オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

たぶん、世界最高のネットワーク完成、たぶん・・・・

2022年05月26日 23時47分01秒 | オーディオ

 


素晴らしい音質を誇る、世界最高峰のネットワーク

WEのTAー7257ネットワークを研究していますが

 

 

欠点もいくつかあって、決定的なのは、その素晴らしい特性が描く曲線は

僅か1ワット以下の出力のアンプでないと、

 

特性を発揮できないことが「T氏の研究」でわかりました

 

 

オリジナルは、700万とも800万とも言われ、

レプリカでさえ300〜400万の高額で取引されている超高級品ですから

 

滅多なことは言えませんが、1ワットを超えるような出力のアンプでは

その特性は崩れてしまい、なだらかなカーブを描いたり、乱れが生じてしまうようです

 

 

大出力が好みの私のところでのテストでもそれが確認されていました、

最初の特性が信じられないで、おっかなびっくりの小音量では確かに素晴らしかったですが

 

慣れと共にボリュームを上げると、何か不安定に感じましたが

氏の研究がそれを裏付けてくれました

先人達の記述通り、やはり大音量には向かない7Aのオートトランス方式のようです

 

それにTAー7257 はWE 555W用に作られたネットワークですから

 

そのすばらしい音質を、強烈な594で奏でるには少々無理がありました

 

 

 

知りませんでしたが、長年このネットワークをコソコソと、密かに研究してきたT氏

 

その研究の成果をこの度「誰にも言うなよ、SNSにも書くなよ」と念を押されましたので

 

私の妄想を記させて頂きます

オートトランス研究の成果として、T氏が以前、7Aのコピーコイルを作ったのが

ラボの片隅に幾つかありました

注、T氏は名器に触れその素晴らしいい特性を感じ取ると、それを念写し複製を作る特技を持っています

触った名器を皆コピーしますが、そのまま複製ではなく、

そのオリジナルの欠点を見抜き改良品をコピーするという極意を極めています

T氏のコピーはオリジナルより音が良い!

・・・・・・と、思う大が多いです、

中には「あれっ」て感じるものもありますが

これは明らかに好みの違いです、いずれの密造品も音は素晴らしいです

 

 

T氏の理想的なカーブを描く7Aオートトランスを提供して頂きました

 

試作4号と、試作5号、7AオートトランスMDK

 

何とコアにはパーマロイを使用した高級品です

WEの7Aと比べると、なんと音質はおぼ同じ、

 

これは驚きです

少し軽いかな?薄いかな?と最初は感じましたが


注、プロトの試作から、実用品になったので名前を付けました
試作4号は「ななえ」、試作5号は「七恵」と命名しました!
7Aじゃないよ(笑)
 

 

WE7Aに戻すと、いやいや、そんなことは無い

しかも「明らかに高域はWE7Aより伸びている」

 

試作と7Aは殆ど同じ音質だから、やはりWE7Aもパーマロイコアなんでしょうね

当然、中身は見られませんでしたが、巻き方はトロイダルコイルだと思います

 

 

そんなわけで、トライアッドS46Aオートトランスに変わり

T氏作の試作品7A-M・D・K、の試作4号と試作5号を使って本格的にテストを始めました

7AMDKや試作4・5号では、可哀想なのでちゃんと名前を付けました!

 

 

「ななえ&七恵、オート・トランスサウンド」

 

これは確かにWE7Aの現代版のサウンドです

ワイドレンジで、音の純度がとんでもなく高い

 

クリアーで、弾むサウンド、思わず

 

やったー!

 

これこそ狙っていたサウンドです!

 

 

さてさて本格的にななえと七恵を使用するにはやはり

強烈な594の中域を抑えないとどうにもなりません

オリジナル7257回路では、高域の597Aにのみ抵抗を入れていますが、

MFは調整していません

 

が、前回も書きましたが、

7Aトランスの欠点で一旦下がってもまた上昇してしまいますので

 

このMFに並列に20Mhのコイルで跳ね返りを抑えています

このコイルをT氏作のタップ出しのコイルにかえて、

 

図のMFに、コイル式アッテネーターを入れれば減衰でき、コイルとしての効果もある

 

 

アッテネーター機能とコイルとしても、両方使えるものに変更しました

これでバッチリ

 

 

やはり、594は絞らないと低域が出ません、

我がシステムは低域がある程度しっかり出ないと

楽しい音を奏でません

 

今までの迫力ある低音ですが、このオートトランス方式ネットワークはとにかく「弾みます」

 

低域のローパスは以前のものと変わりませんが、今回はハイパスを下げましたので

だいたい250Hzのクロスだと思います

 

重く低く、

しかも軽やかに弾む低音

 

私の理想の低音です

 

求めていた理想の低音はウーハーの交換ではなく

低域まで響く594ドライバーと

 

その魅力を引き出すオートトランスネットワーク

が叶えてくれそうです

 

 


コイル3個コンデンサー3個で、スリーウエイネットワーク

2022年05月24日 23時28分16秒 | オーディオ
 

出口が見つかりそうで見つからない深みに入り込み、
 
他人からはネットワーク珍道中と言われる今日この頃です
 
 
オートトランスを使った究極のネットワークを研究中です
 
本来ならWE7Aオートトランスをチョロっと買って作り上げたいのですが
 
 
 
なかなか事情もありますし、WEを使わないでWEサウンドを奏でるのが私のポリシーですから
 
 
今回も7Aは買いません(高くて買えませ〜ん)
 
