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秋の海沿いサイクリングを味わいに、大磯~熱海まで、熱海で一泊して帰りは熱海~小田原まで走ってきました。
今回は走りとともに、長年使ってきた輪行袋の超速ファイブに着けたキャスターが機能するかのテストが大きな目的でした。超速ファイブはその名の通り、前輪だけ外して5分でパッキングできるという楽ちん輪行袋(実際には私は15分くらいかかりますが)で優れものです。
以前は前後輪、ハンドル、サドル、ペダル全部バラバラにして輪行袋に詰めていたので、バラしも組み立ても大掛かりで大変な作業でした。前輪を外しただけなので当然コンパクトさは大幅に犠牲にしており、電車内ではできる限り隅っこで遠慮がちにしています。
ただ混んでいる路線(でしかも混んでいる時間帯に)乗らざるを得ない時もあり、隅っこに行きようもなく満員の乗客の中で「邪魔だよ!」という冷たい視線を全身に感じることも多々あります。通勤中の中央線で時々見かける、満員の中でベビーカーで乗ってくるお母さんの気持ち(やむを得ない事情があるんだろうな、と)がよくわかります。
しかし乗客の視線以上につらかったのは、肩に食い込む自転車の重さで、比較的空いている最後部の車両に乗るためにホームの端から端まで担いでいかなければならない時などは、気が遠くなりました。なので何とかならないかと、以前からホームセンターやアマゾンで転がすのに使えそうなものがないかあれこれ探していました。その結果たどり着いたのが、アマゾンで探したキャスター付きのパソコンCPUスタンドと、ダイソーの有孔ボードでした。輪行バッグの内側の底の前輪、後輪部分に有孔ボード(20cm✕30cm)を敷いて、外からCPUスタンドを取り付ける形です。輪行の度に悩みの種だった肩に食い込む重さから解放されて、転がして運べて天国のようでした。
当初は三島~修善寺~熱海の二泊予定だったものの、天気予報がいまいち安定してなかったので、晴れ予定が二日続いたところを狙って一泊に変更しました。しかし八王子の自宅を朝7時頃に出発したときは、パラパラと小雨が落ちてきていて、ちょっと不安がよぎりました。大磯に着くまではあがるだろうと思ったものの、大磯で下車したときもまだ少し雨が落ちてきていて、不安はさらに増しました。しかし自転車を組み立て終わる頃には晴れ間が出てきてホッとしました。
大磯駅下車時。自立もします。
前輪部
後輪部
前輪を外して前後輪を有孔ボードに固定しています。
前輪部はフォーク ホルダーを付けて固定。
後輪部はそのまま固定。
取り出して前輪と泥除けをはめるだけなので組み立ても簡単。
輪行袋をたたんだ時にかさばるのは避けられませんが。
荷台に取り付けた際の不格好さもやむを得ず。
標高はマイナス50m。ということは気圧は上昇方向と思われました。
海沿いの道は、以前田子の浦~沼津でも走った太平洋岸自転車道につながっているようです。
トンネルを抜けて海岸へ
すっかり晴れて気持ちの良い海でした。
ランチは小田原駅ビルのラスカの魚力のまかない丼(1,190円)。要は刺身の切れ端の寄せ集めですが、トロも入ってコスパ最高。
イクラやエビやイカが入った海鮮丼は1,690円ですが、これで十分。
熱海の貫一お宮の像
熱海のホテルの夕食バイキング。たっぷり走って温泉に浸かってからの飲み放題の生ビールは最高。
翌朝も晴れ。一応オーシャンビューの部屋ということだったので、海も控えめながら望めました。
錦ヶ浦。車で伊豆方面に行く際にいつも上から眺めるだけだったので、下まで降りてみることが今回の大きな目的の一つでした。
下まで続く長い階段の途中に展望台がいくつかあります。
近くで見るとやはり迫力がありますね。
ホテルニューアカオ直下
真上から見ると吸い込まれそうです。
車で通る際は国道135号沿いのこの展望台から眺めるだけでした。今は周辺の工事中でしたが。
ついでに熱海城入口まで行ってみましたが、中までは入らず。
小田原までの途中で真鶴半島の先端まで寄り道。
三ツ石
小田原でいつも車で通る際に気になっていた国道沿いの和菓子屋でお土産のどら焼きと温泉饅頭を買ってから、駅で自転車を輪行袋にしまって帰路に着きました。自転車を担ぐのと輪行袋のまま転がして運ぶのでは、私にとっては天と地ほどの違いで画期的なことでした。人生での10大ブレイクスルーの一つといっても良いくらいの出来事です。天気もおおむね良好で、満足のいくサイクリングでした。
ですが八王子について自宅近くの駅の改札を出る直前に、キャスターの一つが壊れてしまいちょっと耐久性が問題でした。まあもともとこんな重量物を長距離運ぶような設計ではないものを、他用途で使ったので仕方がないですが。しかし基本構造的には機能することは確認できましたので、次回までにもっと丈夫なキャスターを探して改良版を作るつもりです。
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