3連休の後半の7日、8日の一泊で甲斐駒に行ってきました。甲斐駒は、5年前の10月末にふもとの山小屋まで行って泊ったものの、突然の台風で翌日登山を諦めそのまま帰らざるを得なかったところなので、5年ぶりのリベンジです。その時はバス道も土砂崩れで通行止めになり、えらい目にあいましたが、今回は絶好の好天のなか、最高の登山になりました。
日曜に家を出るときは雨が降っていて、ちょっと出鼻をくじかれたものの、山梨に入る頃には雨も上がり、晴れ間が広がり気分も盛り上がりました。いつもの三人でしたが、H先輩は大阪から夜行バスで八王子まで来てもらい、駅前の温泉施設で休んでもらい、朝拾ってそのまま行ったので、ちょっとしんどそうでした。
八王子インターに行くと、料金所からいきなり大渋滞でした。連休とは言え中日なのでちょっと予想外でしたが、日帰り客も多かったようです。結局昨年の夏に北岳に登った時より2時間くらい余計にかかりましたが、芦安駐車場から広河原までは乗合タクシーですぐに行けました(1時間弱)。そこから甲斐駒の登山口の北沢峠までのバス(約20分)の時間まで2時間近くあったので、コンビニで買ったパンを食べながら、のんびり待ちました。
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広河原(1)
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広河原(2)
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広河原(3)
広河原(4)
バスを待つ間、北岳の登山口に続くつり橋を渡り、昨年の夏の思い出に浸りました。この日は残念ながら北岳の頂きは見えませんでしたが。
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ようやく北沢峠にたどり着いたのは3時前でした。この日はそこから登って40分ほどの仙水小屋を予約してありました。翌朝が早いので、夕食は4時半とのことでしたが、4時過ぎには用意ができたとのアナウンスがありました。この小屋のウリは食事で、他の山小屋ではまず出てこない刺身までついていました。大した登りではなかったので、ほとんど汗もかいていませんでしたが、やっぱり山小屋のビールは最高ですねー。
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翌朝は4時前に朝食を食べ、5時前に星空の中、ヘッドライトを着けて出発しました。
慣れない暗闇の中、迷いながらも40分ほどで東の展望の開けた仙水峠に到着しました。朝のきれいな空気の中、白々と明けて行く雲海の彼方をもっと眺めていたかったのですが、帰りのバスの時間を考えると、あまり時間に余裕もないので、早々に出発しました。
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ご来光は森の中から迎えました。徐々に光に満ちて行く森の中を歩くのはとっても気持ちいいですねー。
左奥に中央アルプス(多分)を望む
右から北岳、仙丈、鳳凰三山(多分)、奥に富士山
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6合目の駒津峰
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駒津峰から北アルプスを望む
6合目の駒津峰からは北アルプスも良く見えました。7月に涙を飲んだ槍ヶ岳(写真上右寄りのとんがり)を眺めながら、3人で悔しさをかみしめ、来年のリベンジを誓いました。
駒津峰から駒ケ岳を望む(右のこぶは摩利支天)
駒が岳山頂(1)
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駒が岳山頂(2)
駒津峰から駒が岳山頂までは大きく下ってまた登り、帰りも同じところを戻らなければならないので、結構しんどかったです。しかし雲の上の白い花崗岩の美しい山頂からの晴れ渡った絶景は、まさに一生ものの眺めでした。
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5年前は北沢峠までのバス道が見事な紅葉でしたが、今回はちょっと時期が早かった上に猛暑だったこともあってか、まだ紅葉の盛りには間があるようでした。でも山頂付近はそれなりに色づいていていました。北沢峠のバスの出発時刻(午後1時05分)に間に合うよう、下りはかなり急が無ければなりませんでしたが、ぎりぎり15分前に到着し、何とか間に合いました。芦安までバスを乗り継ぎ、バスの中で割引券(500円が350円)を配っていた駐車場脇の温泉に浸かり、ざるそばを食べて帰路に着きました。
お土産は白根インター手前の農産物直売所で、ひと山それぞれ500円のぶどうとりんご、および一つ100円の洋なしを三個買いました。ぶどうはでかいピオーネ一房と甲斐路二房、黄玉が一房で、りんごは八個でした。洋なしは熟すまで一週間くらいかかりますとのことで、まだ食べていませんが、他はどれも甘くてうまかったです。
なお、これまでの4コマをまとめたPubooの電子BookのVol.2を公開しました。良かったら見てみてください。