オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

良い音の正体とは

2024年06月28日 14時36分52秒 | オーディオ

永遠のテーマでもある良い音を語るに、まず反対の音から考えてみます

良い音の反対は、悪い音ですが、

 

わかり易く表現すれば「煩い音」ってことになると思います

 

うるさい音って何だろう、どんな音だと思います?

物理的に周波数Hzで表せるのかか、それも音圧レベルのdbで表すのか

 

世間一般的の煩い音「騒音」などは、測定器のdbで測定することが出来ますが

 

音楽を楽しむオーディオで「うるさい音」とは何かをネットで調べると

ノイズ、いやな音、嫌いな音、不快な音等々とあります

 

爆音は煩い音と言われる方もいますが、小さい音でも煩い音はうるさいですから

周波数のHzや音圧のdbの単位で客観的に表現することが出来ない

 

 

感性が嫌う音だと思っています。

感性が判断するであれば、これは人其々で違って来ると思います

よく料理の「味覚」に例えて五感の感性の事を書きますが、

 

 

 

今回は「嗅覚」で例えてみます

 

私、いちおうお客様と接する接客業で、臭いに関して気になり調べてことが有ります

臭いも一応数値はあるようですが、

 

その表現判断は心理的な判断で、生理的レベルでの感性の表現となるようです

まず、匂いを様々な香りと判断し、生理的にいい匂いとか、悪臭とか判断するのですが

 

匂いは「音より」難しいです、支障が無い方なら「音」は大体どんな音で認知出来ますが

匂いは、物理的に匂いが有っても、それを認知できない「自分の匂い」という匂いがあるそうです

 

自分の匂いは何故か自分では分からない事が多く、そのため自分は無臭だと思っている人が多いですが

それは間違いです、年齢と共にしっかり臭っています、が

なぜ「自分の匂い」が分からないのかというと、

単純な理由でいつも嗅いでいるからだそうです

 

何時も嗅いでる匂いは、匂いが有っても、「脳が匂いと判断しない」のだそうです

 

匂いが無いと脳が判断するから「どんな強烈な香りを放っても自分では分からない」

なるほど、

 

いつも嗅いでいる自分の家の玄関の匂いは無いと思っているが、他人の玄関は匂う事があります

その他人が、我が家に来れば、きっと全く同じことを思うのでしょうね

 

また、一週間ぐらい家を空けて久々に帰ると、玄関が匂ってることがあります

人が居ないと臭ってくるものなのか?なんて、勝手に考えますが、

違います、脳が自分の匂いを忘れただけです

 

久々にかいで匂いが有るなら、それが貴方の家の匂いです!

 

「嗅覚は」良い悪いの前に、まず匂いと感知する必要があります

普段あまり嗅いだことの無い、何かチョッと違いがある匂いであり

 

脳が「匂いと」感知して、心理的・生理的レベルで判断し、

感性が「快感」に感じると「いい香り」、逆に「不快」に感じた場合は「悪臭」となるそうです

あくまで一般的な理論ですが

人間の憧れでもある、甘味を感じられるような「淡い匂い」は、

 

「いい香り」となることが多く、逆に

 

 

「濃度の濃い強い匂いは」不快を感じ「悪臭」となる傾向が強いそうです

 

一般的なにおいの傾向は有りますが、そ

 

れを感じる「五感」は全ての人が同じではありませんから

良い悪い、好き嫌いは、その人其々で多少の違いはあると思います

 

 

悪臭でもいい香りでも、普段嗅いでる匂いは、あまり感じなくて、

あまり嗅いだことの無い匂いを、生理的にどう感じるかですからその判断に大切なのは

より多くの匂いを嗅ぐ経験値が必要な気がします

 

匂いは、その経験値を基に生理的レベル心理的レベルで感性がどう感じるか

で良い悪いが決まってくるように感じます

 

 

 

如何でしょうか?私は、「音」も同じようなものだと思いますが

 

「いい音」とは、感性が「快感に感じる音」であり

不快や、うるさく感じるのが「悪い音」だと思っています

 

