時に4コマブログ 『この世はパラダイス』

世の中いろいろありますが、ココロはいつも夢幻郷。

奥高尾でマムシに遭遇

2020-07-20 14:57:28 | つなぎ






 昨日は久しぶりに晴れて気持ちの良い天気の中、いつもの大緩峠の林道から一丁平まで登ってきました。

 コロナ感染拡大の影響か、又は前日までの天気予報(雨)の影響か、好天にもかかわらず高尾山口駅前も一丁平も人が少なく静かでした。

 大緩峠の登山口にいつものように自転車を置き、飴をなめなめ気分良く歩き始めてほんの数分、ふと足下に眼をやると、なにやら見慣れないものが眼に入りました。一瞬何だかわかりませんでしたが、よくよく見ると、何かの本の写真で見たことがあるような模様の蛇でした。

 じっとして動かずにいたので、少し離れてこわごわ観察すると、三角形の頭で胴体に”「(・)」型の模様が並んでおり、いかにも毒々しいので「これってもしかしてマムシ?」と思い、帰って調べようと写真を撮りました。


 帰ってwebで調べると、特徴はまごうかたなきマムシでした。林道の真ん中よりちょっと左寄りに横たわっていたものの、よそ見していたら踏んづけてしまったかもしれないところでした。生まれて初めて見ましたが、あぶないところでした。このあたりの道の上の藪の中は以前藪漕ぎをして降りてきたことのあるところであり、背筋が寒くなります。

 少し登ったところの一丁平への分かれ道付近には、数年前からは熊出没注意の張り紙もあります。そこからちょっと下れば相模湖であり、相模湖近辺にはよく熊が出没したとのニュースも耳(眼)にするので、ここまで登ってきたとしても全く不思議はないのですが。

 

 一方季節の花々はいつものように変わりなく咲き始めています。山の生き物は人間様のようにウイルスだなんだで大騒ぎしたり悩んだりせず、季節の移り変わりとともにただ自然のままに生きて死んでを繰り返しているんだな(人間もそれ以上に何がいるんだろう)、と普段は考えもしないような思いが頭をよぎりました。

 伝染病の蔓延はどうにもならないことには身を任せるしかないことを再認識させ、人間の生き方を考え直させるきっかけになる面はありますね。五木寛之氏の「大河の一滴」が再評価されているようですが、昔読んだ内容(ほとんど忘れてしまいましたが)のキモの部分(人生は苦しみと絶望の連続と覚悟を決めることが肝心)がなんとなく浮かんできました。


ヤマユリ


タマアジサイ