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先週は寒かったですねー。
うちの嫁さんも花粉アレルギーがひどく、毎日くしゃみ・鼻水・涙に咳と大変です。私は以前から近所の杉山ばかり歩いて耐性ができているせいか、幸い全く大丈夫なのですが。
アレルギーと言えば、嫁さんはパソコンアレルギーもあり、いまだに居間のぼろコンパックも触ろうとしません。
いまどきパソコンも使えないとデジタルデバイド(情報格差)で情報難民になっちゃうよ、と言うのですが、どうも一からいろいろ使い方を覚えるのが面倒なようです。でも私もやはりいまだに携帯アレルギーは抜けきらないので人のことは言えませんが。
3人の息子らは大学生の長男を筆頭に当然のごとくインターネット情報に頼り切っており、ろくに本も読みません。本しかなかった私の高校、大学生の頃と比べても仕方ないですがね。
そんな学生時代に買った平凡社の世界大百科事典カスタム版35巻を今日ついに廃品回収に出しました。パソコン時代にはもう無用の長物かなー、と思いながらも、なかなか捨てる決断がつかなかったしろものです。
数十年前の情報なので、もう価値はないだろとは思いつつも、愛着のある百科事典でした。自分の書斎に置ききれずに息子の部屋の本棚に置いていたのですが、「邪魔だか捨てて」と言う以前からの息子の要求についに屈してしまいました。
荷造り紐で縛りつつ、ついついぱらぱら見出すと止まらなくなってしまい、しばらく玄関先のポーチで座り込んで読みふけってしまいました。
パソコンや電子辞書でいくらでも百科事典が見られる時代ですが、紙の事典をみるとやっぱり紙の本の方が温かみがあっていいなー、と思ってしまいます。視覚的にもディスプレーより読みやすいですし。
しかしもう置くスペースもないので、これまでお世話になった各巻に泣く泣くお別れを告げ、お礼を言って拝みながらマンションの廃品回収所に置いてきました。何十年も手元に置いたものなので、なんか捨て子をするような気分でした。
もういまどきこんな大部の紙の百科事典なんか売ってないんだろうなーと思ったら、ちゃんと今でも改定されて売ってました。やはり紙の本じゃないと---という人達もまだまだいるんですねー。
子供らが出て行ってスペースができたらまた新版を置きたくなってしまいました。