この土日でいつもの3人メンバー(会社OB・同僚)で南アルプスの鳳凰三山に行ってきました。今回のコースは高低差が結構大きく(最大約1,700m)、あらかじめ筋肉痛が予想されたので、今日は休みをとって自宅で休んでいます。
梅雨も明けたのでいわゆる梅雨明け10日の好天を期待していたのですが、一日目の土曜日は曇り時々晴れ後雨、二日目は曇り時々雨で、今ひとつ夏山らしい天気ではありませんでした。しかし二日目に少し降られた雨もそれほど大した降りではなく、レインスーツを着るほどでもなかったので、まずまずの山行でした。
出発点の駐車場のある青木鉱泉
鳳凰三山は南アルプスでもまだ行ったことがなかったのですが、八王子からだと中央高速の韮崎ICから登山口のある青木鉱泉が近いので、青木鉱泉-地蔵岳-観音岳-薬師岳-青木鉱泉の周回コースで登りました。メインコースは夜叉神峠からのコースのようですが。
登山口
ドンドコ沢
青木鉱泉からのコースはドンドコ沢と言って沢沿いのコースですが、苔むした林の中を延々と登るコースでした。花がきれいな時期かと思ったものの、沢沿いにはあまり咲いておらず、頂上付近まで行ってようやく少し出てくるくらいでした。
キバナシャクナゲ
タカネビランジ
宿泊は鳳凰小屋でしたが、満員で人があふれていました(布団も二人で一枚)。到着したのが3時頃でしたが、30分後くらいに大雨になり、遅れて到着した人たちはずぶ濡れで大変そうでした。
地蔵岳山頂のオベリスク
夕食時に宿のご主人が「明朝は晴れます!」と宣言したので、皆喜んだものの、翌朝はどんよりした曇りでした。とは言え朝から土砂降り、などという状況から比べたら天国ですが。小屋から1時間ちょっとかなり急な登りを経て、地蔵岳山頂に到着すると、かなりの強風が吹いていて、かなり寒かったです。
賽の河原から望む甲斐駒
向かいの北岳の雪渓
地蔵岳山頂から観音岳を経て薬師岳までは眺めの良い尾根道で、甲斐駒や北岳が美しかったです。以前登った北岳の雪渓もきれいに見えました。
雲海に浮かぶ富士山
富士山も雲海にくっきりと浮かび上がった姿を見せていました。やはり格の違いを感じます。下りは薬師岳から延々と4時間近く、木の根でつるつる滑る林の中の急な道を下り続け、膝がガクガクになりました。しかし雨で濡れたためもあってか樹々の香りとフィトンチッドが強烈なくらい感じられて、とってもリフレッシュしました。韮崎ICまでの途中の温泉(白山温泉)もきれいでとっても気持ち良かったです。