時に4コマブログ 『この世はパラダイス』

世の中いろいろありますが、ココロはいつも夢幻郷。

北八ヶ岳の雷

2019-08-09 15:44:55 | つなぎ






 先の土日に久しぶりにいつもの4人メンバーで山に行ってきました。本当は7月の予定だったのですが、ずっと天候不良で行けず、ようやく梅雨があけたので満を持して3時起きで早出して北八ヶ岳まで一泊で行ってきました。

 下界は梅雨明けとともに、薄ら寒かった7月とは打って変わってゆだるような猛暑でしたが、さすがにあちらは登山口(唐沢鉱泉)からずっと涼しくて快適でした。

 
唐沢鉱泉

 コースは唐沢鉱泉から西天狗岳~東天狗岳~黒百合ヒュッテ(泊)~唐沢鉱泉と、あまりハードなものではなく初心者でも十分行ける程度のものでしたが、朝露に濡れて青々とした苔に包まれた森の道はとてもきれいで癒されました。登り始めは曇っていたものの、次第に晴れて周囲の山々が見えてきました。

 
次第に晴れてくる雲


遠くの山々


展望台から望む西天狗岳

 天気予報では午後から雷雨の恐れとなっていましたが、昼頃に西天狗岳頂上直前で雨が降り出し、頂上で一休みしていると雷が鳴り出しました。まだ近くには来ていないようでしたが、慌ててレインウェアとスパッツを引っ張り出して身につけ、急いで弁当を食べて山小屋に急ぎました。山で雷に打たれて命を落とす人もいますし、怖いですね。

  その後雷は次第に遠ざかったものの、3時頃に小屋に着くまで断続的に雨は降り続けました。ようやく小屋に着くと、覚悟はしていたものの満員で人があふれていました。7月は週末も含めずっと雨だったので、梅雨明けとともに皆さんどっと押しかけたのかと思います。

  夕食は交代制の第二班で5時半で、おかずは山小屋にしては十分なレベルのハンバーグ(レトルトでもない)でした。最近の山小屋は食事も大きく改善しています。キンキンの生ビール(700円)も最高でした。電気は発電機は使わずソーラーと風力だけでまかなっているとのことでしたが、技術の進歩はすばらしいですね。


翌朝の黒百合ヒュッテ

  翌朝起きるとまだもやがかかっていましたが、次第に晴れてきて、朝食後には気持ちの良い快晴でした。小屋のすぐ先の岩場を少し登ると、眺めの良いところ(天狗の奥庭)があるというので、出発前に空身で登りました。心地よい早朝の空気の中、とても気持ちの良いところでした。


天狗の奥庭から眺める東天狗(左)と西天狗(右)
(東天狗は確かに天狗の鼻のように見えなくもないですね)


苔むした登山道

 昼前に下山するまでずっと快晴で、まさに夏山の景色を堪能できました。唐沢鉱泉で汗を流してさっぱりした後、帰路につきました。途中で寄った道の駅で買ったトウモロコシとトマトは新鮮でとてもうまかったです。