【4日目】
4日目は日本で事前にHISのサイトから予約したユニバーサルスタジオツアーと、【行くなら!今でしょ!7月オンラインスペシャル】$20引き!ロサンゼルスの夜のツアー人気No1!グリフィス天文台 夜景鑑賞と豪華ディナーツアー(3コースディナー付)、という長ったらしい名前のツアーに合わせて参加しました。 オプショナルツアーは安くはないですが、自分で回ろうとすると交通手段がないので仕方ないですね。ツアーならこのような別々のツアーの組み合わせでも適当な時間にピックアップに来てくれますし。
大阪のユニバーサルスタジオは行ったことはありませんが、以前出張でオーランドに行った際に、会合のおまけのユニバーサルスタジオ夜の貸し切りツアーに参加したことがあります。一般客はおらずどれも乗り放題ではあったものの、疲れていてスパイダーマンとジュラシックパークしか乗りませんでしたが。スパイダーマンは最近大阪にもできたようですが、なぜかハリウッドにはありません。しかし最近できたというトランスフォーマー・ザ・ライド3Dは迫力があってなかなかのものでした。
トランスフォーマー・ザ・ライド3D入口
入口脇では記念撮影順番待ち
(バンブルビー · オプティマスプライム· センチネルプライムが順番で出てきます)
バックトゥーザフューチャーのデロリアンもあります
アメリカンなお姉さん達
遠くには翌日行ったワーナーブラザーズスタジオが見えます
この日もとにかく灼熱地獄で参りました。真夏の快晴時のビーチで一日中歩いているようなものでした。スタジオのあちこちには霧を吹き出す何とかミストがありましたが、焼け石に水状態でした。普段はまず食べないシャーベット(ミニッツメイドのレモン)がたまらなくうまかったです。
次の【行くなら!今でしょ!7月オンラインスペシャル】$20引き!ロサンゼルスの夜のツアー人気No1!グリフィス天文台 夜景鑑賞と豪華ディナーツアー(3コースディナー付)の待ち合わせ時間はスタジオ前のタクシー乗り場で6時だったものの、HISのバスは20分位遅れました。乗ったらめちゃ暑で、「なんじゃこれ!」状態でしたが、「エアコンの調子が悪いのでご辛抱下さい」とのこと。JTBでも同様のディナー付き天文台ツアーがあるものの、安いのでHISにしたのですが、この辺はやっぱりHISなのかなー(安かろう...)、という感じでした。JTBはさすがにこういうことはなさそうに思います(分かりませんが)。
天文台に行く前にまず連れて行かれたレストラン
HISお勧めのプライムリブステーキ
私はサーモンを注文(ちょっとピンボケ)
でもレストランの料理はうまかったです。嫁さんはプライムリブステーキ、私はサーモンにしましたが。デザートのチーズケーキもアメリカンサイズと言うほどでもなくほどほどでした。日本人ツアー向け特別メニューなのかも。他の参加客の目は気にせず、持ち帰りボックスを2個もらい、食べきれない肉とパン(くるみレーズンパンはうまかったです)とシーザーサラダを詰め込んで翌日の朝食にしました。貧乏性でどうも食べ物を残すのは罰あたりとの感覚は抜けません。
レストランからの夜景
高台にあるこのレストランは夜景がウリとのことでしたが、確かにきれいでした。
グリフィス天文台からの夜景(ダウンタウン方面)
満腹になった後は冷房のいかれていない別のバスに乗り換え、グリフィス天文台に向かいました。チャーリーズエンジェル(フルスロットル)他多くの映画、ドラマのロケで有名ですが、嫁さんが前々から行きたい行きたい言っていただけあって、夜景は見事でした。若いカップルも多く来てました。デートには最高でしょうね。
【5日目】
帰国前日の5日目は、ワーナーブラザーズスタジオと、今回のメインでもあったハリウッドボウルでのジョンウィリアムズのコンサートでした。