大先輩のF氏におねだりして送って頂いたトライアッド
S46Aオートトランス、これも7Aと殆ど同じカーブを描く優れものです
 
このオートトランスと1μのコンデンサの共振回路で
 
このような素晴らしいカーブを描きローカットが行えます
 
カーブの描き方はコンデンサーとオートトランスの出力で選ぶことができます
 
 
このカーブは上の二つのタップで描かれました
が、この方式だとV字を描きますが
 
また上昇してしまいます、これは7Aオートトランスも同じです
 
 
 
T氏はこれを解決する技法を考えました、「誰にも言うなよ」と念を押されていますので
 
皆様どうぞご内密に、
 
 
適切なコイルを使ってこの跳ね返りを防ぐ回路です、かなり低い信号ですから音にはならないかも知れませんが
 
貴重なドライバーの振動板を壊す原因になると思われますので、ここは確実にカットした方がいいです
 
 
ここまでの部品点数は、
オートトランス、1μコンデンサ、適正なコイルの3点
 
これでハイパス回路の出来上がり
高域のツイーターは4μか、2μのコンデンサーでちょーシンプルに
 
低域カットのみ、コイルは使いません
因みにローカットのコンデンサーは、ツイーターの近くの方が音が良いので
 
ネットワークから外して、ツイーターの近くに置きました
 
 


ダブル597A何だかかっこいー、と思いません?😀
 
 
 
後は低域のローパス7257の4mhのコイルでは流石にゆる〜いカーブでとてもキレませんから
 
 
WE1048Bコイルの9mhと、WE16mfのコンデンサーでローパスを描いています
 


今回は高音質を求めてのネットワーク追求ですから、
 
音を悪くする部品は全て排除したちょーシンプル設計
 
 
男らしく、音質悪化の元、抵抗やアッテネーターを全て取り払いました
 
 
 
 
ですから各ユニットの音の大きさは調整できません
 
ユニットの裸特の能率まかせ、スレートなサウンドを楽しんでいます
(注、レースカーで徹底した軽量化を行い、誤ってブレーキまで外したようなもの?笑)
 
 
盛大に各ユニットが其々素晴らしい音色を奏でます
 
調整機能何も無し状態で、どのくらいの周波数特性になっているのか
 
流石に気になって測ってみました
 
 
 
 
測定器嫌いの私ですが、今はアイフォンで色々な測定ができるので便利です
 
強烈な594の中域は量も凄いものですが、反面明らかに高域の量が足りない
 
 
 
ネットワークのアッテネーターや抵抗を音質の為に全部取ってしまって
 
音量の調整ができ無い無制御状態で
 
 
 
この高域の絶対量不足を補うには、
 
もう一個足すしかない!
 
 
 
てなわけで。リビングでWE 728の高域を奏でていた、もう一組みのWE597 Aを
メインリスニングルームへ移動、
 
 
 
WE 597Aをダブルで使って、不足している高域を補うことにしました
 
強烈な594の中域に対抗するには、この方法が良いかな〜、と設置してみました
 
 
う〜ん
 
 
 
 
う〜〜ん
 
 
 
う〜〜〜ん
 
 
 
ダブルツイーターは手強いですね
 
 
 
 
 
それから、マルチスピーカーマニアの方の必需品アプリ
 

Mobile Tools by AudioControl

 

 これ良いですよ〜お勧めします

 



 
 
何が良いってこの、真ん中左の「両極性」で極性が計れます
 
Bluetooth等でステレオにセットして、アプリが発信して±を両極性を判定してくれます
 
極性チャッカーがタダで手に入るのですね、これは皆さんも使ってみて下さい
 
 
但し、オートトランスネットワークはT氏の研究の成果ですから極秘にお願い致します
 
 
 
トライアッドS46が描くネットワークですが
 
やはりコアの純鉄の音が、よくも悪も出てしまいす
 
 
純鉄は重く鈍く
 
空芯は軽く柔らか
 
7Aのパーマロイは鋭く力強く描きますが、出力を上げると不安定なサウンドを奏でます
 
 
さてさて、コイルは何が一番適しているのか
 
楽しみながらまだまだ先は長いです
 
 

オーディオで大切なのは、特性?、感性?、知性?、財政!

2022年05月21日 14時44分15秒 | オーディオ

感性と特性、どちらも大切ですが

オーディオを語るなら、どちら派ですか?

 

 

極論かも知れませんが、私のオーディオには

「特性は必要ありません」

ほとんど

 

皆さんのオーディオに必要な特性は何でしょうか?

 

フラットな特性?
 
響きわたる感性?
 
経験が奏でる知性?
 
憧れ夢見る将来性?
 
尽きることの無い財政?
 
・・・・・・・、
 
 

 

オーディオに興味を持ち始めた若き頃

 

「情熱」も「夢」も

果てなき「未来」も

 

何もかもが溢れていたあの頃

 

 

 

オーディオで生涯をかけて欲しいと思ったのは

 

パラゴンや

ハーツフィールド

 

MLAS

ナグラ

 

 

セクエラ


どれ一つも音も聞いたことも見た事も無い夢の製品だったが
 
憧れのオーディオ製品だった
 

 

 

プロフェッショナルと言う言葉にも

 

魅力や、一度は使ってみたい欲求を感じたのかもしれません

JBLモニターも憧れましたね

 

 

 

 

オーディオ以外に、クルマは勿論

 

「カウンタック」

夢多きあの頃

 

 

欲しい!

