時に4コマブログ 『この世はパラダイス』

世の中いろいろありますが、ココロはいつも夢幻郷。

食の好み

2010-03-22 17:31:48 | 4コママンガ






ようやく春ではありますが...














 今日の八王子は寒かったです...。昨日は黄砂がひどく外に出られるような状況ではなかったので、今朝いつもの小仏城山に自転車で行ったのですが、朝からとっても風が冷たかったです。

 家を出るときは、日差しからするとまあ寒いほどのことはなかろうと薄着だったのですが、走り始めても一向に体が温まらず、途中でフリースを出して着込みました。昼頃には暖かくなるかと思ったら寒いままで全然変わらず、頂上で震えながら昼飯(おにぎり+焼き芋)を食べ、早々に降りてきました。

 この冬は冷え込みが厳しかったですが、まだ尾を引いているんでしょうかねー。旧甲州街道沿いの梅林も、木によってはまだ満開状態のものもありました。この分だといつかのように桜が3月に散ってしまうようなことはなさそうですね。

 桜の季節は外人客にも良い時期ですね。満開の桜の日比谷公園を散歩したり、夜桜を眺めながらのディナーなどはとても印象に残るんではないかと思います。来客や接待もやはり冬よりは多くなる傾向にあります。

 私は接待の席はそんなに多い方ではないですが、接待するとなるといつも場所に苦労します。事前に「何が好みか」と聞くと、まず100%「和食にトライしたい」との回答が返ってくるのですが、かといって懐石系などの本格的日本料理にするとやはり口には合わない様子のことが多いので、結局和風ステーキ会席なんてのになってしまいます。まあ日本のステーキはどこもうまいのでいんですが。

 それにしても日本のステーキは量的にとっても控えめで、たいてい肉の追加が必要になってしまいます。そうすると一人当たりの代金が高くなって後で上司に渋い顔をされることになるのですが。言い訳は決まって「私たちは十分満腹だったんですが、お客さん方が物足りなそうな顔をしていたので...」です。逆にアメリカに行くと日本人側が巨大さにもてあましてしまいます。

 外人客の中にはときどきベジタリアンや、甲殻類がだめ、ホタテがだめ、など特殊配慮の必要な人もいますが、その場合はレストランに手配が必要で厄介ですね。ベジタリアンの周りであんまり肉をパクパク食べて「うまいうまい」を連発するわけにもいきませんし。人によってはほとんど何も食べない人もいたりして、ちょっと困ってしまいます。

 また単に好みの問題ではなく神経質な人もいて、気を使ってしまいます。以前BSEが問題になっていた頃にドイツ人客をステーキレストランに連れて行ったのですが、席に着くなりウェイターに何やら要求しているので、何を言っているのかとそばにいた同僚に聞いたところ、「この店の肉のcertificateを見せろ」と言っているとのことでした。

 ウェイターは困ってしまい、店の支配人風の人が来て「certificateはありませんが、当店の肉は当店専用牧場で育てたもので、品質には問題ございません。」等説明していました。しかしドイツ人客は納得せず、結局肉には手をつけませんでした。

 「食べないなら食べてあげる」と言いたかったものの、そんなわけにもいかず、「もったいないなー」と思いながら肉を眺めていました。まあ個人のポリシーの問題なので、とやかくいえるものではないですが。他の同僚ドイツ人客は彼のことは全く気にせず「うまいうまい」と食べていました。

 食べ物は国それぞれ、人それぞれでなかなか難しいですね。