時に4コマブログ 『この世はパラダイス』

世の中いろいろありますが、ココロはいつも夢幻郷。

今年の健診は...

2008-04-23 01:14:00 | つなぎ

 




 今年の健診ではちょっと大変な目に合いました。

 
もうそれなりの歳だし、基本項目だけじゃなく追加項目(胃レントゲン/ペプシノーゲン、便潜血検査など)もやらなきゃなーと毎年思いつつ、ついつい億劫で避けていました。

 
胃は5-6年前に始めて健診で申し込んでバリウムと発泡剤を飲んでレントゲンを撮ったのですが、その際に死ぬほど気持ち悪かったのでそれ以来受けていません。

 ペプシノーゲン検査なら採血だけで済むのですが、
イントラの社内診療所の申し込みページには、「ペプシノーゲン検査で異常が認められた場合は必ず胃カメラを飲んでいただきますので、いやな方は申し込まないでください。」との注意書きがありました。

 
私は胃カメラは飲んだことはありませんが、当然バリウムと発泡剤以上にいやなので申し込みませんでした。それにしてもこの注意書きは健診の趣旨からしてちょっと「???」ですが。

 
便潜血検査は別に痛くもかゆくもないので何度か受けましたが、毎回マイナスなのでまあいいや、としばらく受けていませんでした。しかし今年は、まあ数年に一度くらいは受けておくか、と数年振りに申し込みました。

 
ところが結果が返ってきたのを見ると、大腸がん健診の欄に「要精密検査」の文字が...。ドキッとして結果の欄を見ると、2日分の検体のうちのひとつがプラスひとつでした。

 
イントラの「要精密検査になった方へ」の欄を見ると、自分で大腸内視鏡検査のできる病院を受診して、その結果を診療所に報告すること、とのことでした。診療所に聞くと、大腸内視鏡検査のできる近くの病院のリストをメールで送ってくれました。

 
地元の八王子の病院の方が便利かとも思いましたが、検査前後にも病院にいかなければならないので、出勤前に行ける会社近くの方にすることにしました。で、リストのうちの一番きれいそうなところを選んで受診の予約をしました。

 
検査に先駆けてまず初診で下剤や腸洗浄剤をもらいに病院に行き、名前を呼ばれて診察室に入ると、何と妙齢(30代半ばくらいか?)の女医さんでした。

 
これは全く予想していませんでしたが、「オッサンの先生にお尻をぐりぐりやられるよりはマシか、でも恥ずかしさは女医さんの方が...」と、複雑な心境でした。

 
「鎮静剤は使いますか?」と聞かれたのですが、鎮静剤を使うと意識が朦朧として眠くなりますとのことでした。痛いのはいやなものの、せっかくなので自分の腸の内部はライブで見たいと思い、鎮静剤なしで受けることにしました。

 
話には聞いていたものの、この検査は準備が大変で、前日から食事制限(腸内に残るワカメ、ゴマ等消化の悪いものはダメ)をし、夜下剤を飲んで、検査当日は何も食べずに腸の洗浄液2リットルをコップ一杯ずつ10分おきに飲まなければなりません。

 内視鏡検査当日、腸の洗浄液を
飲んだ分が全部出るまでほとんどトイレに座りっぱなしで、とってもつらかったです。病院まで電車で2時間近くかかるので、途中でトイレに行きたくなったら困ると、ぎりぎりまでトイレに座ってからヘロヘロになって出かけました。

 
病院に着いて受付を済ませ、薄い甚平のような使い捨ての検査着(長めのパンツはお尻に穴が開いている)に着替えました。その後血圧を測ったり、脱水予防の点滴を腕に刺したりと準備をした後、ようやく検査台に寝かされました。

 
横には看護士さん(女性)がいて、私の体を(暴れないようにか)押さえていました。先生は潤滑剤のクリームをお尻に塗りこんだ後、私の後ろの医師用モニター画面を見ながら「ハイ、行きますよ」と内視鏡を入れてきました。


 私の目の前にある患者用モニター画面には自分の大腸内部がでかでかと映し出され、「ほー、こうなっているのかー」と思いながらも、いつ進行癌の病巣が発見されるかとひやひやしながら眺めていました。

 
最初のうちは良かったものの、途中から時折ぐぐっと強い痛みがあり、思わず体をのけぞらせてしまいました。その度に看護士さんが体を押さえつけ、腰をさすってくれました。こんな時は看護士さんが菩薩様に見えてきますねー。