 

将来これを手にすために頑張ろう!

 

 

そう思い、人生をかけ憧れたモノがありましたが

 

その憧れには

特性なんて関係無かった・・・・、と思います

 

 

カウンタックは最高速は300Km、

フェラーリ512BBは302Kmだった

う〜ん最高速って性能は、ヤッパリ魅力だったのかな?

 

架空の特性ではあったけど

 

 

性能の魅力もあったかも知れないですが

性能よりカウンタックは何よりカッコ良かったです

 

 

 

憧れなんてそんなものだと思う

憧れたのは特性ではなく「感性」が惚れて

心に刻まれたのだと思います

 

子供の頃の夢を諦めない大人は、ロマンがあって素敵ですね

男性から見ればですよ、女性からは「いつまでたっても」・・・・・

 

 

オーディオロマンではどうだろう、クルマの最高速度300Kmは

アンプでいえば、最高出力?

プリアンプなら歪率?

スピーカーなら能率?

 

だれもそんな特性でオーディオ製品は選ばないと思うが

 

どうなんでしょう?

 

 

特性の良さと、音の良さは関係があるのでしょうか?

 

あるような、無いような気がしています・・・・、

 

 

今ネットワークのドツボにはまっていますが

大切なのは

特性なのか

 

コイルのコアや、素材なのか

音のバランスなのか

 

 

アッテネーターや抵抗を全て外したサウンドもテスト中

 

 

憧れるような「ちょっとアンバランスで魅力的な」サウンドを奏でるべきか

バランスの取れた「特性の良い」落ち着きあるサウンドを奏でるべきか

パーマロイなどの素材を吟味して「華やかな、私ならではのサウンド」を模索すべきか

 

毎晩・毎晩ぐっすり寝ながら考えています(笑)

 

 

 

マルチ・ユニット、スピーカーに「昔」拘った先輩方が

 

 

今は「フルレンジが最高」

 

マルチスピーカーは、「マルチアンプが最高」

 

と、言われる理由もわかってきました

 

 

まだ先が見えてこない状態のオート・トランスネットワークです


遂にWE7Aオートトランスを、か○ました!

2022年05月17日 00時41分51秒 | オーディオ


究極のネットワークと言われる、TA 7257

その要とも言えるのが「WE7Aオートトランス」

 

 

そのコイルとコンデンサーの共振回路を使った特性が凄いのは、前回書いた通りです

 

最小の部品で鋭いカーブを描くことができる魔法のネットワーク回路です

 

パーマネントスピーカーより、反応良くキレの良い励磁スピーカー

良くも悪くもですが、悪い音もそのまま音に描く、励磁型マルチユニット、その天敵は

 

各帯域ユニット同士のクロスする帯域付近がどうしても

ダボつき音を濁らせます

 

 

クロス付近の濁りを取るためには

スパッと切れるカーブを描くネットワークで纏めないと

 

 

なかなか気持ちの良いサウンドは奏でないものです

 

 

音の良い、素っ気ないマルチアンプは性に合わず、

 

バランス良く纏め上げる、ネットワーク方式が最適と

様々な方々のご意見と、先人猛者の文献で「辿り着いたTA7257」ネットワーク


オリジナル、やレプリカ、その他なんちゃってと
 
いくつものTA7257を研究されてきた、WEの大先輩Fさん
 
 
 
Fさんに、今回何かおくってくれーと頼んで、送ってもらた
 

 

トライアッド S-46Aオートトランス
 
Fさん曰く、WE7Aと同じようなカーブを描くトランスだよ
 
との事で送って頂き
 
試行錯誤で(T氏が)やっと完成し
 
そのキレの良いサウンドに、私も大満足
 
 
 
 
ネットワーク論争はこれで終わり・・・・・、
 
と思っていましたが、
 
 
・・・・・、
 
 
 
 
やはり気になるのは本物のWE7Aオートトランスを使った、T
A7257の奏でるサウンド
 
 
 
本物を聴かないで、なんだかんだと議論しても始まらない気がしてきた
 
 
ネットでWE7Aを探してみるがなかなか物が無い、やっとebei で見つけたが
 
ぎょえ〜!、340万円もする
 
 
買えない〜
 
 
 
ここ数年で何故だか急激に値段が上がってしまった、やっぱり気になる・・・
 
 
 
T氏に
 
私:本物の7A聴けないかなー
 
 
T氏:FBやブログに書いてみたら、誰かきかせてくれ~、貸してくれ〜、って
 
私:もう、既に書きましたよ、でも誰も貸してくれない、どうせ俺に貸せばバラされてコピーされると思ってるんだとよ皆
 
T氏:そっか・・・・・
 
 
 
そんな会話の翌日、T氏から連絡が入り
 
 
T:7A借りたよ「Fさん」から
 
:えっ「あのFさん」から、やった~流石太っ腹のFさん、だけど俺には貸さないが、T氏には貸すんだ、ふ~ん
 
 
 
まあいい、とにかく本物の7Aオートトランスの音を聴くことができる
 
 
てなわけで、か「」しました、
「い」と「り」は似ていますが、意味が全く違いますね笑
 
 
お借りしましたTA7257ネットワーク

 
 
どうせなら本物の7275かしてくれればいいのに、送られてきたのはレプリカの7257でしたが
文句は言えません、ありがとうございます
 
 
T氏の趣味の測定を経て
切れ味抜群の素晴らしい特性ですね
 
 
 
さて、いよいよわがリスニングルームに登場となりました
 
 
 
