そろそろ春の気配が感じられますが...
景気の方は冬のままですね。来年度もウチの会社の業績は見通し明るくなさそうです。
世間は会社も人も勝ち組負け組と色分けするのが好きですし、マスコミでも繰り返し「これからの世の中ブランド人材しか生き残れません」などと繰り返されると、心穏やかではいられないビジネスマン(もちろんウーマンも)も多いでしょうね。
高度成長期の頃は、特別目立ったところはなくても、まじめで誠実な仕事をしていればまあ会社は定年まで面倒を見てくれたんでしょうが。今はそれだけでなく、周囲に「自分スタイル」を強烈にアピールする力がないと、なかなか評価されない時代ですね。
あらゆる分野でグローバルな競争が激化する状況になり、昔のように「品質の良いものを提供しさえすれば売れる」時代ではないので、当然と言えば当然かもしれませんが。
あんまり表立って目立つのが好きでないようなタイプの人には生きづらい時代でしょうが、そういうタイプでないと向かない仕事も多いので、あんまり無理したり心配する必要はないかと思います。
「自分スタイルを貫く」意味をはき違えると、服装問題で顰蹙を買ったオリンピック代表選手のようなことにもなりますし。根はイイヤツのようなのに損ですよね。
就活でも自分ブランドがないとダメだとか言われこともあるようですが、学生の「自分ブランド」なんてほとんどの場合知れているでしょうし、下手なアピールは逆効果でしょうね。
若い時期はまずは世の中のスタンダードスタイルをきちんと身につけてから、自分なりのスタイルを模索していくべきではないかと思います。そういう謙虚で前向きな姿勢を身につけているかどうかの方がはるかに大事ですよね。
うちの息子らも就活はこれからで、頭が痛いです。