時に4コマブログ 『この世はパラダイス』

世の中いろいろありますが、ココロはいつも夢幻郷。

天職は?

2007-04-28 11:47:06 | 4コママンガ

 

 


この道一筋ウン十年、で道を極めたと言える人は幸せですね。

 

 

 

 

 

 自分はいったいホントは何をすべき人間なのか?という疑問は社会に出てからずっと頭を離れず、この歳になっても未だに普段考えることのかなりの部分を占めてます。サラリーマンは好きなことばかりをやるわけには行かず、命令一本で何でもやらなければならないので、なかなかこれ一筋、というわけにはいきませんが。

 しかしサラリーマンでも、仕事に関連する、しないにかかわらず、いろんな道で自己実現をして、社会にも貢献してすばらしい人生を送っておられる方々はたくさんいますね。私もまだまだ現状に甘んじて惰性で残りの人生を過ごすわけにはいかないなーと思ってます。私の親の世代に比べれば今は自分の時間をとることは比較的容易ですし、定年後もたっぷり時間がありますし。

 サラリーマンは一般には自由度が低く面白みにかける職業ととらえられているでしょうが、やり方しだいでいろんな経験ができますし、考えようによってはこんないい稼業はない、とも言えるんではないかと思います。なにより決まったリズムで一定の自由時間が取れることが最大の利点でしょうね。仕事、家庭、趣味の世界ときっちりすみ分けできて、気分を転換できることも大きいんじゃないかと思います。

 時間を有効に使って自分なりにいろいろ取り組み、仕事面でもプライベート面でも自分なりの自己実現をした、と言えるような過ごし方をすれば、バランスのとれたとても良い人生と言えるんではないかと思います。人生終盤でサラリーマンが天職だった、思えるように、自分の可能性を120%引き出すべくまだまだなんでも前向きに取り組んでいきたいと思ってます。

 最近は何か社会に出る前に明確な“自分”が見つかっていないといけないような風潮ですが、たかだか人生経験20年前後の人間がそんなのわかるわけないですよね。自分なんてどこを探しても見つかるものではなく、とりあえず縁のあったところに飛び込んで、もみくちゃになってぼろぼろになりながら作っていくもんだと思います。

 私は20数年たって相当ぼろぼろにすりきれてしまいましたが。この辺でちょっと充電期間が欲しいなーとは思うものの、永年勤続表彰(30年)で休みと金一封がもらえる(期間も額も知れてますが)までにはちょっとまだ時間があります。今年度こそいつもたくさん流してしまっている有給休暇を計画的に遠慮なく使って、さらなる自分作りをしたいと思ってます。無理かなー。

 とりあえずこのGWは真ん中に一日有給をとって9連休ですが、あっと言う間に終わってしまいそうです。


われ未だ・・・

2007-04-21 10:15:33 | 4コママンガ

 

 


今年も何とか再検は免れました。

 

 

 

 

 

 この時期、定期健診で再検に引っかかるか否かが周囲の大きな関心事です。危ない検査項目は多くの人はコレステロールや尿酸値で、引っかからなかった人は安心して昼飯にとんかつなどこってりしたものを食べ、引っかかった人はそれを横目で恨めしそうに見ながら、焼き魚などのあっさりおかずに小ライス、といったメニューをさびしそうに食べてます。

 私は母方が高血圧家系なので危ない項目は血圧で、若い頃からちょっと高め。しょっぱいものは苦手でごく薄味が好みなので、食事は特に制限しなくてもいつも高血圧患者用と同じようなものなのですが。冷奴も何もかけませんし(周囲からは“醤油かけないでそのままトーフ食うの?”と変な目で見られます)。

 学生の頃から検診のたびに看護婦さんに首を傾げられ、「ハイ、深呼吸してー」と必ず2回測定され、そのたびに、「うーん、ちょっと高めですねー。ご家族で高血圧の方はいますか?」「ええ母方の家系が皆そうです」、とのやり取りがお決まりでした。遺伝は何ともしがたいですね。

 でも都心の本社に移ってからここ9年ほどは血圧は不思議に落ち着いていて、以前より下がりぎみ。普通は年齢とともに上がっていくものなんですがね。多分毎日の通勤の駅の階段の上り下りや早起きが効いているんではないかと推定してます。それでも正常範囲の上限近くではありますが。

 私の頭の中ではあの医者や看護婦さんの白衣には子供の頃からの恐怖心がこびりついていて、いわゆる白衣高血圧も多少あるんではないかと思ってます。検診の血圧測定では、選べる時はなるべく怖そうな看護婦さんは避け、一番やさしそうな看護婦さんを選ぶようにしています。できれば観音菩薩様のような看護婦さんに、慈愛に満ちたまなざしでそっと測定してもらうのが理想的ですね。

 でもこれが若くてきれいな看護婦さんだったりすると、平常心を保てず逆効果になってしまうので難しいところです。相手によってこんなに心が乱されて身体機能に影響が出てしまうようでは、ビジネスマンとして失格なのですが。

 仕事上の交渉ごとなど相手のあるケースでは、どんな相手でも動じずに事前の戦略どおりに戦えなくてはなりませんが、もともと気の強い方ではない私にはなかなか険しい道のりです。双葉山の「われ未だ木鶏たりえず」の心境ですね。まだまだ修行が足りません。