単なる空気の振動だった音が、聴く人の経験で作られた感性によって

なじみの無い不快な音として認識されたのが、煩い音の正体だと思っています

 

普段小さい音で聴いている方が、大きな音を聞けば

大きな音は唯それだけでうるさい音と判断されるかもしれません

自分が聞いたことがないジャンルの曲を聴かせられれば、それもうるさい音となるかもしれません

 

 

「いい音は人其々」その人の経験値で違って来ると結論付けると

理系の方々から「いい音は単なる好みではない」と云われてしまいますが

 

 

 

 

そうです

私も仰る通り、人其々の好みだけとは思っていません

 

 

「本当にいい音は単なる個人の好みでは無い」と思っています

 

いい音は誰が聴いても、物理的にいい音なんだと私は思っています

 

だから私は、我が家に聴きに来られる方々に

 

「こんな大音量は聞いたことがないが、大音量もいいもんですね」

「初めて聞くジャンルですが、いい音楽ですね」

 

等々、

初めて聴いても、感性が喜んでいただける音

 

そんな、音作りを目指しています

 

 

 

私は清流のせせらぎのようなサウンドだと・・・・、

2024年06月25日 19時11分29秒 | オーディオ


ときより、我がサウンドが聴いてみたいと

 

ご奇特な方々がお見えになり、楽しいオーディオ談議に華が咲きます

 

 

 

お帰りになった後、皆様から様々なコメントを頂きます

ありがとうございます

 

 

まぁ、確かに多少は音が大きいかもしれません

刺激的といえば、多少刺激的かもしれません

耳あたりが良いかと言われれば、多少鋭さもあると思いますが

 

床をゆすぶり

心臓をえぐり出し

耳から血が噴き出す

 

「そんなサウンドが好きです」

 

といわれても・・・・・、(笑)

冷静に考えると、あまり聞きたくないような気がするが

 

まあお褒め頂いているので、皆様ご満足はして頂いていると思います

 

 

やはりこの言葉で想像してしまうのが

軍事兵器のサウンドですよね



この音は聴いたことは無いですが

多分これより聞き易いとは思っています

 

 

もしかしたら、似たような音なのかなー

 

 

皆さん大音量を楽しまれていると思います

オーディオマニアは大音量が好きなんだと思います

 

WEサウンドは奏でませんが

励磁らしいサウンドを奏でると思っています、

 

励磁は大音量が得意なんです

だからこんなコメントも頂きます



蕎麦を目当てに来る方もいらっしゃるが
 
食べながらもちゃんと聴いててくれているようです
 
 
 
音飛びが良いい、弾んだ音
 
これは高音質なハイエンドオーディオではなかなか奏でられないと思います
 
音の質や密度を高めると、どうしても弾む音は難しくなります
 
綺麗な高音質も大切ですが、密度を高めすぎると・・・・
 
 
かといって、歪ませたり、音を省いたりしては
 
感激して頂けるようなサウンドを奏でることもできません
 
 
密度の濃い音で弾む音を奏でなければ、こんなコメントは頂けないと思っています
 
コメントありがとうございます
 
 
 
他にも

「音がすっ飛び出してくる」とか

「心臓に良くない」とか言われる方もいますが

 

 

「強烈なサウンド」とかのお言葉も、



感動して頂き、また聴きたいと言って頂ければ、
 
煩いだけではない、魅力が有ったのかと嬉しい限りです
 
 
聞いて頂いた皆さんのコメントありがたく頂き、これからの音にも反映していき
 
益々精進して行きたいと思っています
 
 
 

でも、玄関で立ち止まり

「あっ!すみません耳栓忘れました、大丈夫でしょうか?」

と本気で言いながら入ってきた方もいますが

 

皆さん怖がらずに、これからも聴きに来てください

蕎麦を食べに来てください

私も皆様の所にキャンカーで遊びに行きたいです

 

ありがとうございます、感謝、感謝!


改めてWE91Bは音が悪い!狭い!品が無い!

