時に4コマブログ 『この世はパラダイス』

世の中いろいろありますが、ココロはいつも夢幻郷。

できることは?

2009-07-20 21:49:44 | 4コママンガ






 梅雨も明けて本格的な夏の始まりですねー。

 















 オバマさんは大統領の風格も出てきて、選挙での着々と実績を重ねつつあるようですが、それに引き替え...と今更嘆いても仕方ないですね。

 小泉首相の後の方々は皆さんそれぞれ口には出せないようなもろもろのしがらみがあるんでしょうし。まあいずれにしろあまり混乱のないことを願うばかりです。

 ケネディ大統領の就任演説のような名演説とまではいかないまでも、日本でも国民の心を奮い立たせるような所信表明演説を一度聞いてみたいものです。

 しかしはたから傍観者として文句を言うのは簡単ですが、ではあんたは国のために何ができるの?と聞かれたら「...うーん...」ですね。とりあえずボーナス大幅ダウンにもめげず、微力ながら毎日の勤めを真面目に果たします、くらいしか言えません。

 政治に限らず、「会社は自分に何をしてくれるのか」、「嫁さんは自分に何をしてくれるのか」...等々どうしてもしてもらう方ばかりに気が行ってしまいます。上のケネディ演説のフレーズを見るたびに社長や嫁さんの顔が浮かび、「あー、逆だな...」と反省させられます。

 それはともかく、昨日はまた次の山行に備えてトレーニングがてら、いつものコース(日陰沢-小仏城山-高尾山)に行って来ました。天気は曇りでちょっと梅雨の名残の雰囲気でしたが。

 今年もタマアジサイの季節です。まだつぼみが多いですが、一部咲き始めています(写真下)。



 小仏城山頂上では別のアジサイが盛りでした(写真下)。

 昨日は曇りにもかかわらず、どこからも山々は結構よく見渡せました。前の晩ちょっと雨が降って埃が洗い流されたんでしょうかね(写真下)。

 城山直下の道端にいた、オカトラノオの蜜を吸うアサギマダラ(写真下)。

 今年はなんだかんだと忙しく、まだ夏と秋の予定を十分考えられていません。連休中にいろいろ検討しようと思ったのですが。まああんまり重要でない会議の間にでも考えたいと思います。


八ヶ岳ふたたび(2)

2009-07-12 12:25:14 | つなぎ





 硫黄岳山荘はとっても快適な山小屋で、水も近くの沢からポンプでくみ上げているのでふんだんに使えます(もちろん節水には心がけますが)。トイレはログハウス風の、木の香りのする新しいきれいなところで、水洗はもちろん何とウォシュレットの温風乾燥付きでした。会社のトイレよりずっと快適です。夜は8時消灯で、さすがに疲れていたので即眠りに落ちてしまいました。

 朝起きると一面もやで何も見えず、朝の景色は楽しめずちょっと残念でした。でも夕食も朝食もおいしく、快適な宿泊でした。最近の山小屋はどこも営業努力に励んでいますねー。


朝の硫黄岳山荘

 6時半ごろ宿を出発しましたが、まだもやは晴れる様子はありませんでした。


硫黄岳山荘前の鐘と祠

 しかし時計の気圧計では気圧は上昇方向でしたし、天気予報でも晴れに向かうとのことだったので、そのうち晴れてくるだろうと期待しつつ歩き始めました。

 途中の尾根道では様々な高山植物が盛りでした。


チョウノスケソウ(白)とオヤマノエンドウ(紫)