 
しかし、理想的なカーブを描くものですね
 
トライアッドも鋭いカーブでしたが、7Aは更にその上を描きます
やはりトライアッドのほうが、曲線は緩やかです18dbカーブのトライアッド
 
24dbの?、カーブを描くのが7Aオートトランスといったところでしょうか

 

 

今回は、T氏の測定の目的でお借りしたので一台だけ、(ちゃんと2個借りればいいのに)

仕方がないので、モノラルレコードで方チャンネルのみの試聴

 

仕方なく方チャンネルはトライアッド、

もう方チャンネルはWE7Aで聞き比べ

 

 

鋭い特性は、どんな音を描くのか

 

いやー、ワクワクします

聞き比べの動画もあるので、ご希望の方がいらっしゃれば送ります

 

 

 

音が出た瞬間

正直言って、7Aを聴かなければよかった〜(笑)

 

 

 

それほど音色は違いました、

 

7Aは、スカッと爽やかに、明るくキレの良いサウンド

トライアッドは重くウエットなサウンドに感じてしまいます

ちょっと歳とたようにも・・・・

 

 

でもこの音の違いは、カーブ特性の違いより

「コイルコア」

の素材の音の違いが大きいような気がします

 

 

7Aの音質は、間違いなく「パーマロイ」のサウンド(だと思います)

 

 

一般的に音が明るくなと「軽くなる」傾向になりますが

パーマロイは、重厚感を伴ったまま、明るく煌びやかに、

そして鋭いキレのサウンドを奏でます

 

決して造られた違和感のあるサウンドではなく

重みと厚みをもって且つ尖らず伸びやかな、なんとも心地よい

「貴賓が溢れる」サウンドといえば良いのでしょうか

 

 

流石パーマロイコア(だと思う)

 

 

 

もし、ネットワークは音質が落ちると思われる方は

是非一度パーマロイコアのコイルを使ったネットワークを聴いたいただきたいと思います

 

やっぱり、市場価格は嘘つかないですね、

恐るべきリアルな演奏を奏でる7Aオートトランスです

 

 

 

 

でも、

7Aトランスを使っても、特定の周波数でカーブを描き、一旦下げることは出来ても・・・・・・・

 

 


T氏:誰にも言うなよ最高のネットワークはTA 7257だよ

2022年05月13日 18時53分20秒 | オーディオ
T氏:ただし本当に音楽が楽しめる小音量での話ね
  :あなたみたいな大音量では関係ない話だけど、超小音量なら音の純度は素晴らしいよ
 
・・・・・、
 
 
 
以前のブログで旨味だけではなく、多少の雑味を加えた方が美味しいくなる

と書いた気がしますが
 
 
この雑味によって大切な味が濁されては意味が無いないです
 
濁るような雑味は加えてはいけないのです
 
 
 
 
現在、格闘して苦戦しているネットワーク製作、
 
その音を濁すのは
 
コンデンサー、コイル、抵抗等々のパーツ
 
 
 
これらのパーツを効率的な回路で、少ない部品で使う、
 
これがポイントだと思います
 
コンデンサとコイルの使い方としては、ローパスとハイパスです
 
ネットで拝借した図を使ってネットワークの働きを大まかに言うと
 
 
高域のツイーターに低域信号が入らないようにする、
 
ハイパスのコンデンサ
 
 
 
低域のウーハーに高域信号が入らないようにする、
 
ローパスのコイル
 
 
 
これだけです、簡単じゃん
 
 
と思われますが・・・・・
このシンプルな方式ではー6dbのカーブを描きますが
 
 
このー6dbカーブは音が濁るんですよ、チャンディバでも検証しましたが
 
 
 
 
6dbより12dbや更に18dbや24dbのカーブの方が音が綺麗です
 
 
 
励磁スピーカーの特性かもしれませんが、このクロスの音の濁りが特に出てしまいますので
 
出来るだけ急カーブで落としたいです
 
すみません、勝手に使わせて頂きました申し訳ありません
 
 
 
簡単に言うと上記の一つの回路で-6dbだと思ってください
 
−12dbで二回路、-18dbで三回路、-24dbでは何と四回路を使うことになります
 
 
このため理想的なカーブを描くネットワークを作るとなると
ツーウエイでもこんな具合にチョー複雑な回路となってしまいます、拾い画像ですみません
 
 
 
このため、一般的に「特性の良いネットワーク」を作ると
 
複雑な回路となり「音を濁すパーツが沢山使われる」ことになります
 
 
どんなに高性能な部品であっても、複数使えば確実に音の鮮度を落としますが
特性で音を語る人はこういった、特性の良いのが音が良いというようです
 
 
 
かといってシンプルな-6dbの回路では、緩いカーブで落としきれず
クロスする帯域が多く「音が濁る」ことになります
 
 
 
 
特性の良い「励磁スピーカー」では更に大きくこの問題が出てきます
 
 
そんなわけで、励磁スピーカーの全盛期の
WEネットワークを調べたのが、前回の投稿でしたが
 
 
 
 
 
やはり一番気になったネットワークはTA-7257でした
 
 
私と「偉大なT氏」との会話
 
私:ディバイダ―のように音が奇麗で、スパッと切れて音の良いネットワークって出来ないの?
 
 
T:・・・・・・、あるよ
 
私:えっほんとに?なんてネットワーク?それ作れるの?
 
 
T:うちのトップシークレットで長年僕が研究してきたネットワークがあるんだよ・・・・、誰にも言うなよ!
 