ワーナーのスタジオツアーは日本でワーナーのHPから時間指定(10:15 am)予約を入れておいたのですが、メトロとバスの乗り継ぎで行かなければならない不便なところにあるので、ホテルからどの程度で行けるのかよくわかりませんでした。前の晩は天文台から帰ったのは11時過ぎで、さすがに疲れていたため、8時半頃に出ればまあ間に合うだろうとのんびり朝飯を食べてからコンシェルジェ(おばちゃんでしたが)に一応確認しに行ったところ、「あんたらその予約時間じゃもう間に合わないわよ」とのこと。距離から考えたらどう見てもそんなにはかからないところなのですが、日本ではなくアメリカなので、バスは大雑把で当てにならないようです。
で、あわててスタジオに電話をしようとフロントで小銭に両替し、公衆電話を使おうとしたらコインが入らず使えませんでした。いまどきアメリカで公衆電話など使う人もいないのでしょうが。部屋からかけると高いので、フロントでお兄さんに「コインが入らないんですがー」と言ったところ、 「どこにかけるんだ?」と聞かれたので、「ワーナーのスタジオ」と予約確認メールの番号を見せると、「じゃここからつないでやる」とのこと。ラッキーでした。
電話会話は決して得意ではありませんが、非常事態なので仕方ありません。予約係のお姉さんに予約時間を変更したいと言ったところ、11:45分なら空きがあるとのことで、無事変更できました。ひとまずこれで安心、とコンシェルジェのおばちゃんに行き方を詳しく聞こうと思ったものの、どうもあまり要領を得ず、バスの停留所はどこだ、と聞いても「運転手に聞け」とのこと。
まあ行けば何とかなるだろうとホテルを出てメトロに乗ってユニバーサルシティ駅まで行き、バスの停留所を探しました。駅前の地図を見ても良くわからず周りを見渡して、それらしいところを見つけて行ったところ、目的の路線番号が書いてあったので、一応見つかりました。必ずしも日本のように「バス停留所ですよ!」という雰囲気のところばかりではないので困ります。
しばらくしてバスが来たので乗り込み、 コンシェルジェのおばちゃんに言われた通り、「ワーナースタジオに行きたいので、降りるところに来たら教えてくれ」と若いお姉さんの運転手に伝えたところ、「私今日が初勤務で良くわからないけど何とかやってみるわ」とのこと。「いくらアメリカでもそりゃないだろ」とおもったものの、仕方ないのでガイドブックの地図とにらめっこして、通りの名前をチェックしながら、「多分ここだろ」というところで後ろ側の後者口から適当に降りてしまいました。
運転席側の出入り口の前を通って歩いて行こうとすると、運転手のお姉さんが、「ここじゃないと思うわよ!」と叫んでいました。で、あわててまた乗り込むと、客の一人(赤ん坊を連れた若い母親)が「あんたらどこ行くの?」と聞くので、「ワーナーのスタジオ」と答えると、「じゃここよ!そこをまっすぐ行って右」とのことでした。で、教えてくれた人に丁重にお礼を言い、運転手のお姉さんにも”Thanks anyway!”と言い残してまたまたバスを降り、歩いてスタジオに向かいました。
とは言えそこからも良くわからず、適当に歩いていると、あの見覚えのある給水塔(下の写真)が見えたので、ほっとしてそこを目指して歩いて行きました。
給水塔のある敷地の入口に着きましたが、なんか裏口っぽく、「なんとなく雰囲気は違うような気もするなー」、との守衛所のお姉さんに聞くと、ツアーの受付は反対方向のメインビルの中とのこと。で、またまたてくてく来た道を戻り、ようやくメインビルの入り口にたどり着きました。ホテルを出てから苦節1時間半余り、たどり着くまでにへとへとでした。
ワーナーブラザーズスタジオ入口
