
やはりフローティングボードには、難があるように思われる、
マイクロフォニックノイズ対策にラインアンプ120Aを、AVラックの中板を一枚抜いて、隙間を作り、
マグネットフロートボードに乗せたのだが
どうもしっくりこない、
腰が座らないというか、腰が浮くというか、なんとなく落ちつかなかったのだが
真ん中にコインで嚙ませ物を入れたら、
こらまた予想どうりに落ち着いた
聞いていて、胃が痛むような、つるような違和感があったのが、
太田胃散を飲んだかの如く、不思議とスーッと落ち着いた
何なんだろう?
音が落ち着いたところで
とうとうその存在を自白してしまったGKフォノイコライザーを含めた、
カートリッジとフォノイコのマッチングを試聴
まずは我がシステムで、入力トランスを使わない唯一のカートリッジ、
DECCAカートリッジを試聴してみる

聴くレコードは何と日本版のレコード、これは仕方ない
当たり前だが輸入レコードが無い、これがオリジナルレコード
チャイコの六番、三楽章をフルボリュームで視聴、
うわ、品が無い!
そう思った方も多いいでしょうが、
いいんです!、これがオーディオですから

まずは我がシステムの定番になってきたWE141-Aラインアンプ改フォノイコ
二段増幅アンプの間に、WEのイコライザー用のコンデンサーと抵抗を使った、
CR型フォノイコライザー
この写真には無いが、

6SN7は古いマグネシュウムゲッターのものに変えて、バッファーとして使っている
このフォノイコライザーは、コンデンサー二個と抵抗二個で作った非常にシンプルで
音もすばらしい
NF型だと何度も音が通って、削り落としたり、付け足したり、多少の着色や音創りに違和感があるものが多いが
CR型は一度しか音が通らない、潔さを?持っているため、音の鮮度が高い
クリアーで端正なおと創りのため、弦楽器はきつい音はしない、
打楽器もその皮の張りが分かるようなパーンとした気持ち良いなり方
にじまないティンパニー、ただ少し物足りないような気もする
コンサートホールの10列目ぐらいの雰囲気であろうか、なかなか良い雰囲気です。
次は何にしようか考えたが、思い切って
合研LAB

GK03A+フォノイコライザー、これはハイ・インピーダンスMCとMMのどちらでも
スイッチの切り替えで使えるタイプの優れもの
ただマニアルが無くなってしまったので、MMしか使えない、
そもそもハイインピーダンスのMCを持っていないのに何でこのタイプを買ったかも忘れた
やはり凄い(ある意味)
ステージが10列目から最前列?いやステージ上に移ったかのようだ
バイオリンはステージ上で奏でていたはずが
バイオリン、オンマイク状態に変わった
弦を引く接触音まで聞けるような、強烈な弦楽器
ティンパニーも中に火薬でも入れたかのようなどーんの爆発音
いやはやなんともすさまじい、CR型の後で聴くと量感もかなりタップリの量感である
音色?奥行き感?粒だち?細やかさ?ノーコメント
ストレートな音色で、もしJBLモニターを至近距離で聞いていたときなら、熱狂したであろうフォノイコである
注:あくまでも国産レコードでの評価で、あまり真に受けないでくださいね。
お次は恐る恐るレビンソンJC2

かつてのカリスマ、カミソリサウンドももはや・・・・
やはり、DECCAでは聴かなければ良かった
なぜだか無性に寂しくなってきた、視聴席は二階席の中段に移った
高域中域低域共になんとも刺激の全く無い角の取れた、聴きやすい音?
もう少し年とったら、ほんとにこの刺激の無い音でもいいかもしれないが
聞いた順番が悪かったかな?、若い女性の後に、おば・・、昔のお姉さんを見たような
同窓会で30年ぶりに初恋の女性に会ってしまったような、切ない気分・・・・・
三楽章を聞き切ることなく、残念だが針を上げてしまった
最後は

LCR型フォノイコライザーunit + ウエストレックスRA1474バッファーアンプ
流石このアンプは音質に品がある鳴り方をする
席は七列目くらいだろうか
WE141-A改と同じWEのコンデンサーを使っているためか
音色は似ている
わりと至近距離だが陰影のある、堀の深い鳴り方だ
気持ち良い、バイオリンの響きもすばらしい
淡白ではあるがティンパニーも程よい量感で、心地良い弾け方だとおもう
が、やはりLCRユニットを押し出す音というか、
自由奔放にイコライジング修正されたのではなく
型にはまって押し出したような音
解き放たれたような感覚は無いが、これはこれで整った音
結論は、どれもすばらしい?レビンソンとデッカはあわないかな?
やっぱりDECCAには、ゴウケンLABかな?・・・