私:了解です、言いません(ちょっと書くけど)
 
 
T:最高のネットワークはTA-7257ネットワークだよ、7A オートトランスとコンデンサーの共振回路を使ったネットワーク、これ以上の素晴らしい曲線を描くネットワークは無いよ、
 
 
・・・・・、
 
 
 
との事、それで調べ始めたのが始まりでした
 
 
 
TA-7257を調べると、なるほど~その実態がだんだん分かってきました
 
回路図にある通り、ハイパスに使われている部品は
2μの139Aコンデンサと、7Aオート・トランスのみ
 
 
 
 
何と驚きの、たった二つの部品だけでハイパスを行っている
 
 
どうやって?
 
 
 
しかもT氏から聞くところによると、この回路が描くカーブは
 
-24dbのカーブより鋭いカーブを描くとの事
 
 
 
ほんとに?
 
 
 
噂に聞く、超高級品「7A AUTO TRANSFORMER」
 
まず、オート・トランスってなんじゃ?

 

調べてみると

オートトランスとは、単巻変圧器のこと
単巻変圧器は、1次側と2次側が同じ巻線を使用しており「絶縁されていません」
同じ巻線を使用しているため、複巻変圧器に比べて、小型、軽量化することが
できます。しかし、絶縁されていないというデメリットがあります。

との事、分かったような分からないような

 

ネットでTA-7257を調べると出てくるのは、

WEサウンドの大家、大先輩のF氏の写真が何度も出てくる

 

流石F氏、やはりやってることは半端ではない

私がブログに書くのを嫌ってT氏が話を濁すので、ここはF氏にお願いするしかない

 

F氏に図々しくもTA-7257について研究していて、俺も作りたいんだけど

なんかいい案ない?

と、メッセージを送ると

 

7Aと同じカーブを描くはずだよと、早速送って下さいました


ありがとうございますー

 

送って頂いたのは、

トライアッドの「S46A OUTPUT AUTOFORMER」なる

 

オート・トランスと、組み合わせるコンデンサー


凄い!感謝、感謝!です

 

 

早速T氏に測定して頂くと

 

いくつものタップの組み合わせを試してみて

 

素晴らしいい曲線を描く組み合わせがあることが分かりました


だいたい200Hzの、理想的なネットワークが出来そうです

 

※注、ホントはこの曲線を描くのには、T氏の長年の苦労の研究があるのですが

これを今、全て暴露するとほんとに出入り禁止になるので、画面の一部でご勘弁ください

詳しく知りたい方は幻のTオーディを探して、もしOPENの看板が掛かっていたら尋ねてみて下さい(CLOSEしか見たことないけど)

 

 

そんなT氏のアドバイスで取り合えず

 

組み上げた200Hzクロスのネットワークです


これは、確かに今まで出会ったネットワークとは、まるで世界が違う

 

 

チャンデバを使ったマルチチャンネル並みに

「クリアーな低域」

透明感あるリアルな中域

 

全体的音の鮮度が高く、

まるでフルレンジのようにバランスもいい

 

これは参った~~

 

 

まさに、歌手が「そこに居て歌っている」

 

 

こんな必殺技を隠し持っていたのか~、T氏の偉大さを再確認

しかもGW中も、海の幸を堪能していた私と違って

T氏は理想のカーブを求めて、日夜PCでシュミレーションを行っていたとの事

 

ありがとうございます~

 

 

T氏のアドバイスの基、様々なローパスも研究してみて

 

やっと最適な組み合わせが見つかり、ケースに収めました


回路が分からないようにオートトランス以外の、殆どのコンデンサーやコイルはダミーです(笑)

 

 

不思議なものでケースに収めて、

 

縛っただけで、更に音が落ち着きました



本物のWEスピーカーを使わない

なんちゃってWEシステムに良く似合う

 

 

本物の7Aオートトランスを使わない

なんちゃってTA7257ネットワーク

 

 

出力10W以上のアンプでは特性が出せない、幻のネットワーク回路に

なんちゃって91Bアンプを使って

 

 

だけどね奏でるサウンドは、

自分でいうのもなんだが・・・・・・・最高!

 

 

T氏、Fさん、ありがとうございます!

おまけに、いつも我がサウンドに文句付けるIさん、

すみませんトップシークレットをチョットだけ書いちゃいました

 

 

 

でも更に気になるのは、本物の 

7A AUTO TRANSFORMER の奏でる音ってどんな音なんだろう


豪華絢爛海の幸料理、まるで竜宮城

2022年05月11日 11時34分00秒 | オーディオ



一度は食べてみたかった
まさに「豪華絢爛料理」をついに食しました〜



なんと伊勢エビも食べ放題状態

刺身に、蒸しに、煮もの料理



夢の「伊勢エビは暫く食べたくない〜」、の発言が飛び出す状態





刺身はなんと、これで一人前ですよ〜


ぶ厚いタイにホタテエビとサザエ、もちろん伊勢エビも

すげ〜、これだけで腹一杯です





GWか正月に、毎年行っている伊勢ですが

今年は、目一杯伊勢神宮を、じっくりゆっくりお参りしようと


前泊した志摩市白浜海岸の漁師宿民宿「豊」
(教えたくない)



