともにビデオで見せられるのは拷問に等しく、まさに四六のがま状態でした。

 夕食後も解放してもらえず、2晩とも夜11時まで懇親会。もちろんただ黙って飲んでりゃいいってもんではなく、『パーティーでは参加者全員がエンターテイナーになること!』との指示のもと、何かしら周囲を楽しませることを義務づけられ、飲めない酒を飲み、つまらない失敗談などを話し(十分伝わっているのかどうかは不明)、何とか切り抜けました。

 は留学も駐在も経験はなく、海外滞在経験は短期出張以外ありませんが、しかしそれにしても何十年も勉強し続けてるんだからいい加減どうにかなってもよさそうなもんだがなあ、といつもながら感じます。まあまだ人生長いし、腐らず気長に勉強を続けたいと思っています。

 アメリカ人やイギリス人はビジネス上でこんな苦労をすることもなく、なんて不公平なんだ!といつも思うのですが、こればかりは歴史背景上仕方がないですね。苦労する反面外国語習得の楽しみや達成感もあるので、考え方次第で英語の苦労もあながち悪い面ばかりではないかと思います。

 

 

 前半は天気がいまいちでしたが、最終日は晴れて富士山がとてもきれいに見えました。あの斜面を一気に滑ったら研修でたまったフラストレーションも解消できるだろうになーと思いながら、英語研修後のいつものほろ苦い思いを胸に帰路につきました。


まだまだ寒い?

2007-02-24 11:05:28 | 4コママンガ

 




この冬は寒さがいまいちでしたねー。

 

 

 

 

 

 冬ネタ描いて色付けサボっているうちにすっかり暖かくなってしまいました。昨冬は寒くて温暖化の勢いも少し弱まったのかと思ったのですが。

 通勤の電車内でももう厚いコートを着ている人も少なくなりました。着ぶくれしてると7人掛けのシートに6人しか座ってないケース(男性客は基本的に肩幅が広いので特に)が多くなるので困るんですが、その心配は多少解消されます。後から乗ってきて6人しか座っていないところを目ざとく見つけ、「ちょっとごめんなさい!」と言ってかまわず隙間にもぐりこむ人もいますが、私はちょっと遠慮してしまいます。

 朝電車待ちをしているのはほとんどサラリーマンとOL、学生、高校生なのですが、ある日どこかに遊びに行くと思われるおばちゃん2人組が列の先頭でおしゃべりに夢中でした。私はその列の前から4番目くらいに並んでいたのですが、そこに最前列の2人組の友達とおぼしきもう一人のおばちゃんがやってきました。そのおばちゃん、一瞬ためらった後に、3列だからここいいのよね!」といって最前列の2人組の隣に並んでおしゃべりに加わってしまいました。私を含め列の後ろに並んでいた人たちはあっけにとられ、何も言えませんでした。

 電車待ちの列はたいてい2列で並んでいるのですが、時々常連でない人が最初の方に並ぶと3列になっていることもあるのです。その時はたまたま隣の列が3列になっていたので、おばちゃんはそれを見て判断?したのでしょう。でもわざわざ「いいのよね!」と自分を納得させるように声に出して言うところをみると多少の後ろめたさはあったようですが。

 座席を確保するには2列の前から4番目くらいまではほぼ安全域なのですが、電車のドアが開いて列が崩れる一瞬の隙を突いて前に割り込む人もいるので、席を確保するまでは気を抜けません。ホントは会社に行く前の朝くらいは気を抜きたいんですけどね。

 でも自分もディズニーランドで自分だけ先にアトラクションの列に並んで(嫁さんの指示により並ばされて)いて、他のアトラクションに行っていた嫁さんと子供達を後から「ちょっとトイレに行ってました。」と係のお姉さんに言って割り込ませたことがあるので人のことは言えません。教育上よろしくないと反省してます。


合格!!

2007-02-17 00:55:39 | 4コママンガ

 


 

毎年この時期、受験生の親には気を使いますねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

結果を聞いていいものか悪いものか迷ってしまいます。

 人様の家庭のことを特に知りたい訳でもないので、その話題にはなるべく触れないのが無難と思ってますが。でも職場などの親しい仲でお子さんの受験のことを十分承知しているような場合は、近い話題になったような時に、『ところで---』と全く触れないのも何となく白々しい感じもします。こちらが気を使っているのを察して自ら言ってくれる場合は楽なんですけどね。

 自ら言ってくれる場合はあまりうまくいかなかったケースの方がずっと多いような気がします。誰もが『へー、すごいですね』というような一流どころに合格した場合は特に、自ら言うことはあまりないですね。まあそんなこと自慢げに言ったら親ばかに思われるでしょうからね。