受付に着いたのは結局最初の予約時間の10:15を少し過ぎた10時半過ぎでした。電話で時間変更済みの旨伝え、もっと早い時間は空いてないか聞いたところ、直後の10:45の空きがあるからそっちに変えてくれるとのことでした。HPの予約サイトには「20分前には来てください」とありましたが、どうも予約は適当な感じでした。予約時間に遅れる人も多いでしょうから、適宜その時にいる人を割り振っているのではないかと思われました。
で、運よくすぐにツアーに参加できました。ワーナーのスタジオツアーはユニバーサルのスタジオツアーとは異なり、恐竜が出てきたりカートが揺れたりのアトラクションはありませんが、カートを何度も降りて実際の撮影の裏側をじっくり見せてくれます。ほんとの映画好きにはこちらの方が楽しめるんじゃないかと思います。とりわけ映画ファンという訳でもない私も十分楽しめました。映画大好きの嫁さんはもちろんですが。ドラマの撮影セットもいろいろ見られます。私はアメリカドラマは特にみませんが、嫁さんはER等ドラマも大好きなので喜んでました。
これに乗って2時間ほどかけてじっくりスタジオを回ります
マトリックス、バットマン、ハリーポッターその他ワーナーの人気映画の撮影に使われた車や小道具類も多々展示されており、ファンにはたまらないでしょうね。
ツアーの最後には、映画で使った様々な衣装その他を集めたミュージアムに連れて行かれました。日本人は全く見かけませんでしたが、不便ですし、ここまで来る人はあまり多くないんでしょうね。メインビルに戻ってスタバで一休みし、ハリウッドシティに戻ろうとバス停に戻りました。バス停にはワーナーのスタジオで同じカートに乗っていた老夫婦が待っていましたが、待てども待てどもバスは来ず、45分位待たされてしまいました。コンシェルジェのおばちゃんによるとバスの間隔は20分位とのことだったのですが。ベンチに座っていた老夫婦はほとんど会話もせずただひたすら待ち続け、文句も愚痴も一切言わず乗り込んで行きました。
まあコンサートの開始は8:00 pmなので余裕はあったのですが、ちょっといい加減すぎないか、とぶつくさ言いながら乗り込もうとすると、運転手は......行きのバスと同じあのお姉さんでした。向こうもこちらの顔は覚えていたようで、「行けた?」と聞くので、笑顔で「ええ、無事行けました」と答えました。きっとどこかで道に迷ったか何かでトラブッていたのではないかと思いますが、さすがに「何かあったんですか?」とは聞けませんでした。
行きにバスに乗ったハリウッドシティ駅でバスを降りる際も、危うく乗り過ごすところでした。日本のように「ハリウッドシティ駅前」のようなバス停名がなく、全てストリート名でアナウンス&電光表示されるので、観光客には非常に分かりにくいシステムです。各バス停も、どこを見ても停留所名は見当たりませんでした。しかし何とかメトロでハリウッドハイランドまで戻り、ウォークオブフェイムを歩きながらその先にあるジム・ヘンソンスタジオまで歩いて行きました。私は特に思い入れはありませんが、もともとチャップリン所有のスタジオで、We are the Worldのレコーディング(オリジナル、ハイチ支援とも)が行われたところだそうで、嫁さんが前から行きたがっていたところです。中には入れませんが。
ハリウッド&ハイランドセンターに戻り、スタバでサンドイッチを食べながらワーナーの余韻に浸りつつゆっくり休みました。
ハリウッド&ハイランドセンターからのハリウッドサイン
コンサート開始時間まではまだまだ余裕がありましたが、間際になると混むかもしれないし、早めに行ってゆっくり休んでいようということで、6時前にはハリウッド&ハイランドセンターから出るシャトルバス(スイカのようなメトロのTAPカードを持っていれば無料)に乗り込みました。
ハリウッドボウル(奥の丘の上にハリウッドサインが見えます)
ハリウッドボウルまでは歩いても行ける距離とのことで、すぐに着きました。座席はステージ前から食事つきボックスシート、テーブル付きシート、個別シート、ベンチと順に安くなっていきます。ベンチでも前の方と後ろではかなりの値段の差がありますが、うちはベンチの真ん中辺のステージ正面(二人で$94.5)にしました。