民宿の入口のイケスには、伊勢エビがウヨウヨと

ぎゃ〜!、期待出来そう〜



と、夕食を楽しみにしていましたが


期待を遥かに上回る豪華絢爛海の幸料理でした



実は、今までも豪華海の幸料理の民宿に何度か泊まりましたが
はっきり言って「嘘ばっか」で
二度とくるか〜、の民宿が多かったで

今回もつい前日に宿に電話
私:「追加料理は何が出来ますか」

宿:えっ、うちの料理は皆さんご満足頂いております、追加はいらないと思います

との応答、そんね事ないだろ〜と思いながらも
私:わかりました、じゃあ、食べてから考えます



と、電話した私が恥ずかしいです〜


ここは違いました、凄いです、凄すぎです



この宿自慢の「炮烙蒸」しと言うらしいですが、

これが凄い


季節の海の幸料理で

「今の時期だけ伊勢エビとアワビが両方味わえる、最高の時期ですよ」

との事、やった〜〜


まず、アワビが丸ごと、歯応えも旨味も最高で、うますぎ〜

伊勢エビも期待通りです、
この前江ノ島で食べた高級伊勢海老の倍以上の大きさ

そしてホタテも、う〜んプリンプリンな半生で、さいこ〜
ホタテを食べると、その下にはカキがたっぷり


ナイフで蓋をこじ開けてこれまた、プリンプリンでジューシー〜
お汁も、うまい〜、


更に牡蠣の下には、サザエやら何やらの貝がギッシリいっぱい、

ぎょえ〜



更に、定番の鯛の塩焼きもこれまた絶品!格別の美味さ


いゃ〜死ぬ思いで必死に食べたけど


ごめんなさい食べきれませんでした〜


この後ご飯になります、と、おひつが持ち込まれたが

勘弁してくれ〜と思ったが
白いご飯に、残った刺身を乗っけて食べたら


こりゃ参った〜、別腹?な訳がないが入った^_^
いや〜、大満足
宿泊費込みで一人1万4千円でお釣りがきました


またこよ〜っと





それから、余計なお世話かもしれませんが、伊勢神宮に行ったら

だらだらと人混みと共に中をぐるっと、一通りお参りして回り
赤福でお茶して、お土産買って帰る


なんて、最悪の巡り方ですよ



今回は外宮から回り始めて内宮で

御祈祷をお願いしました
御神楽で


皆さん、この御神楽のご祈祷、一万五千円は安過ぎです
宿泊費に千円プラスですが、これまた超格安でした


カメラは禁止でしたので写真は撮りませんでしたが

巫女さんが綺麗・・・、


いや、神楽は素晴らしい、
これは日本人なら一度は見なければ


因みに付き添いは何人でも無料で一緒に入れて見られます

大満足の神楽に、またお土産が豪華!すごい


来年も、お祓い受けます


伊勢は毎年感動しますが
今年は格別の伊勢神宮でした


前日の高野山参りで、重くなった身体が軽くなりました(笑)








何をご祈祷したかって?
皆んの願いと同じですよ
世界平和です^_^

チェロ、オーディオpalletを愛した大先輩へ捧ぐ

2022年05月09日 20時14分12秒 | オーディオ

レビンソン氏がMLASを辞めてCELLOを立ち上げ「pallet」を持参し日本へ来たのが確か1985年頃だったと思う
1984年の暮れだったかも?
 
CDが発売された直後で、オーディオ変革期でした
 
 
 
自らの名を冠したMLASと云う、世界最高のオーディオ機器メーカーを離れたのも驚きでしたが
 
ゼロから新しい会社を立ち上げたレビンソが最初に作った「pallet」にも驚きました
 
 
 
 
当時、輸入オーディオ販売店に勤めていてそのレビンソンの行動に感化され
 
よし!
俺も提供する側ではなく「使う側になる」といってその店を辞めて
 
新たな道を歩みました
 
 
勿論、その時はパレットの奏でる音を聴いた事も無いまま
「買う事だけを決めて」
新規事業を始めて、4年でパレットを手にすることが出来ました、
 
27才だったと思います。
長女が産まれた直後の事で、普通で考えればとんでもない買い物でした
 
 
買うことを決めてからパレットの事について調べ始めて
グライコではないイコライザー、
 
 
部屋の補正ではなく
 
レコードの持つ音楽特性を、更に自分の感性で好みの音を描く
 
画期的なオーディオ機器、知れば知るほど欲しくなり、
 
 
 
買うまでの4年間は本当に一生懸命仕事をしました(あのまま仕事を続けていれば・・・)
 
 
念願のpalletを手にしてからは音楽を聴く時間を作って聴きまくりました、
時には明け方までも聴いたことがあります
 
マーチンローガンCLSとB&Wシルバーシグネチアや4343もあったかな?
 
レコード再生はパレットがあれば事足りる、他のオーディオ機器にお金をかけても無駄だ!
 
