思い込んだら試練の道を・・・
都知事選は二癖も三癖もある老獪なオジサマ達の戦いになってますが、来月告示の市議選は若い新人候補も多いでしょうね。市民のためにリスクと苦労を厭わず立候補する心意気は見上げたもんです。がんばってもらいたいですね。
選挙情報を調べようと思ったら、YAHOOの選挙サイトに落ちこぼれの若者が市議選に挑戦する選挙マンガがあったのでついつい全部読んでしまいました。マンガですから大きく誇張されていますが、政治に限らずどんな仕事でも高い志と熱い思いは失わないでいたいものです。
短い選挙運動期間中の限られた情報から人間の本質を見抜くのは難しいですが、このご時勢、高い道徳観を持った人に当選して欲しいですね。
道徳と言えば、小中高で道徳を正式科目とすることが政府の教育再生会議で決まったと、昨日のニュースでやってましたね。正式科目になると算数や体育と同様に成績もつくそうです。道徳ってどう評価するんだ?とちょっと調べてみましたが、難しくて、う~ん、でした。
私の小学校(中学もだったか?)の時は、一応時間割には週1コマだけ道徳の時間はあったような気がします。ただ道徳の授業を受けた覚えはなく、学級会だか何だか他のことをやっていたんだったか、記憶は定かではありません。教科書だけは毎年もらっていましたが、多くの人はほとんど読んでなかったんじゃないかと思います。
しかし私はなぜか道徳の教科書が一番好きで、教科書の束をもらうと真っ先に読んでいたように記憶しています。短編小説集のような感じで面白かったですね。お話はほとんどすべて忘れてしまいましたが、ひとつだけすごく印象に残っている話があります。
小学校の教科書だったか中学のだったか忘れましたが、ある人が自作の俳句(詩だったか?)を大家の先生に見てもらうべく訪問したところ、先生はその作品は見ずに外に散歩に行き、黙って後をついてきていた男が河原(道端だったか?)にいたスズメ(他の鳥だったか?)に小石を投げるのを見て、黙って家に帰ってそのまま作品は見ずに男を帰した、というものでした。
私は詩や作文、美術、音楽等、学校での芸術全般は全くダメでしたが、どんなものにしろ芸術作品には作者の本質がそのまま表れてしまうということだけは理解できました。マンガも芸術の範疇かどうかは別として、例外ではないですね。
このブログを始めた時も、自分のすべてをさらけ出しているようで、落ち着きませんでした。まあどう取り繕ってもこれ以上でも以下でもないので、開き直って続けたいと思ってますが。誰に見られても(何十年か後の自分も含め)恥ずかしくないよう、もっと人間に磨きをかけていかなきゃいけないなーなんて思ってます。