去年の10月の台風19号の際には、八王子の山々の林道や登山道も大きな被害を受けました。毎週末に行くルートのほとんどが通行止めになってしまい、しばらく困りました。高尾山はやはり優先的に整備されたためか、11月中には全ルート普通に通れるようになりましたが、私のメインルートの大垂水峠~一丁平ルートや日影沢林道は未だに整備途上です。
特に被害の大きかったのは日影沢林道で、今も歩行者含め通行止めのままです。とは言え実際にはハイキングシューズであれば歩けないことはなく、車やバイクのように被害を広げるような恐れもないだろうということか、もう歩いている人は多いようです。私も11月上旬から歩き始めました。
もともとここは小仏城山まで車で(山頂の茶屋やNTTのアンテナ保守?)登れる林道(途中に鍵付きのゲートがあるので一般車は上までは行けませんが)だったのですが、路肩が大きく崩れてしまっているところや、道の真ん中が深くえぐられているようなところもあり、今でも小型の重機以外、車はジープでも到底無理だろうという状態です。
いろはの森コースの入り口のキャンプ場から少し登ったところに水場があるのですが、上の斜面が崩れて三段の滝になってしまいました。
2019/10/10
下の写真は途中のポンプ小屋手前付近で、台風前は林道と沢が交差していたところですが、かかっていたコンクリートの橋が完全に崩れ、道と沢が入れ替わってしまいました。上から下り方向を見た光景ですが、石積みの土手の右側がもともとの林道で、左側が沢だったところです。右にカーブするところに立っていたカーブミラーも倒れてしまっています。水の流れはこのままにするようで、左側が新たに踏み固められつつあります。
2019/11/10
2019/12/01
2020/01/03
ポンプ小屋の少し上にある消防小屋の少し上の倉庫前は大量の木の破片や枝(多分左側の斜面の伐採で斜面に積んであったものが流され落ちたもの)でふさがれていましたが、今は石を積んで人が通れる隙間ができています。
2019/11/10
2019/12/01
完全復旧まではまだ当分かかりそうです。最近の天候災害の大きさは温暖化の影響なのでしょうが、今後が心配です。
【2020/01/14追記】
昨日は八王子城に行ってきましたが、こちらも台風後しばらく全面通行止めとなっていました。登山道はそれほど被害を受けそうなところはないと思ったのですが、登山道入り口の手前のコンクリートの橋が崩落してしまったためでした(下記写真)。今も崩落したままですが、脇に迂回路ができたため、山頂まで行けるようになり、また多くの人が登るようになりました。昨日は天気も良く、それほど寒くもなかったためか、あるいはしばらく通行止めになっていたのが開通したためか、いつになく人が多かったように思います。本音は城ブームであまり人が増えすぎないで欲しいところなのですが。
登山道入り口手前
登山道入り口側から見た崩落部分
右側の迂回路を通れば鳥居前に出られます