日比谷の野音よりはずっと大きく、席にたどり着くまで山の斜面を延々と歩かなければならず、結構大変でした。まだ開演時間まで1時間以上時間ありましたが、皆弁当(ほとんどサンドイッチですが)とワインやビール持参で、ピクニックがてらコンサートを楽しむといった雰囲気でした。私らの席の回りも皆家族連れでワイワイ食べたり飲んだり大騒ぎでした。
行ったのは30日
スペシャルゲストはジュリーアンドリュースで、スターウォーズやインディジョーンズ等映画音楽の数々が2部構成で映像とともに演奏されました。
売店ではライトセイバーを売ってます
ようやく暗くなって開演直前
オープニングは何かなーと思って待っていると、前奏と共にアメリカ国家が始まりました。やっぱりアメリカですねー。全員起立して斉唱しているので、私らも斉唱はできないものの立ちあがって聞きました。アメリカ国歌は心に訴えるものがあり傑作だと思います。大好きです。
メインはもちろん観客お待ちかねのスターウォーズで、ジョンウィリアムズの「ライトセイバーに点灯して」との呼びかけで、皆手に持ったライトセイバーを一斉に点灯しました。スターウォーズは残念ながら著作権の問題でアップロードできないようです。
やっぱり本家本元の本拠地で聞くのはいいですねー。毎年やっているので、次男が3年前に語学留学していた際も来たとのことですが、ジョンウィリアムズはもうお歳もお歳(81歳)ですし、失礼ながらいつどうなるか分からないので、生で聞けて良かったです。スターウォーズのエピソード7も担当するようですが、楽しみですね。
アンコールはETでした。満足感と余韻に浸りながらシャトルバスでハリウッドハイランドに着いたのは11時過ぎでした。こんな夜遅くのメトロは危ないので、やめた方が良い(タクシーにすべき)とJTBからは言われていたものの、タクシーは高いですし、メトロなら一日乗車券があるので、「まあ大丈夫」とホームまで降りていきました。
ホームは多分コンサート帰りの客が多かったので、これならまあ心配なかろうと思ったものの、ちょっと危ない雰囲気のお兄さん等も結構いました。車内では私らの座っていた席の隣に立っておしゃべりしていた4-5人の若いお姉さんのグループにその危なそうなお兄さんが絡んで来て、トラブルが心配されましたが、さすがにアメリカのお姉さん達は全く動じず、ひるむことなく適当にあしらって全く隙を見せませんでした。なんとか無事ダウンタウンまでたどり着いたのはもう夜中でしたが、翌日のフライトの時間は午後で、ホテルピックアップも11時半と余裕があったので、ゆっくり休みました。
最終日はゆっくり起きて、朝食後ドラッグストアまでお土産のお菓子を買いに行き(空港では5割位高いので)ました。通りではテレビドラマか何かの撮影の準備をしてました。通りがかりのおじさんが、"Hey! Where is Tom Cruise?!"と叫んでました。
帰りの空港で中華のランチ(焼きそば&牛肉煮込み?)を食べてゆっくり休んでから搭乗し、帰路につきました。座席は行きと同じ2階席のビジネスクラスのすぐ後ろでした。行きは隣の小さな子供が泣きわめきっぱなしで大変でしたが、帰りは隣は小学生くらいの子供連れの日本人家族で、その他の席にも泣きわめく赤ん坊はおらず平穏でした。
過密スケジュールでいつ何が起こるか分からないとの緊張感もあり、今思い返しても夢の中のような一週間でした。熟年離婚予防目的でもあったものの、トラブルも多く責任のなすりあいで熟年離婚促進になってしまったかもしれませんが。会社からの旅行券は多少あったとは言え、財政危機の中無理して行ったので、当面はどこにも行かず、生活費も節約しておとなしくしているつもりです。