2024年06月20日 18時53分22秒 | オーディオ


 

先日アンプビルダーの方や、ハイエンドオーディオマニアの方々がお見えになり

 

こんなに色んな真空管アンプが有るなら、其々聞かせて欲しいと言われ

 

いつものWE91レプリカアンプ以外のアンプにも繋げて比較してみました

 


まずはWE91B型の兄貴分と言われるWE86型アンプから

 

入力の電圧増幅はWE262Bを二段で使い、他の真空管や部品や出力トランスも

出来るだけWE製品で作り、オリジナルに出来るだけ近いサウンドを奏でているつもりです

 

WE86はオリジナル・レプリカも含めて様々な所で聴かせて頂きましたが、

 

それらと比較してもわりといい出来のアンプだと思っています

 

1988年製のWE300Bをプッシュプル動作で増幅するアンプで

元々WE300Bは、この86アンプの為に作られたと言われています

 

出力も15W近くあり、大出力なアンプが奏でる豪快で力強いサウンド

と、思われている方も多いと思いますが

 

WE86は、パワフルなサウンドというより

 

綺麗で繊細なバランスの良い音のアンプだと思います

まさにWE91Bの兄貴分の風格と気品を持ち合わせた音色で

 

比べて聞くとWE91Bは

WE86から「音を間引いて」「気品を削り落とした」ようなサウンド

若々しくフレッシュとも云える音だが、ヤンチャ坊主的な荒々しさにも感じます

 

WE86は風格が有り、ゆとり有り、音も本当に音の良いアンプですが

 

ただ私に云わせると、チョットだけ面白みが足りない

迫力が少しだけ足りない、音が飛んでこない、だから躍動感に欠ける、、、、、

 

 

気もしますが

 

それでもやっぱり、それなりの交響曲を奏でれば圧巻ですね

WE91Bでは明らかに低域の役不足を感じます

 

86の豊かな低域に支えられた落ち着きの有るサウンドは、

これはこれでとても魅力的なんです

 

普通~に、音楽聴くにはとても落ち着いた、素晴らしい音のアンプなんです

が・・・、

 

・・・・・・・、

 

 

 

 

  

さてさて、お次は大型送信管のGEの211送信管アンプ



このアンプはWE43風バッファーアンプを目指して作ったもので

 

バッファーアンプだから前段を持たない、単弾のトランス入力アンプなので

使うには、前段の小出力のアンプが必要になります

 

元々はWE91Bのバッファーとして作ったのですが、思うような音に鳴らずに

 

ウエストレックスのRA1474回路で前段アンプを作ったのですがこれもイマイチ

思案の末にWE120Aラインアンプの出力トランスをパスした出力端子を作り

WE120Aの電圧増幅部をそのまま前段アンプとして使っていたのですが

 

これも当初なかなか思った音は奏でないので、最近はあまり使っていませんでしたが

 

WE120Aラインアンプのドライブ真空管をWE348Aに変え、出力管もWE349Aに変えてから

その魅力的な音に驚きました、

もともとこの組み合わせで2Wぐらいのアンプが出来たのですが

この組み合わせが、WE史上最高の音質を誇ると噂されるアンプでもありました

 

やはりアンプは初段の電圧増幅で決まりますね、 

 

おかげで出力管211の良さもさらに良く出るアンプになりました

水銀蒸気整流管のRCA872Aもいい仕事しています

パリんと力強く張りの有るサウンドで、これが鳴り出すと流石、大型送信管

 

なんとWE300Bの音のスケールが、小さい、狭い、きつい

そんふうにさえ思えてしまうのが211バッファーアンプです

 

 

この211シングルは43アンプのようにAC点火は無理でしたので、DCで点火しています、その静けさが今まであまり好きではなかったのですが

 

WE348とWE349に変えてから何やらいい感じです、静けさの中にクッキリとした力強い安定感のある音になりました

 

 

これまた交響曲を聴くとWE86とは違った、なにやら優雅に張りがある音

いや、柔らかさがあるのかな?

