パリに引き続き、先月中旬に出張に行った際のボストン美術館です。ボストンはこれで4度目ですが、ボストン美術館には6年前の夏に出張で行った時に初めて行きました。6年前のときはあまり時間がなく、もう一度ゆっくり見たいと思っていたので、ようやく願いがかないました。
2月のボストン出張時と同じく経費節減のため直行便ではありませんでしたが、今回はワシントン経由でした。大統領選たけなわということで、ボストン空港の土産物屋も便乗してました。
日本のニュースでも出て来る首振り人形
ホテルは前回と同じWestin Copley Placeで、到着したのは3時過ぎでした。荷物を片付けてから美術館まで歩いて行ったらもう3:45くらいで、閉間時間の4:45までに1時間しか残っていませんでした。
美術館に向かう道から振り返ったCopley Place
美術館正面入り口
急いで受付に行って学生バイト風のお姉さんに「チケットください」と言うと、何やらごちゃごちゃ早口でまくしたてて、良く分からなかったので、”Perdon?”と聞くと、”Tickets will be free in about ten minutes.”とのことでした。
その日は日曜日でしたが、たまたま4時からチケットがタダになる日だったようです。正規では10数ドルするので、ラッキーでした。当然に"I'll wait."と言って入口で10分待ってからタダのチケットをもらい(タダならチケットなど不要にすれば良さそうなものですが、一応むやみに入られないような配慮なのかもしれません)、急いで中に入りました。
2回目とは言え前回来たのはだいぶ前なのでもうどこに何があるのか忘れてしまい、地図はもらったもののなかなかお目当ての印象派の展示室にたどり着けませんでした。
絵画だけでなくエジプトものも充実してます
さんざん歩き回ってようやく印象派の展示室にたどり着きました。
入口手前には私の好きなシスレー作品も何点かあります
おなじみセザンヌも
メインの印象派展示室
ひときわ目を引くモネの「ラ・ジャポネーズ」
モネの代表的モチーフ作品もずらり
作品数はモネが多いですが、ゴーギャンもゴッホもドガも素晴らしいです。
何度見てもやはり心動かされますねー。残念ながら前回も貸し出し中で見られなかった浮世絵コレクションは今回も貸し出し中だったようで、見られませんでした。またボストンに行く機会があればぜひ再訪したと思います。
オルセー、オランジュリー、ボストンと、日本ではコレクションの1、2点が来ただけでも展覧会の目玉になるような珠玉の作品の数々を立て続けに鑑賞することができ、大きな幸福感と満足感に浸ることができました。肝心の仕事の方の成果はそうでもなかったので、ちょっと複雑なところですが。
帰国日は仕事を象徴するような嵐のような大雨でした
年度末ということで、31日は一日余っていた年次休をとって高尾山に行ってきました。春休みとは言え平日なのですいているだろうと思いましたが、予想通り人はまばらで、メインの1号路からゆっくりと静かな散策が楽しめました。やっぱり仕事をさぼって平日に行く山は最高ですねー。最近やたらに人が多くて表ルートはずっと避けていたのですが。
1号路登山口
(桜はまだちょっと早かったです)