 入社時からしばらく同じグループで仕事をしていた先輩Aさん、昨年の春に末の息子さんが大学受験でした。今は別の部署で普段は顔を合わせないのですが、昨年の秋に2人で山に行った際に、行きの車の中で受験の話になりました。何となく聞いて欲しそうなそぶりだったので、「そういえば一番下のお子さん今年受験でしたよね---。」と言ったところ、Aさんの目に一瞬「良くぞ聞いてくれました」という輝きが見られました。「あーこれはうまく言ったに違いない」と確信した私は、「ところでどちらに---」と聞きました。

 Aさん、顔の筋肉が思わず緩みそうになるのを懸命にこらえて、「いや、T工大でねー」と答えました。私は「へー。すごいですねー。さすがAさんのお坊ちゃん!」と持ち上げました。Aさん、「会社で今まで誰も聞いてくれなかったんだー」と、とってもうれしそうでした。春から半年あまりの間、言いたくてずっとうずうずしていたようです。おかげでその山行の間はずっと良い雰囲気で楽しく過ごせました。Aさん普段は難しい顔をしていることが多いので、周囲の人が気を使いすぎてしまったのではないかと思ってます。

 でも受験にしろその後の進路にしろ、たとえ思い通りにいかなかったとしても、なるようになったところでしっかり自分のやれること、すべきと思うことをしっかりやっていけば、後々振り返ってみてそれが自分にとってはベストの道であったと思えるんではないかと思います。大体今の世の中10年後に自分がどこで何をしているかなんて全くわかりませんからね。サラリーマンは特に。私も10年前は今のような仕事をしている自分は全く想像もできませんでした。仕事のことはまたおいおい触れていきたいと思います。

 字の大きさがころころ変わってすみません。やはり多少大きめの方が見やすいかと思うので、今後は多少大きめで行きたいと思います。


連休雑感

2007-02-12 19:29:10 | つなぎ

 

 

 

 この連休中は最高の天気でしたねー。三日間ゆっくり休めたのでリフレッシュしました。マンガは週一以上はちょっときついのですが、これから少し余裕のある時は時々つなぎ(山、サイクリング、その他)を入れようかと思っています。

 連休一日目は買い物その他雑用、二日目は留守番(嫁さんと末っ子は都響のすぎやまこういちコンサート、次男はhideミュージアム、長男は夜勤のバイト帰りで昼間中ぐっすり、私は一人でゆっくり勉強&マンガ描き)、今日はホームグラウンドの裏高尾(日影沢-小仏城山)で山歩き。裏高尾の旧甲州街道沿いは高尾梅郷として知られており、私の最も好きな場所のひとつです。今年は暖冬で開花が早そうですが、まださすがにちらほらでした。

 頂上からの眺めでも撮ってここに貼り付けようかと思ってデジカメを持っていったのですが、現地でザックから出してチェックしたらウンともスンともいいません---。電池切れでした。しばらく前にバッチリ充電した電池を入れておいたはずなのに、と思いましたが、スイッチが入れっぱなしになっていたようです。事前にチェックしなかったのが失敗でした。

 という訳で写真が撮れなかったので、代わりに昨年のサイクリング(諏訪から天竜川沿いの伊那路)の時のでお茶を濁そうかと思います。

 昨年9月上諏訪駅にて出発前の愛車GiantGreat Journey。いわずと知れた関野吉晴氏の冒険自転車世界旅行からのネーミングですが、私はとてもそんな大それた野心と気力、体力はないので、完全に名前負けしてます。もっぱらグータラ&チンタラのLittle Journeysを楽しんでます。

 スタート地の諏訪湖で記念写真。意識的に顔を暗くした訳ではないのですが、まあお見せするほどの面ではないので。斜めっているのは携帯用三脚を忘れてカメラをベンチに置いて撮ったため。

 サイクリングを始めたのは結婚して借り上げ社宅のアパートに住み始めた頃、嫁さんが自転車を買おうと自転車屋でブリジストンのカタログをもらってきて、それを眺めているうちにサイクリング車が欲しくなり、買ってしまったのが始まり。本州各地で自己流訓練後、台湾に行き、何とか無事に生きて帰ってきてさあこれから毎年海外へ!と思ったものの、子供の世話や教育費、嫁さんの顔に現れていた無言の声『家族を置いてまだこれ以上一人で遊びに行こうって言うの!』etc.もろもろあって10年ほどツーリングは断念していました。

 しかし根がしぶとい私はその程度であきらめる訳にはいきません。この十年地道に家事や留守番を進んで引き受け、無駄遣いもせず貯蓄もし、一人で遊びに行っても文句を言われない家庭基盤づくりに励んできました。その甲斐あってようやく昨年十年ぶりにツーリング再開にこぎつけました。仕事でこのくらいの気配りと努力をしていたらもうちょっとエラくなっていたかも---。これまでのことや今後のこともおいおい書いていこうかと思っています。