 
「早く終わってくれー」と思いつつもなかなか終わりませんでしたが、ようやく「ハイ、ここが終点です。ここが盲腸、この先が小腸です。」との先生の声がしました。そこからようやく内視鏡の引き抜きにかかりましたが、途中のところどころで写真を撮っているようでした。

 
肝心の病巣はどうなんでしょう、と思っていると、「うーん、特に異常ないですねー。たまたま硬いのが出てお尻が切れたんでしょうかねー。」とのことでした。普段あんまり便秘はしない方なんですが。

 
内視鏡を全部引き抜くと、最後に「ついでに痔があるかどうかも見ておきましょう」とのことで、指を入れて画面を見ながらぐりぐりと触診し、「痔もないですねー」とのことでした。

 
昨日の朝出勤前に検査結果の説明の受診に行きましたが、「特に異常ありません」とのことでした。潜血検査で陽性の人の半分は異常なしなんだそうです。

 ちょっと大変だったけど、まあ一度受けておけば当分安心だからいいや、と思っていたら、身内に癌にかかった人がいたら、数年に一度くらいは受けた方がいいとのことでした。身内にそういう人が居ないわけではないのですが、数年に一度でも、うーん...ですね。


本屋でリフレッシュ

2008-04-12 17:42:01 | 4コママンガ






春も読書にはいい季節ですねー。



 












 昨日はちょっと用事があって休みを取って東京駅まで行ったので、ついでに丸の内オアゾの丸善本店に行ってきました。この時期は新学期及び年度初めということもあり、何となく本の購買意欲をそそられる季節です。

 
時間に余裕があったのであちこちゆっくりと見てまわり、結局ペーパーバック2冊、英語リスニング本2冊、文庫3冊、及び子供用(&自分用)にホーキング博士親子の書いた本「宇宙への秘密の鍵」を買いましたが、総額約1万円近くになってしまいました。

 
新学期は子供達の学費で何かと大変ですが、まあ本は食い物と同じくらい重要な栄養分ということでケチらないように心がけてます。

 代金を払った後、セロテープで止められた袋の中をのぞくと、チラシは入っていないようでした。しかし家に帰って開けてみると、見慣れないタイプのA5サイズのチラシが入っていました。

 
単行本(腰巻つき)の表紙と同じ体裁で、「何だこれは」と見てみると、“ヤマハ携帯小説 「視線の先に」 著作 花村萬月”とのこと。ヤマハ(楽器でなく発動機の方)の新手の広告のようで、裏には小説の出だしの一ページとともにQRコードとURLがありました。

 
どんなもんかとサイトを見てみたところ、上の小説の他に別の小説やマンガなどが載っていました。中身をざっと見てみると、中年オヤジをターゲットにした“もう一度バイクに乗ろうぜ”広告でした。

 
私はまさにメインターゲット層だったということのようです。昔は自転車よりもバイクに興味のあった時期もありましたが、今は全く興味はないので、残念ながら無駄広告でしたが。しかしいろいろ考えるものですね。

 
久しぶりに本屋でゆったりと時間を過ごスことができましたが、こういう時間は貴重ですね。いつもは会社帰りの閉店間際で蛍の光のメロディに急かされながら、また土日は食料品の買い物ついでで嫁さんの「まあだあ~!、早くしてよー!」 の声に急かされながら品定めをすることが多いので。

 
おとといは中央線でとんでもない目にあったので、いいリフレッシュになりました。

<おまけ(中央線大混乱顛末)>
 
事故当日の4/10もいつもの八王子始発の電車に乗っていましたが、本を読みながらうとうとして、ふと目が覚めるとなぜか駅でないところで停車していて、社内の電気が消えてモーター音もせず異様な雰囲気でした。

 
しばらくして社内アナウンスでようやく事態を知りました。その日は9時過ぎから海外のお客さんが来て大事な交渉の会議があったのですが、この分じゃ間に合いそうにないな、と電話でその旨伝えました(厄介な購入価格交渉だったので内心ちょっとほっとして)。

 
いつものように座席は確保していたので、まあ長くて30分くらいかな、とのんびり構えていましたが、電車から降りられたのは結局2時間後でした。ずっと立っていた人達の中には、座席にへたり込んで降りる気力もない、という人達が大勢いました。


(中央線に閉じ込められて参ったの図)

