今年はホントに寒いですねー。
先週の土曜日は恒例の高校の同級生4人組で大宮で新年会でした。ろくに飲めない酒をついつい飲みすぎ、翌日夜まで二日酔いで頭が痛くて気持ちが悪く、とてもブログの更新どころではなかったのでサボってしまいました。
しかし気持ちが悪いながらも買い物には行かざるを得ず、日曜の昼飯後にいつものヨーカドーに車で嫁さん連れで行きました。この時期冬物はちょこちょこ段階的に値下げされるので、紳士服売り場は毎週行く度にチェックしています。
この間書いたように、この冬は寒くて久しぶりに20年以上前に買ったトレンチコートを着たのですが、さすがに擦り切れてみすぼらしくなっていました。新しいコートが欲しいと思いながらも、無情のボーナス調整によりいったんはあきらめていました。
しかし先週の日曜は、昨年から「コレいいなー」と思っていたウールのコートがほぼ半額になっていて、ラス1のMサイズをつかんだまましばらく悩んだ末に、嫁さんを説得してとうとう買ってしまいました。
とは言えヨーカドーですから、もとの値段の19,000円がいったん15,000円になり、それがさらに3割引の上に、IYカード払いの5%引きで9,975円というきわめて庶民的な買い物です。15,000円の時にだいぶ心動かされましたが、待った甲斐がありました。
1月の末にもなって新品のコートを着ていくとバーゲンで買ったのがバレバレですが、月曜からさっそく着ていきました。上のマンガのような心配もなかったわけではないのですが。
で、対策として朝会った人で私のコートに目を留めたと思われる人には、何か言われる前に自分から「バーゲンで安かったからつい買っちゃたよー」、と言うことにしてました。でも1万円を切っていたことをバラすと、皆びっくりしてました。まあいい買い物だったと思ってます。
一週間の勤めを終え、買ったばかりのコートを着て金曜の帰宅途中、中央線で座席に座って本を読んでいると、立川で買い物帰りとおぼしき紙袋を提げたド派手なおばちゃん2人組が乗りこんで来て、私の前に立ちました。
このうちの一人はいかにも高そうな毛皮のロングコートで、もう一人もいかにもブランドの高そうなブルゾン姿でした。このお2人、扉も閉まらぬ間に車内中に響き渡る大声でおしゃべりを始めました。
A:「この間**(店の名と思われる)**に行ったら**(ブランドの名と思われる)**のコートが値下げされててさー、28万円よ!私早いうちに買って損しちゃったわ!」
B:「あら安いわねー。でも今まで何度も着られたんだからいいじゃない。」
A:「まあねー。でも私、毛皮って5年は着るのよー。今買ってもよかったわー。」
B:「今シーズンは**(ブランドの名と思われる)**の毛皮のコートもお買いになったんでしょ。」
A:「ええあれは80万だったけど。(もう一人のブルゾンの裏をめくりながら)これもとっても素敵ねー。」
B:「あなたのこの間の**(ブランドの名と思われる)**のカーディガンも素敵ねー。あれ着て銀座でお買い物なんていいわねー。あれおいくら?」
A:「あれは18万だけど。でもあれ着て銀座なんか行かないわよー。あれは犬の散歩用よ。」
この後お2人は、私が八王子で降りるまで一瞬の間もおかず、この調子で値段つきのファッション談義をし続けていました。周囲の乗客は知らん顔をしていたものの、多くの皆さんの思いは私と同じじゃなかったかナー、と思います。
私は9,975円のコートで十分心満たされました。