時に4コマブログ 『この世はパラダイス』

世の中いろいろありますが、ココロはいつも夢幻郷。

珠玉のルノワール

2013-04-12 20:11:19 | つなぎ

 やっぱりルノワールはいいですねー。




 昨日は朝会社でメールを見ても特に至急案件はなかったので、急きょ午後休をとり、丸の内の三菱一号館美術館にクラークコレクションを見に行ってしまいました。 2月の開始時からずっと行こう行こうと思いつつ、行きそびれていました。GWは大混雑でしょうし、5月26日までなので、行けるときに行っておこうと思い行きましたが、行った甲斐はありました。

 目玉はルノワールで、 作品点数とその質に圧倒されました。やはり作者の芸術的感性は、本物を直接見ないと伝わってきませんね。
 


劇場の桟敷席


鳥と少女


金髪の浴女

 3年前に行った六本木の国立新美術館のルノワール展に来ていた作品にも再度お目にかかりました。
 


扇子を持つ少女

 混み具合は特に見るのに支障があるほどではなく、どの作品も正面の間近で気のすむまで眺めました。ルノワールの他にも、私の好きなシスレーの風景画など、印象派の作品を主に、素晴らしい作品が多々展示されており、至福の時を過ごせました。やはりたまには仕事をさぼってでも目の保養をすべきですね。 

 また先月の終わりには、有給休暇消化と福利厚生ポイント消化を兼ねて、嫁さんと箱根に一泊旅行に行ってきました。宿泊先を楽天の旅行サイトで探していたら、ポーラ美術館入場券付きプラン(箱根ハイランドホテル)というのが目にとまりました。17,800円/人とウチにとっては安くはなかったですが、楽天クーポン1,000円つきで、美術館の通常入場料1,800円/人も考えればまあ許せるかと思い、そこに決めました。

 ホテルは仙石原のガラスの森美術館の先で、すぐ裏には星の王子様ミュージアムがある、広い敷地の静かないいところでした。 
 



 チェックインを済ませて、フロントでガラスの森美術館と星の王子様ミュージアムの割引券を買いました。数年前に行ったときにも両方とも行きましたが、嫁さんがどうしてももう一度行くと言うので、他に行くところもないのでまあいいかと付き合いました。
 


 星の王子様ミュージアムの展示物はそう大したものは無いのですが、あの独特の
世界観にどっぷり浸かれるので多くの人を引き付けるのでしょうね。
 



 ホテルに戻り、引き出しをあけると星の王子様の本が入っていました。これを読みながら一休みしてから、温泉に浸かりました。きれいでとても気持ちよかったです。
 





 サウナと露天風呂でたっぷりリラックスし、予約サイトでも特に評判の良かったディナーを楽しみました。評判通りどの料理もとてもおいしく満足しました。焼きたてのパンも絶品(特にいちじくとくるみのパン)でした。
 






 部屋の窓の外は静かな林で、部屋にはバードウォッチング用の双眼鏡も置いてありました。朝これを持って散歩に行きましたが、残念ながら何も見つけられませんでした。しかし林の中の湿地には水芭蕉が咲いていて、鴬も鳴いていて、とても気持ちのいい庭でした。
 


 朝食は嫁さんはアメリカンブレックファスト、私はフレンチジャポネ(和風フレンチ?)にしました。味噌ベーコン、リゾット、苺ジュース、etc.、ディナー同様どれももとてもおいしかったです。
 

 




 食後のコーヒーをゆっくり楽しんだ後、チェックアウトしてポーラ美術館に向かいました。
 



 しかし3年前に行ったルノワール展に来ていた、「レースの帽子の少女」を含む目当てのルノワール作品数点は、点検中とのことで見られませんでした。残念!
 



 しかしまあピカソ他素晴らしい作品は多いので、それなりに楽しめました。

 帰り際に芦ノ湖でトイレ休憩したところ、やけに人懐っこい猫の集団が寄ってきました。なぜか「営業係長」や「営業部長」の名札を下げていましたが、肩書に恥じないだけの愛想は十分備えていました。
 






 箱根はまだ寒くて桜は咲いてないとのことだったので、帰り道の途中で花見がてら小田原城に寄りました。ほぼ満開で壮観でした。
 






 お土産は鈴廣かまぼこの里で買ったかまぼこ類いろいろでした。できたてのかまぼこはこんなにうまいものか、と改めてかまぼこを見直しました。天気はずっといまいちでしたが、とっても満足な一泊旅行でした。