オヤマノエンドウ


イワウメ


イワヒゲ


イワヒゲ


キバナシャクナゲ


キバナシャクナゲ

 花々を楽しんでいるうちに横岳山頂に着きましたが、まだもやの中でした。


横岳山頂

 何も見えないのでさっさと赤岳に向けて進むと、ようやく明るくなってきました。


横岳先の尾根から


横岳先の尾根から

 しばら行くと、もやの晴れた赤岳山頂も見えてきました。


赤岳

 こちらの方にはまた違った高山植物もあります。


イワベンケイ

 ようやく赤岳山頂に着きました。上空は雲がかかっているものの、周囲の山々と外界は望めて気持ち良かったです。


赤岳山頂


赤岳山頂

 眺めを十分楽しんで赤岳を後にし、最後の山の阿弥陀岳を目指しました。


阿弥陀岳


阿弥陀岳山頂

 阿弥陀岳に行ったらまたもやが出てきてしまいましたが、もう十分眺めは楽しんだので長居はせず一路美濃戸口の駐車場を目指しました。しかしここからの下りがまた延々と長く、結局車まで3時間以上かかってしまいました。


ギンリョウソウ

 下の方に下りてくると、こんな変わった植物も見られます。腐植土から栄養分を吸収する腐生植物で、光合成の必要がないため透明で白っぽく、ちょっと気味悪いですね。別名ユウレイタケというのもうなずけます。特に珍しいものではないようですが。

 駐車場に戻った頃にはA君は疲労でもうぼろぼろでした。私は前の晩よく眠れたのでそれほどではありませんでしたが。

 駐車場前の八ヶ岳山荘で食べた、遅い昼飯のそば定食900円(山菜そば+ミニかき揚げ丼)は胃にしみました。ビールが飲めたら最高ですが、こればかりは我慢せざるを得ませんね。

 帰りは小渕沢の道の駅の温泉に浸かって帰る予定だったのですが、A君の疲労がひどく、万一風呂で倒れたりしたら大変とあきらめて、道の駅では風呂は入らず土産(そば饅頭、ブルーベリー、ルッコラ)を買って、中央高速に乗りました。

 交通情報を聞いたら、小仏トンネルから大月まで28Km渋滞で、抜けるのに2時間半かかります、とのことだったので、いずれにしろ風呂は無理だったかも知れませんが。結局家に帰ったのは9時半くらいでしたが、心地よい疲労眺めの余韻の中、風呂上りの金麦は最高でした。


八ヶ岳ふたたび(1)

2009-07-12 11:03:40 | つなぎ





 先週の土日に、八ヶ岳の硫黄岳-横岳-赤岳-阿弥陀岳の縦走に行って来ました。3年前の10月に赤岳に登って以来八ヶ岳は2度目です。

 パーティーはいつもの先輩とA君。梅雨のさなかなので雨は覚悟の上でしたが、登山中はまったく雨も降らず、景色も十分楽しめました。心配されたA君の体力は限界ぎりぎりだったものの、何とか無事に予定より1時間遅れ程度で下山できました。

 4日土曜日はまず美濃戸口に車を置いて林道を上り、美濃戸山荘前の登山口から北沢経由で硫黄岳に向かいました。時折日差しも出るもののそれほど暑くもなく、沢沿いの道は快適でした。

 
美濃戸山荘前の登山口


北沢沿いの道

  道沿いの花々がとてもきれいでした。名前はもしかしたら違っているかもしれませんが。


シロバナヘビイチゴ


ヤツガタケキスミレ


ヤツガタケキスミレ





ミツバオウレン


イワカガミ


イワカガミ

 赤岳鉱泉の小屋を過ぎ、赤岩の頭に出ると、硫黄岳はもやがかかっていました。


赤岩の頭から硫黄岳を望む


硫黄岳山頂

 硫黄岳山頂は広々としたところで、晴れていれば絶景とのことですが、まあ雨に降られないだけ幸せと感謝しないといけません。前回赤岳に登った時は、頂上付近は氷点下で一面霜で真白でしたので。

 北側には残雪のある大きな火口が広がり、近づくと怖い所です。最近落ちた人もいるとか。


硫黄岳火口


硫黄岳火口


硫黄岳火口

 土曜日の宿泊は硫黄岳頂上のすぐ先の硫黄岳山荘を予約していました。同じく硫黄岳山荘に向かうと思われる大勢の団体さんが来たので、先を越されると宿泊手続きが面倒と思い、早々に宿に向かいました。