 

和太鼓のレコードをかけてみるが、これもヒジョーに良いではないか

 

改めて、俺こんなに音の良いアンプ持ってたのに



なんでいつもWE91Bレプリカばかり聴いてるんだろう

 

 

リビングルームにも、RCA245シングルアンプ、91型初段単段増幅アンプ、WE142型350Bプッシュプル

がありますが、今回はこの三台の中から、今回はRCA245アンプを運び入れ聴いてみました

 

そのシンプルで素直な音色にビックリ!

この濁りの無い音の純度は鳥肌もの

だが、チョットだけパワーが足りない

 

約2Wは希望的に出ていると思うが、心地よい大音量には足りない

以前2A3で3Wのアンプで行ったが、やはりこのくらいは欲しいところです

超高能率なスピーカーですが、大音量で楽しむにはある程度の出力は必要だと思います

 

 

 

4台のアンプを聴いて、元のWE91Bレプリカに戻すと



とにかく、うるさくて、音域は狭く、音に品が無い!

 

低域の量感を少し出そうと、外してあった電源のチョークトランスを入れてみると

 

量は出るが、音が遅くなるのが分かる、91Bらしさを出すには、

電源チョークではなく抵抗方式のほうがスピード感がある

 

暫く聞いていて、その雑味ばかりの音になれてくると

この音の表現力はやはり一番このスピーカーに似合っている気がしてきた

 

音が良いわけではない

音域が広いわけではない

心安らぐ気品のある音ではない

 

煩く、刺々しく、しつこい位に色濃く力強く

そんな音色で

表現力豊かな音の表情を聴かせるアンプが91Bだと思う

 

この表現を聴き楽しむにはやはり

励磁型スピーカーは必需品かもしれませんね

 

 

残念ながら、我がシステムに?

いや、私の音楽の楽しみ方に一番似合うアンプは

 

この音の悪いアンプのようだ(笑)


アナログ・オーディオ新時代

2024年06月20日 10時00分09秒 | オーディオ

少し前だが

久々の開催の、アナログ・オーディオフェアに行ってみました

 

以前のこのオーディオフェアは、真空管オーディオフェアと並び

昭和の香りが漂う

「親近感があるサウンド」が楽しめたオーディオフェアでしたが

 

今年は、音の次元が変わったというか

「アナログ新時代の移り変わりを感じました」

 

昭和のアナログレコードから、デジタルCD、デジタル配信、ハイレゾを経て

 

再びアナログの時代がやってきましたが

 

数年前までの「昭和の懐かしい香り漂う」なかでの

新しさもあるアナログサウンドと云った感じでしたが

 

 

今回のフェアは、そこから脱皮して往年のアナログは感じなかった、

「定着した新世代アナログ・サウンド」の時代を感じました

 

 

良くも悪くも、力強く、色濃く、ガサツな雑音も音楽として楽しんだ昭和アナログから

 

 

一瞬聴くと、力の無い透明感は、物足りないサウンドと感じましたが

 

そうではない、無駄な力の抜けた、垢ぬけたサウンドと云えばいいのかな

何処までも透き通るような「透明感ある解像度」は気持ちいいですね

ディレクターの狙いどおりに、ビタッと微動だにせず「安定して定位する音像」

 

「聞き易く、素直で鮮度の高い本来の音であろう音色」

明らかに、機器の進化と共に、音も進化している

注、DDになったTD124に魅力が有るのか無いのか何とも言えませんが

 

フラッターや偏心、回転ゴロ等々の無駄な付帯音が相まって

個性豊かな雑味と旨味となり、それが混在して何層にも重なり合い作り上げた「昭和アナログ」から

 

 

雑味を取り除き、更に徹底的に良い音だけを抽出した「大吟醸サウンド」

音に、苦味や渋みは一切感じない

余分な雑味の味は必要なし、と排除したのが現代サウンドなのか

 

確かに素晴らしくいい音を奏でている

しかもそれが、一つのブースだけではない

 

多くのブースからその進化が伺えるサウンドを奏でているのが驚いた

 

