最近はあんまり虫取りをしている子供らの姿も見かけませんねー。
私の子供の頃は夏休みに家ですることは宿題と昼寝位でしたので、よく虫取りはしましたね。私は東京の下町育ちで、両親とも実家が東京で田舎に行くこともなかったので虫の種類は限られていましたが。小学生時代、夏休みに遊びに行く田舎のある友達がとてもうらやましかったのを覚えています。
小学生の頃の東京の下町は公害のピークで、今のように公園や緑地も整備されておらず、子供が遊ぶにはあまりいい環境とは言えなかったですね。で、早く東京を離れたくて、大学に進学するなら絶対田舎に行くんだ、と固く心に決めていました。普通は逆でしょうが。
その思いは成長しても変わらず、結局学生時代は筑波山のふもとのど田舎で過ごしました。夜アパートの部屋で窓を開けて寝ていると蛍が迷い込んだり、前のバス停でバスを待っていると林から野うさぎやキジがひょこひょこ顔を出したり、道路際の街灯の下にはカブトムシがぞろぞろいるようなところで、田舎の環境に飢えていた私にとってはとても新鮮でした。さすがに虫取りはもうしませんでしたが。
今住んでいる八王子のはずれのニュータウンも負けずに田舎ですがね。先日も夜近所でウォーキングしていたら、狸(はじめ猫かと思いましたが)が目の前を横切りました。虫も都市部では見られないような種類がいろいろ見られます。
引っ越してきて間もない頃に、ベランダに見事なでかいかカミキリムシ(たぶんシロスジ)が来ていたのをつかまえて小1だった息子にスケッチさせたのを覚えています。最近あまり見かけませんが。
またここ数年ベランダでフウセンカズラを毎年夏に栽培していたのですが、秋口になると風船を食い破ってアオマツムシが中に入り、毎晩うるさいほど鳴いていました。なぜかフウセンカズラを植えると必ずこいつが来るので、今年は植えるのをやめてしまいました。あの風船が居心地の良いねぐらになるようです。控えめに鳴いてくれれば情緒もあるんですが。
昨日の新聞で、東京でクマゼミが増えているという記事が載っていました。昔は東京にはクマゼミは少なかったのに、温暖化の影響で北上してきたのではないかということです。私はクマゼミの姿や鳴き声にはあまりなじみがありませんが、今年は都心でもやけにセミが多いなーと感じていました。このまま温暖化が進んで南の地域の虫たちがどんどん北上してくるのでしょうかねえ。
会社に入った翌年に博多に半年ほど(6月~12月)いたのですが、夜に街頭の下のほうにへばりついていた巨大なガを見てゾーっとしたのを覚えています。他の虫はまあ大丈夫なのですが、どうもガだけは苦手です。特にでかいのは。
東京ではとても見られない巨大さで、九州には住めないなー、と思ったのですが、あんなのが東京まで北上してきたら悪夢ですね。私にとってはモスラの襲来同様です...。
こんどの土曜日から東北にサイクリングに出かけるので、来週はお休みさせていただきます。帰ってからまたおいおい道中の様子なども盛り込みながら書いて(描いて)行きたいと思います。