と、言っていた気がしましたが、
 
結局パレットの魅力を表現するには相方にパフォーマンスを使うしかありませんでした
 
 
愛聴盤のレコードジャケットには丸が6個書かれたシートが入っていて
15HZ・120・500・2K・5K・25Kに印をつけていました
 
マーチンローガンでは15Hzと25Khはほとんど関係なく実際は◎四個でしたが(笑)
 
 
パレットはグライコのようにフラットな特性を作るのではなく
 
むしろ魅力的で楽しい音楽の再現それはフラットを求めても意味がないと感じていました
 
 
 
レコードのRIAAカーブの話ですが、
 
その当時は正直RIAA以外のカーブは殆ど知らないで、オリジナルレコードを聴いていました
 
 
レコードの音の違いはRIAAカーブよりも、
ミキサーやプロディーサー、録音スタジオやレコードレーベルメーカーの「特徴だと」感じていました
 
 
足りないところは足してあげて
 
多すぎるところは減らす
 
 
そんな聞き方もしましたが
 
足りないところを、後から足しても、正直楽しくは鳴りませんでした
 
 
むしろ足りないものは、そのままで
 
他を調整や時に強調したほうが、音楽が楽しくなると思えました
 
 
フラットにするのでも、足りないところ補うのでも無く、
 
レコードの魅力をさらに自分なりに楽しむ
 
 
これこそがオーディオの楽しみだと思っていました
 
 
ある日そこへ、
 
RIAAカーブでしか再生できないお前のフォノイコ装置で
間違ったカーブで再現された音を、更にお前が好みに変えても
間違った音を、偽りで補う音で、
 
「本物ではない」まやかしのオーディオだお前のは
 
と、ごくごく身近な先輩に言われて、大喧嘩になったことがあります
 
 
「間違った補正カーブで再生されたレコードは何をやってもダメ!」
 
 
その人の言葉が今も頭に残っています
 
 
 
その後、魅力と演出力のWEにはまり
パレットが無くても、好きな(派手な?)音を奏でる事が出ると思うようになり
 
 
どっぷりとWEにハマった私は
どんなカーブで再現しても、その魅力さらに増して奏でることが出来るオーディオ機器を構築したつもりです
(あくまでもつもりです
 
 
オーディオ機器は無色透明で
ソフトの魅力をそのまま奏でるのが、優れたオーディオ機器と言われる、今日この頃ですが
 
 
私のオーディオ機器は、どんなカーブで録音されたレコードでも、
更に魅力を増して再生します
 
 
実はpalletの◎4個のシートは、何度も何度も補修されたり書き直されたりして、
最後は意味が無いと思ったりしていました
 
 
マーチンローガンでしたから湿度の違いも音に出ましたし、
自分の体調や、気分の違いもあったかもしれません
 
 
 
その日ベストなレコード再生が、次の日もベストとは限らないのです
 
毎日毎日が一期一会で新しい音との出会い
聴き方は毎日違う、だからシートに記録しても意味がない
 
 
ましてや、RIAAや他のイコライザーカーブを合わせなければ
「本当の音では無い」というかたの意見は
 
いちおう否定はしませんが(大人だから)(笑)
 
 
オーディオの楽しみとは何ら意味の無い事だと感じています、
そんなことは低域のちょっとしたコントロールが出来れば事足りるし
 
それ以上のオーディオの楽しみがあることを、パレットは教えてくれました
 
 
そんなチェロ、オーディオ・パレットの楽しみを、
いつか語ろうと思っていた知人が亡くなったのを先程知りました
 
 
 
私の想いを語る機会を失ったので
パレットの想いと我がオーディオの愉しみをここに書かせて頂きました
 
 
 
支離滅裂なブログで申し訳ありませんでした、
 
オーディオの大先輩
○峰さんのご冥福をお祈り申し上げます。
 

WEの隠れた遺産「ネットワーク」

2022年05月07日 17時40分27秒 | オーディオ

マルチユニットのスピーカーシステムでバランスよく、音質を決定づけるのは

ユニット?ディバイダ―?ネットワーク?

 

 

様々な意見があると思いますが、大きく分けると二つの方式に分かれます

 

音楽信号自体をディバイダで分けてから、各信号をパワーアンプで増幅する

マルチアンプマルチアンプ方式

 

パワーアンプで増幅した信号を各帯域ごとに分けそれぞれのユニットに振り分ける

ネットワーク方式ですが

 

 

私はネットワーク方式がマルチユニットスピーカーを上手く鳴らす重要なポイントだと思っています

 

マルチアンプ方式は確かに音もよく、

簡単にクロスや音量トランジェントまでも調整もできますが、

 

 

正直いってバランスよく「楽しい音楽が奏でられる」のはネットワークだと思っています

当然ながらネットワーク方式のほうが音に一体感があり、それが音楽が奏でられるという表現になると思います

が、ネットワーク自他がケーブルと共に音を悪くする音響機器だと云うことに異論はありません

 

そんな音質劣化する音響機器でも、音質をコントロールするのが、WEの凄い処です

 

 

やはりWEのTAナンバーのネットワークは格が違いました

ワイヤー同様に劣化どころか、軽やかに奏でたり、力強く奏でたり、

 

 

素性の良いWEユニットの奏でるサウンドに

彩や力を加える事が出来るのが

 

WEの遺産の中でも最高の製品の一つの「TAネットワーク」だと思います

 

 

マルチアンプより、バランスよく、繋がりもよく、力強く、そして

楽しく音楽を奏でるのが「WEのTA型ネットワーク」

 

そんなWEのネットワークを研究したいと思います

 

 

 

1927年に555レシーバーが発表され、フルレンジで事足りた時代から

低域の不足が挙げられて4151ウーファーが登場し

 

次いで高域の不満んも観客から出だしたことで、597ぼストイック・ツイーターが追加された

 

 

555のフルレンジに低域と高域を足した、3ウェイスピーカー方式となり、ワイドレンジ、シリーズとして

ネットワークが開発されました。

大きなホールでは 15Aホーン+ 555Wの中域に、高域597Aツイーター、低域 4151Aウーファーの組み合わせで

 

小さなスペースでは、22Aホーン + 555W、 597Aツイーター、 4151ウーファー(TA7331エンクロージャ)の組み合わせ

 