今までも、最新オーディオでその「雑味排除の進化」は感じてきたが

雑味と共に何か大切な旨味を失ってきた、何か物足りなさを感がさせる進化だった気がするが

このフェアの各ブースの奏でるサウンドは定着した進化を感じさせる、

 

新しいいアナログサウンドを奏でていたと感じたフェアでした

 

 

 

 

 

 

 

 

まいった、な~

俺の好きな、余分な雑味と旨味が重なり合って造られる様々な「力」

力感、躍動力、魔魅力、そんな「力」は不要の時代が来たのかな~

 

 

ある意味参った・・・・、

 

 

でもね

透明感も繊細さも安定した定位感もわかるけど

 

やっぱり俺は、未完成ともいえる「昭和の破壊力が好きだ」

どんなもんだい!

 

 

すげ〜だろ〜

ちきしょうめ〜、バカやろ〜これでもか~

 

てきな昭和の破壊力?

 

 

 

う〜ん、書いててそんな音聴きたくない気もするが

 

 

床を揺すぶり

心臓をえぐり出し

耳から血が吹き出す

 

 

ぎゃ~!

そんなサウンド(笑)

 

 

 

やっぱ聞きたくない〜

と、普通は避けると思いますが、

 

怖いもの見たさにハイエンドオーディオを楽しむ方々も

いちど聞いてみたと、時々耳栓と胃薬持って遊びに来ます

たんに蕎麦目当てもいるけど

 

 

 

そんなハイエンドサウンドの皆さんは

現代サウンドが失った何か、音の楽しみとは本来何だったのかを

思い出しておられるようです


原音再生とは何か?

2024年06月17日 10時05分47秒 | オーディオ

以前、SNSの書き込みで

「生演奏以上の音楽はない」

との投稿をお見掛けました

 

オーディオmaniaのグループでの投稿だから、

当然オーディオマニアの方のコメントだと思いますが、音楽マニアと言われる方々なんでしょう

 

 

私もSNSでそんな音楽マニアの方々から批判のコメントを頂きます

私は音楽が分かる音楽好きで、「音楽を聴いているので」

 

「音」を聴く「あなたのようなオーディオマニアと一緒にしないでほしい」等々書き込まれますが

 

そんな、音楽好きなオーディオマニアの方々へ一言

音楽が嫌いなオーディオマニアは居ないとおもいますよ~(笑)

 

「音楽好きを自称する」方々は

生演奏こそ「最高の音で、本当の音楽だ!」

 

 

と、冒頭の言葉を発するようです

まあ、ある意味否定はしませんが

 

そもそもオーディオの再生と生演奏は比較するものでは無いと思いますが

 

音楽を聴くのが趣味で、好きだと言っても

「レコード再生で自宅で楽しむのと」と「生演奏を聴きに行く」は

 

全く別の、「其々の音楽の楽しみ方」だと思います

 

 

音楽好きな方々に言わせると、所詮オーディオ再生は

生演奏をコピーし、追体験を得る程度のものであり

 

「再生」が「生を」超えることはあり得ない

と、仰り

 

 

生演奏以上の音楽は無いとなるのでしょうが

・・・・・、

 

 

 

バカこくでねぇ!

 

レコード再生音楽は

生演奏では、絶対に!聴く事の出来ない

 

 

魅力あふれる「幻想音楽でのLIVE演奏」だい!

 

そこの音楽マニアの貴方、いま「所詮、幻想音楽なんか・・・、本物じゃない」

と、心で呟いたね

 

あんただよ!あんた、

 

 

じゃ、そんな貴方は映画を観て感動したことが無いんですか?