 

はしごで降ろされて国立まで歩き、延々待ってようやく振り替え切符を受け取りました。駅員さんの「南口のバス乗り場から谷保まで行って、南武線で分倍河原に出て京王線で新宿に行ってください」との指示に従い南口に行ってみると、案の定さらに長蛇の列でした。

 
南口の駅員さんが「歩いた方が早いですよー」と言うので、結局駅前通を端から端まで歩いて谷保まで行き、南武線に乗りました。もうちょっと早い時期だったら桜がきれいだったんでしょうが。

 
でも道沿いの一橋大学や国立高校などを実際に見るのは初めてだったので、まあこんなことでもなければ歩くことはなかったところを歩くことができて良かったと思えばいいか、と自分に無理に思い込ませました。

 
ところが南武線で分倍河原まで行ったら、ホームから階段の上まで満員電車並みに人で溢れていました。京王線も満員とのことで、「この先の登戸からの小田急線もご考慮ください」とのアナウンスに従い、いったん降りた電車に再び乗って、小田急回りで新宿まで出ました。

 
こんなとんでもない回り道をして、会社に着いたのは結局12時半でした。こんな時に限って1時からはまた別の会議が入っていましたが、私は時間がなくても昼食はゆったり食べないと気が済まない方なので、かまわず外に食べに行ってしまいました。

 
昼食から帰ってきたらもう1時を15分ほど過ぎていました。「会議があるんだからコンビニ弁当かおにぎり程度にしろよ!」と言いたげな白い視線を感じながらも、「いやー、すみませんすみません」と言いながらようやく席に着きました。

 
事故は仕方ないにしても、その後のJRの対応はあまり手際良いとは言えませんでしたねー。お上からも注意を受けたようですが、今後はもう少し迅速な対応をして欲しいものです。


春を満喫

2008-04-06 23:15:22 | つなぎ

 今日は最高のハイキング日和でしたので、いつもの小仏城山へ春を楽しみに行ってきました。

 膝も完全に復調とまではいかないものの、まずまず落ち着いています。アンクルウェイトを着けての布団の中での朝晩の筋トレが効いているのではないかと思います。夏までには何とか完全復活を目指し、またどこかサイクリングに出かけたいと思っています。

 山に行く時は早起きしようと思いつつ、近いからすぐ行けると思うとどうもなかなか布団から出られません。朝飯をあわただしく食べるのも嫌いなので、結局いつも家を出るのが9時半過ぎになってしまいます。

 安くなるまで待っていたガソリンを入れ、途中のスーパーで昼飯のパンとお茶を買い、旧甲州街道の満開の桜を楽しみながらゆっくりと日影沢に向かい、沢沿いのいつものところに車を止めました。

 沢の流れの音と鳥の声を楽しみながら膝を守るため入念にストレッチをし、膝サポーターを着けてザックの荷物を整理し、靴を登山靴に履き替え、車止めの石を探してタイヤの前に置き、などなどして、歩き始めたのは結局11時でした。

 この日影沢林道沿いは花が結構咲いているので、この時期カメラをぶら下げて歩いているおじさん達がいっぱいいます。スミレはいっぱい咲いていますが、私は良く見分けがつきません(写真下)。

 また下のニリンソウ(これだけは以前ボーイスカウトでここに行った時に天ぷらにして食べたので覚えました)はところどころに群生していて、とてもきれいです。

 花だけでなく、木々の若々しい新芽(写真下)もきれいです。この冬は寒かっただけに、春の息吹に一層ありがたみを感じますねー。

 知らなかったのですが、この日影沢林道沿いの市有林の一部を今伐採中(写真下)です。

 この伐採で林道からの眺めが一段と良くなりました。下の写真は上の伐採跡からの眺めです。小仏城山から高尾山へ至るルート全体が見渡せるようになりました。

 これからまた来る時に一層眺めが楽しめるようになってありがたいのですが、木がなくなって路肩が崩れたりしないのかなー、などとちょっと心配になってしまいました。まあ専門家が計画してやってるんでしょうから間違いないでしょうが。

 ここの林は檜なので、伐採跡は檜の香りでいっぱいでとても気持ちよかったです。今日は城山往復でしたが、行きも帰りも立ち止まって存分に檜の香りを楽しみました。耳(鳥の声、沢の水音)と目(花)と鼻(檜)の良い保養になった一日でした。