 

これらの初期ワイドレンジシリーズの組み合わせで使われた3ウェイネットワークの代表的なネットワークは

 

TA-7257、TA-7284、TA-7279の三種類ですが、その中でも最高傑作と言われたのが

 

 

TA-7257です

オリジナルは700万円~800万円と言われる幻の超高級ネットワークで

 

3WAY NETWORKで、クロスオーバーは 300Hzと3kHz,6dB/OCT

 

 

TA-4181A OR TA4151Aウーハーと、555Wとカールホーン、596A用のネットワークで

 

596Aツイーターの低域カットは

WE137Aの4μコンデンサーだけのシンプルなモノですが

 

このネットワーク最大の特徴は超高級品「7A AUTOTRANS」が使用されていて

 

このトランスの効果で

数あるネットワークの中で最も「ハイスピード」で

各ユニット間の「つながりが良い」最高音質のネットワークと言われているようです

 

 

7Aオートトランスがこのネットワークの高音質を作り上げていますが

ハイパスのローカットは、このトランスのタップの組み合わせで

カーブも選ぶことができると言われる優れもの

 

だが、

 

7Aオートトランスは10W以下程度のアンプでしかその特性が維持できずに

大音量が求められた、そんな時代でもあった為に

 

姿を消した幻のネットワークだと思われます

 

 

後続はTA-7284

7Aオートトランスには魅力的な音質とさまざまな機能がありますが、

 

やや複雑でもあり、大出力のために「7Aオートトランス」を外した

TA-7284が改良版として作られたようですが

 

TA7257に比べて構造がシンプルで、大規模劇場でもその特性が対応出来たようですが

 

音がいまいちとのことで、TA-7297に変わったと噂されています

(ホントかどうか真相は私には分りません)

TA7297までは555Wとロールホーンを使った、3WAYの

ワイドレンジ・シリーズ用に作られたもので

 

 

これら三つのネットワークの特徴として、空芯コイルは使われずに

 

 

TA7257 では7Aオートトランス、(コイルとしての特性も使われたと思います)

 

7284では小型の、7297では大型のEIコアのインダクタンスコイルが使われています

なんとか手に入れようと探しましたが、なかなか手に入らない「7A オートトランス」

 

初期のブラック/シルバー鋳造タイプと後期タイプの缶タイプがあるそうで

やはり音は違うようですね

 

18Aオート・トランスでも同じような効果が有られると聞いています

 

 

ここまでのネットワークが旧型のEIコア使用のネットワークだと思います

 

 

 

 

その後の1933年、ベル研の長距離立体音像伝送実験で使われたスピーカーシステム

フレッチャーシステムで使われた、高性能な高域ツイーターが改良され

1936年、594Aツイーターの完成!(上記は私の偽物で~す)

 

それに伴い、それまでのスリーウエイシステムから、

ダイフォニック(ツーウエイ)となり

 

低域は今までと同じTA4181Aウーハーですが、中高域は今までの555W+ロールホーン+596Aから

 

高域は594Aやのみで、24Aや26Aなどのストレートホーンを使ったシステムとなっていきました

 

555Wと25Aホーンを使った初期のミラフォニック・サウンドシステムでは

それまでの555+カールホーン用のネットワークは、既に使われなかったようですね

555使用で唯一この組み合わせだけが、空芯コイルの組み合わせでした

 

 

その後はWEの集大成で、鏡のようにサウンドを描き出す、

「ミラフォニック・サウンドシステム」が主流となっていきネットワークも変わっていきました

ミラフォニックになってからのが、後期型ネットワークだと思います

 

使われた代表的なネットワークはTA-7332、TA7375、TA7376、TA7444、TA7473ですが

TA7332は空芯コイルと137Aコンデンサーを使ったもの、

 

TA4151や4181ウハーと、555&22ホーンのツーウエイのM5でも使われたようですが

 

4181×4本を直列の12Ωで、594×2並列12Ωで使用し、

M1、M2のシステムでも使われたのがメインとのことです

 

 

TA7375は、WEネットワークで最も一般的で数多く使われたようです

空芯コイルを使った12Ωクロスオーバー300Hz 12db/octの

4181と594一本ずつ使用した最も標準的なネットワークです、

 

現存する数も多くあるようです

 

 

 

TA7376も空芯コイルとコンデンサーを使った300Hz 12BD/octで

4181と594の組み合わせ用です

TA-4181Aウーハーをダブルで使い、その接続は直列となります

 

 

TA7376を改良したのがTA7444と言われていますが

TA7444は、TA-4181A ウーハーを2本並列接続用です

 

どちらも594A一発と4181Aをダブル使用の専用ネットワークです

クロスはどちらも300Hzですね

 

 

ミラフォニック・サウンドシステムで、ダイフォニックと言われる

ツーウエイで使われたネットワークは全て

 

空芯コイルとコンデンサーを使ったシンプルなネットワークで

 

555とカールホーンを使った初期型のワイドレンジシリーズはEIコア

 

 

さてさて

コイルの音の違いは今までも書いてきましたが、

 

Eiコアの撃鉄サウンド

空芯コアの軽やかなサウンド

 

WEでは、使うユニットとホーンとネットワークで

各機器の組み合わせの仕方で音質を使い分けて、提供していたようですね

 

 

最高の音を各劇場にリースした「WEシアターサウンド」恐るべし

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、次なるネットワーク政策に取り掛かりますかね