映画はみんな幻想の映像ですよね、貴方が戦場や刑務所や結婚式場などで実際に体験してる事じゃないよね

 

たかが映画のスクリーンで疑似体験をしているという幻想だけど

 

 

そんな、幻想の映画のスクリーンでも

疑似体験で「感動を得る」ことは出来ると思います

 

 

感動を得るという「感情が乏しい人」は、自宅で一人で見るより

映画館で観たほうが他人と感情を共有することで

多くの方の感情のパワーを共有し、より感動が得られると思います

  

映画の疑似体験で、実際にその場に居ないのに、

あたかもその場に居てその行動をしているような気持になり

その映像疑似体験の出来事を、自分の体験のように感じる

 

「自身が体験しているような気持になる」事で

「映画の感動」が生まれるのだと思います

 

 

 

私は再生音楽もこれと同じで


恰もその歌手が、我が家に居て歌っているように感じられる音楽を奏でる

 

単に生演奏をコピーした、疑似演奏とかではなく

 

自宅にいながら、コンサート会場では味わえない距離感や音圧で

「リアルに目の前で、演奏している音楽を奏でる」事が、大切だと思います

 

ライブ以上の感動的な音楽を奏でる

 

 

 

勿論、オーディオマニアの皆さんはそれを目指しているので

そんなこと当たり前と言われると思いますが

 

 

目をつぶれば、私設ステージで「確実にそこに居て歌ってる」リアルな歌声や演奏に酔いしれていて

 

 

ハッとして目を開けたら、

演奏者が居なく「スピーカーがあった」、

あっ!そっか、ここは俺んちだった(笑)

そんな音を目指しています

 

 

 

言葉だと簡単ですが、実現には至難の業です

 

では、どうやってそれを実現するかと云うと

勿論ソフトは大切です、単にコピーした程度の音楽では

絶対にそのような再生演奏は出来ないと思います

 

エンジニアが手塩に兼ねたソフトであることは大切です

 

 

 

 

ハード面のポイントは、

「生演奏では絶対に得られない何かを演出する事」

だと思っていますが

 

本物には無い、何か本物以上のものを演出する必要があると思っています

 

 

私の演出は、以前も書きましたが、ヘップバーン方式です

 

かつてオードリーヘップバーンは、その自身の美貌に不満があり、それを隠すためにも

自分の最も美しい「目」を、更に印象付けるメイクを施し、その究極の美貌を得たそうです

 

 

自分の美を知り、それを更に印象付ける事を行い「至高の美」を得る

この印象付ける演出を行い

美音を求める事はオーディオに大切な事だと思います

 

 

 

 

キャンカーで素晴らしい風景を目にしますが、

そのまま写真に撮って後で見ても特に感動はありません

 

実際に比べて、空気も香りも無く、彩の鮮度も落ちるし、視野も狭く

あ~、そういえばこんな所に行った事もあったなー、程度

 

 

音楽マニアの方々が、言うコピー再生であり、追体験に過ぎない

 

が、実際には無かった色合いを加えて、調光を調整すると、

あれ?こんな素晴らしい景色を観に行った事あったかなー、

見逃していたなーまた観に行ってみたいなー

 

 

なんて、ことにもなる

 

 

実際のものをただ写しただけでは、映像も音も何の感動もない

現実の映像はそのとき限りで、二度と得られない貴重なものだが

 

 

保存再生はその「特徴を上手く演出」することで

「現実では得られない感動を得られる」ものだと思っている

 

 

 

話があちこちに飛んで纏まらないが、タイトルの「原音再生とは何か」とは

 

私のレコードは古い物は70年ぐらい前の物から

最近レコーディングされた物まで様々な年代のものが有ります

録音した時代の音を原音として比較する事は無理だし

意味がない事だと思う


私の原音とは、レコードに刻まれたサウンドの事だと思っています



その原音の美を更に印象的に演出し奏でることで得ることが出来る


「幻想音楽」が原音再生を楽しむ事だと思っています

 


響きの良さであったり

煌びやかな輝きかもしれない

低音のド迫力かもしれない



ときに強調しすぎて「WEは中高音が張り出して現実には無い音」

と言われる事になるかもしれませんが

それも、再生の楽しみなんです

 

絵画には、実際をより、抽象的に描いたり、自分の感じたまま印象的に描いたりします。

抽象的に描けば誰でもわかりますが、個人の印象を描くと時に難解な絵も存在しますが

印象派も抽象派も絵画は楽しめるものだと思います

 

オーディオも様々な派閥がありますが、何故か他人の派閥の音は否定してしまいますね(笑)

 

「生演奏も再生音楽」も、其々音楽の楽しみ

 

「抽象的な原音再生派」も「印象的な演出再生派」も

オーディオマニアとしての音楽の楽しみ方だと思います


オーディオの始まりはWE?

