オリンピックもようやく終わりましたねー。
星野ジャパン始め健闘空しく涙を呑んだ選手達も、努力の甲斐あってメダルを取れた選手達も、精一杯やったすばらしさに代わりはないと思います。全員胸を張って笑顔で帰って来て欲しいですね。
残念ながら故障で出場辞退や途中棄権せざるを得なかった選手達も、あまり周囲の声に過敏になることなく、「次の機会にはがんばります!」だけで良いかと思います。人一倍厳しいぎりぎりの練習を重ねてきた結果でしょうから。
今回は特に男子400mリレーが感動的でした。流れるようなバトンパスと、執念の全力疾走で見事に80年ぶりのメダルを獲得したのは立派でした。
後で末續選手がインタビューで「表彰台の上で俺達が一番幸せだったと思います」と言っていたのが印象的でした。全力で目標を達成した人にはメダルの色は関係ないんですね。
運動オンチの私は、幼稚園の運動会以来学校では運動にかかわる賞と名の付くものは全くもらった覚えはありません。でも社会人になってから、ただひとつの入賞経験があります。会社対抗のスキー大会のスラロームで、もちろん初級者も含むシロウト向けの大会で、しかも年齢別ですが。
30代前半のことでしたが、1本目終了時点では入賞にははるか及ばない順位だったものの、2本目で上位の選手が軒並みコケて、1本目同様2本目も平凡な並のタイムで滑った私の順位が一気に半分くらいになって入賞してしまいました。
入賞するとポイントが付いて多少なりとも会社チームの順位に貢献できます。私がポイントを取れるとはチームの誰一人(自分も)思っていなかっただけに、とてもうれしかったですね。
残念ながらチームとしては上位には食い込めませんでしたが、その時の入賞賞品のバンダナは大事にとってあります(多分生涯唯一のスポーツ大会の賞品なので)。
今回の400mリレーでも英米がバトンパスのミスで失格となったのがラッキーだったとの記事もありましたが、それでもメダルの価値に違いはないと思います。相手のミスがラッキーなのではなく、ミスをしなかったのは立派な実力ですので。
スポーツのビッグイベントを見るたびに、「あー、オレにもこんな才能のかけらでもあったら死ぬ気でがんばるん(がんばったん)だけどなー」などと思いますが、同時にトップ選手ゆえの苦労や苦悩も容易に想像できるので、やっぱり凡人で良かったかな...。