行くべきか・・・

2007-04-14 18:14:11 | 4コママンガ

 

 


人生苦しい状況で二者択一の選択を迫られることも多いですねー。

 

 

 

 

 

 

 企業戦士たるもの、進むも地獄、進まざるも地獄、という窮地に陥ることのないよう、常に備えは万全、と言えるよう心がけたいものです。

 しかしなかなかそうはいかず、何かしら頭から抜けていて、窮地に陥ってしまうこともしばしばです。毎朝その日すべきことが完全に頭に整理されていて、完璧な段取りで流れるように山のような案件を高速処理していく、という姿が理想なのですが。

 仕事に限らず他の事でも同じですね。健診ではいつもトイレに行くタイミングで悩まされます。うまい具合に適当な時間にしたくなればいいのですが、健診のあることを忘れて悪いタイミングでお茶などを飲んでしまい中途半端な時間にしたくなると、行くべきか、我慢すべきか悩むことになります。行ってしまうと後で時間内に検査できるか不安になりますし、我慢すると直前にもじもじしながらつらい思いをして列に並ぶことになります。

 それでも以前は、混み具合の違いはあるにしても、ある程度の時間枠の中で診療所に行けば良かったので、まだ余裕はありました。今は完全予約制で個人ごとに何月何日の何時から、と決まっており、その時間にちょうど検査できるように調整しないといけないので大変です。でも以前のように長蛇の列に並んで延々と待たされることはなくなったので、まあしかたないですね。

 ある年の定期健診で、午後一で尿検査があるにもかかわらず、昼飯から帰ってきていつものようについうっかりトイレに行ってしまったこともあります。覆水盆に帰らず。出てしまったものはもう戻すわけにはいきません。あわてて水をがぶがぶ飲み、検診時は後ろの方に並んで時間を稼ぎ、何とか最低量だけは確保しました。

 底にほんの少ししか入ってない紙コップを検査のお姉さんに渡す時、「少なすぎるのでもっと採ってください!」と言われたらどうしよう、とちょっと心配でした。幸いコップを傾けて何とか試験紙は浸ったのでどうにかOKでした。こんなことの度に何事も段取り力が重要と反省するのですが---

 このブログの更新もようやく毎週土曜、隔週火曜でペースがつかめてきたかな、と思ったのですが、4月からあるビジネス関係のe-ラーニング講座を受講し始めたため、ちょっと余裕がなくなってしまいました。今週の火曜はついうっかり忘れたわけではなく、提出課題の作成に追われて時間が取れなかったためです。もし今週火曜にはつなぎがアップされているかなー、と見ていただいた方がいたらごめんなさい。

 当面あまり余裕がなくなるかと思いますので、つなぎは余裕のできたとき、不定期になってしまうかもしれません。週一の土曜は何とかがんばって継続したいと思っています。


世のため人のため

2007-04-07 14:24:42 | 4コママンガ

 

 


新年度が始まりましたねー。

 

 

 

 

 

 

 初々しいスーツ姿の若い男女が増えると、通勤時の街も何となく明るい雰囲気になりますね。

 毎年自分もあんな時代があったんだなーと思いますが、私はとうにサラリーマン人生の折り返し地点は過ぎて、どう締めくくるかの方に気をもむ歳になってしまいました。フレッシュマンの若い方々の目の前には、無限の可能性が開けているので、ぜひ何事も恐れずがんばって日本の未来を作っていって欲しいものです。

 誰でも新人時代は数々の失敗をしてきていることと思いますが、私も山ほど失敗をして、とてもここには書ききれません。もともと人より要領の悪いことは自覚していましたので、仕事で失敗するなら早いうちがいいと、学生時代はいろんなバイトをしてました。

 周りは家庭教師やマクドナルドなどひとつのバイトを長期にやっている友人が多数派でしたが、私はいろんな職種を一日から長くて数ヶ月くらいの比較的短期でやってました。

 そのうちのひとつで、ある駅前の大手スーパーの電器売り場で店員をしたことがあります。バイトではありますが、お客様のために最善を尽くそう!!との決意のもと、張り切って店頭で接客係をしてました。

 店頭に立ち始めて間もない頃、学生風の若い女性客が扇風機を買いに来ました。どれが良いかと悩んでいたので、自分だったら絶対これだな、という一番安いのを、「扇風機なんてどれも同じですから、これが一番お得ですよ!」と勧めて売りました。

 女性は納得してうれしそうに帰り、私も人に喜んでもらった満足感に浸っていたのですが、この直後マネジャーに、「あれは客寄せのセール品で売っても儲けはないんだから、売るのは“どーしてもこれが欲しいんです!“という客にだけにしろ!」、と厳しく注意されました。

 目玉品を売ってお目玉を食らうとは思いませんでした。社会では本当に人のために、と考えることと、組織のために、と考えることとは必ずしも一致しない場合もあるのだ、ということをこれで初めて実感として認識しました。その後社会人になってからもこの矛盾はずっと頭の隅から離れません。

 でも不二家にしろ他の世間を騒がしてきた数々の会社をみるまでもなく、長い目で見れば結局は目先の利益よりもホントに消費者の立場に立って商品なりサービスなりを提供している会社や店だけが発展し続けることができるんじゃないかと思います。

 表面的にはこれがなかなか見抜けないところが難しいところですね。