2024年06月12日 08時17分37秒 | オーディオ

FacebookにてWEについての様々なコメントがあり静観しておりましたが
 
若干異議があるので少しだけ書かせて頂きましした。
 
 
殆どの方がWEを見た事も無く、勿論そのサウンドを聴いた事もなく
 
他人から聞いたり、本を読んだりして得ただけの
 
「オーディオの起源となったのがWE」そんなイメージを多くの方々が持たれたようです
 
 
 
違いますよね
 
 
80~90年前にスピーカーで拡声・再生がスタートした時点で
 
音の頂点にまで到達してしまったのがWEです
 
 
当時は「音」が軍事的にも民衆の娯楽としても重要であった時代です
 
国の勝敗を左右し、巨額の利益を生みだした「音」
 
 
音が最も重要視された時代
 
WEは物理的な技術面が優れていただけではなく
 
音が人に及ぼす様々な心理的影響まで実験研究し尽くし
 
人の心を掴む「音」を作り上げたのがWEサウンドと云われています
 
プラシーボ効果の元となったと言われるホーソン実験は
 
WEのホーソン工場で行われた心理実験だというのは有名です
 
 
たかが音に国家予算を注ぎ込んで、与える心理面迄研究したのだから、
 
その音は当時最強で素晴らしいモノだったと思われます
 
 
 
戦後は、音の質そのものよりも、一般大衆への普及が主目的になり
 
その技術はコストダウンと量産化へと注がれ、時が経過しました
 
 
 
音の全盛期と言われたのは1930~50年迄の僅かな期間の製品でした
 
しかしその全盛期の時代に作られた製品は素晴らしものが多く
 
それを、現代のオーディオに数億円つぎ込んだ猛者のマニアの方が聴いても
 
「WEの音はむしろ新しい音だよ」と驚かれて評価されていました。
 
 
WEの遺産は、現代でも通用するではなく
 
現代では聴く事の出来なくなった、最高の音質を追求した時代の遺産なんです、
 
 
なかなか本物に出会う事も無いかもしれませんが、聴いてみたいと望まれればいつか機会があると思います。
 
 
また音を聴かずに、噂話で評価するのは危険です
 
時々WE300B真空管が素晴らしいと聞きますが、
 
WE300B真空管を現代のアンプで使っても素晴らしいWEサウンドは全く奏でません
 
少し良いかな?、程度です。
 
 
 
それからWEは装置トータルで「音」を売っていた会社です
 
確かにそれらの部品一つ一つも素晴らしいですが
 
部品の評価はご自分でなさったほうが良いです、雑誌の記事は参考程度に留めるべきだと思っています
 
WE618BやWE755A等々、現代には無いハイクオリティーな音の魅力を持った部品もあり楽しめます
 
オーディオの「音」は出会いだと思っています
 
特性で比べたり偏見を持たずに多くの音を楽しみ、自分が良いと思う音に巡り合えれば
 
 
それが一番幸せだと思っています。

実はアンチWEだったりして

2024年06月06日 10時33分59秒 | オーディオ
大きな声では言えないですが
 
私はアンチ「WEスピーカーシテム」派なんです~(笑)
 
 
 
 
何度か書いてきたことですがFBに投稿したのでそれを載せます
 
 
1930年代の映画産業で当時のNASAに匹敵するような
 
国家産業的技術力と財力で圧倒的シェアを誇ったWE社
 
 
 
高すぎるレンタル料と傲慢さに異と唱えて、対抗して作られたスピーカーが
 
いち映画会社MGMのダグラスシャラー氏率いる
 
シャラーホーンシステム」です
 
このスピーカー・システムは、なんと当時絶頂期で「絶対王者WE」の牙城を崩し
 
1936年に映画音楽アカデミー賞を受賞してしまったのです。
 
 
すばらし~
 
 
これは国家的産業WEを、いち映画会社が破った偉業でした
 
これを成し遂げたスピーカー・システムの、ユニットの制作を担当したのがかの
 
 
 