一石二鳥

2007-02-10 01:49:42 | 4コママンガ

 

何事も一粒で二度おいしい!が理想です。

 

 

 

 

 

 

 人間いろんな顔を持っていて、その顔が多いほど人生充実するんじゃないかと思っています。

 複数の顔を持っていると、それぞれの顔での悩みは別の顔になればとりあえず忘れられますし。忘れている間に困ったことは大抵どこかに消えてしまい、たとえ消えていなくても、何かしら対処の方法が浮かんでいるものです。別の顔になっている間に、頭の隅の無意識下で何かしら考えているんでしょうかね。ひとつの顔での楽しいことやうれしいことも、別の顔になっている時に思い出したり人に話したりするとまた新鮮さがあって喜びも倍加しますね。

 私は今は会社での顔と家での顔とこのブログの顔(ちなみに左のMY PROFILEの顔は自画像ではないので似てません)くらいしか持ってませんが、しばらく前まではボーイスカウトのリーダーの顔もありました。子供達が小さい時に付き添いでついていったのがきっかけで始めたのですが、子供達が大きくなって活動を離れた後までしばらくのめりこんでいました。

 いろいろと工夫をしながら山や川などで子供達と遊んだり奉仕活動をしたりするのはストレス解消に最適で、地域社会への貢献や仕事以外の付き合いの広がりなどもあり、まさに一石二鳥でした。仕事や家庭でのもろもろの厄介ごとに必要以上に悩まされることもなかったですね。死ぬまで活動を続けている人も多いのもうなずけます。

 それでも時には別の顔を引きずって切り替えの上手くいかない時もあります。特に月曜の朝は会社に行ってもしばらく頭が仕事モードにならず、一時間くらいメールや調べもの等で頭を慣らさないと家での顔から仕事の顔になりません。私の前の上司も月曜の朝は決まって機嫌が悪く、「あーまた奥さんと一戦交えたなー」とすぐわかりました。奥さんへの怒りや愚痴を聞くのも部下の勤め、と聞き役に徹し、許可を得たりハンコをもらったりは月曜の午前中は極力避けてました。

 私の人生はこれまで三石一鳥くらいの効率ですが、もっと顔を増やすべく努力して、それぞれの世界での腕も磨き、できれば一石二鳥と言わず、一石三鳥、四鳥の人生を送りたいものです。---まずはこのブログのマンガと文章のレベルアップが必要ですね。


ものは大切に

2007-02-03 01:42:29 | 4コママンガ

 

最近は『もったいない』運動も盛んなようですが---。

 

 

 

 



 母親が着物の仕立てをやっていたので、ものごころついた時から常に針と糸は身近にありましたが、針供養はなじみがなかったですね。子供の頃は東京の下町に住んでたのですが。でもシャープの芯供養は授業がつまらない時などに良くやってました。もったいないとはわかっていても、なぜかついついしてしまうんですよねー。

 私の子供の頃はそれでも鉛筆、シャープ、消しゴムはそれなりに大切に使っていたものです。皆ぎりぎりまでチビるまで使ってましたし。うちの子供達にも小さい時からものを大切にするよううるさく言っていたつもりなのですが、どうもダメですね。生まれた時からモノがあふれかえっていた時代に育ったせいか、「ものを大切にしなければいけない」というのが感覚的に実感できないようです。

 これを書いていたらなんだか身をすり減らして字を書くシャープの芯(鉛筆も)と、同じく身をすり減らして字を消す消しゴムと、サラリーマンの自分の姿が重なって見えてきてしまいました。頭も体もすり減ってだいぶくたびれてはきましたが、これからも大切に使ってまだまだ長持ちさせないといけないなーと思ってます。定年になってサラリーマンを卒業したらサラリーマン供養してくれるように嫁さんに頼んでおこうかな。「ダンナさまは大切に!」と。

 その前に「奥様は大切に!」でしょ!と当然言われますね。ハイ、わかってます。こんなことを言っているダンナが定年後に愛想つかされるんでしょうね。いままで運転手、電気屋、植木屋、大工、床屋、etc.何役もこなしてきましたが、これからも便利屋に負けないくらい腕を磨き、定年後は「いてくれないといざというときに困るわー」と思わせる作戦で行こうかと思ってます。家事も掃除でも洗濯でも料理でも裁縫でも何でもやりますし。私が台所を使うと何でも片付けられてしまうので嫁さんは嫌がりますが。

 話は変わりますが、フランスの「アングレーム国際マンガフェスティバル(Festival de la BD d’Angouleme)」で、水木しげる先生の『のんのんばあとオレ』で最優秀コミック賞(Best Comic Book)を受賞したそうですね。『鬼太郎』、『悪魔くん』、『河童の三平』等、水木先生の漫画は大好きでした。日本人としてとてもうれしく思います。