
私にとって、魅力的なスピーカーは
やはり中高域に張りと透明感を持ったスピーカーに魅力を感じます
音楽用ではなく、TVや映画用に長らく使ってきたJBL L220
このスピーカーは低域の迫力はすごいものがあります、
が、問題は抜けない籠った音がする「中高域」

高域は伸びやかな076ツイーターだが、
問題はLE5-9スコーカー
どうもこのコーン紙のスコーカーと、
金属振動板のツイーターの組み合わせを
私は違和感のある音に聞こえてしまうようです

このLE5-9スコーカーを、LE8Tに変えて楽しんできたが
やはり、違和感は消えなかった
中高域の違和感を消すには、やはり
「コンプレッション方式のドライバー」
を使うしかないとの結論に達しました
まず使おうと考えたのが175DLHかLE85
LE85だとちょっと大きいので、取り合えず175DLHにしようと思ったが
よく考えると、低域はLE14ウーハーではなく、
今はALTEC 515のフィールドコイルウーハーが付いている
ここはウーハーとの合わせてALTECのドライバーもいいかもしれない
などと思いながら、いつものTオーディオで何か転がってないかと物色

あった、
汚そうなALTEC802ドライバー、これは丁度いい
:これ、ちょうだい
T:あのね、うちはお店、お店にあるものは商品と言って、売り物なんですよ
:わかってるよ・・・・・、
こんな汚いドライバーでも、ただで頂戴と言ってるわけじゃないよ~、
:ちゃんと代金払いますよ、こんなこ汚いドライバーでも
T:あのね、これはオリジナルの振動版の極上ものだよ、音は本物
:あっそ
:この802に合う、短いホーン何かない?
T:これがいいよね、1インチスロートのアルミホーン、エール音響で作った新品があるよ
:お~それなら丁度いい、それちょうだい・・・
T:・・・・・・・、

そんなわけで小汚いALTEC802ドライバーと、
まっさらのアルミホーンが手に入った
試しに合わせてみると、ホーンのほうがデカかった、穴が小さい
でも音色は合う
どうしよう取り付けるには穴を広げなければならない、
四角い穴を大きくしたらもう元には戻らない
オリジナル製品に手を加えるなど
オリジナルJBLに穴をあけるなど、神おも冒涜する行為に等しい

とおもったが、
結局穴を広げて押し込むことにしました
ホーンはいつもの方式でデッドニングを施しました、

さて、ホーンの色はどうしよう、
無難に黒にするか
白やシルバーもいい感じだと思うが

思い切って赤にしてみました、イタリアンレッド
たまには少し派手目な色もいいかなーと思って
さてさて、どんな音か、そうだ音出しの前に
L220はもともと、各ユニットのタイムアライメントをそろえてあった製品だが

今回はズレが生じる、クロス800で測っても、極性を反対にするには無理がある
聞きながら極性を合わせることにし、極性チェッカーを使いながら検証して
結局すべて正相になるように配線、だから076は逆相につなぎました(笑)
いいですねー、
やはり中高域はコンプレッションドライバーに限りますね
これで、見掛け倒しのイカサマL220も本物のJBLスピーカーの仲間入りです