J・B・Lanshing氏です
 
 
後にALTEC社で288や515の成功を経て、
 
 
JBL社を興したランシング氏です
 
 
彼がこの時制作したユニット
 
 
 
高域284ドライバ―と、低域15Xsウーハーの
 
 
改良レプリカである287-Tドライバーと
 
 
Lanshing415ウーハーが私の愛用のユニットです。
 
 
 
このシャラーホーンシステムで初めて
 
 
「タイムアライメントを揃え」「スクリーン中央に音像を配置する」
 
 
「音像定位」の考えが生まれました
 
 
それまでのWEはユニット単発の音は良いが
 
「スピーカーシステム」としては、ある意味使い物にならない
 
と言って良い、滲んだ音だったと思います
 
 
 
特に現代の人が聴けば「ボワーンと膨らんだ柔らかく古い音」
 
この「滲んだ音」の正体は位相ズレです
 
 
当時タップダンスの曲をかけたところ、エコーが掛かってタップが二重に聴こえたそうです。
 
 
この滲んだエコーを「音が良いと勘違い」しているWEファンもいるようです
 
 
 
悲しい事ですね
 
 
 
WEも、シャラーホーンの受賞で目が覚めたのか
 
タイムアライメントを揃えたスピーカーで対抗しました
 
 
 
それが「ミラフォニック・サウンドシステムです」
WEが始めて、その「音だけ」でなく
 
 
スピーカーシステムとしてタイムアライメントを合わせて
 
 
原音に対し鏡のように写し出す音を作り出しだしたすのですから、
劇場では当然素晴らしいサウンドを誇ったと思います。
 
多くのWEファンがこの素晴らしいサウンドを自宅で奏でようとしていますが
 
至近距離の家庭での使用は、WEが劇場で行ったことをそのまま持ち込んだのでは、
 
 
現代では通用しないノスタルジックサウンドでしかないと思います
 
 
 
 
 
我がシステムの話になりますが
 
劇場の多くの人に届けるではなく、一人で劇場のサウンドを楽しむにはの観点でシステムを構築しています
 
結果としてユニットは低域中域はLanshing高域はWEレプリカで
 
バッフルやホーンはWEのレプリカを使っています。
 
 
音の主を構成する、低域中高域はLanshingが好きです、
 
WEではなくALTECやJBLに近い音です
 
 
無論すべてのユニットのタイムアライメントは物理的に揃ています、
 
家庭の使用では不向き(WE24.25除く)のマルチセルホーンも使っていません、
 
 
 
 
その他にも家庭で使う様々な工夫を施しています。
 
 
現代でも家庭でそのままで楽しめるWEは
 
コーン型と555Wとホーンの組み合わせをフルレンジ使用ぐらいだと思います。
 
 
 
555Wと13Aや15Aホーン組み合わせの素晴らしさに、感銘し多くの方々が、
 
下を足して上を伸ばしてシステムとして組み上げ、幸運にも何件か聴かせて頂くことが出来ましたが、
 
 
素人がWEをスピーカーシステムとして鳴らすのは難しいです
 
宇都宮のエンジニアの方は流石その点素晴らしい工夫とメンテナンスで魅力的な鳴らし方でした。
 
 
 
埼玉の
博物館的に大金をかけて揃えた音の何とか館も聴かせて頂きましたが、
 
正直WEを名乗る人がこんな音出していいの?と言いたくなる音でした
 
 
劇場以外でWEを奏でるのはとても難しい事です
 
PAとして考えた場合はWEを使わなくても良いと思います
 
PA(パブリックアドレス)とは、
 
一言でいえば、原音を超える拡声音を多くの人に伝えるシステム
 
原音を超える「魅力がある音に変換」し、
 
拡声するのがPAだと思っています
アメリカ、ヨーロッパ(ドイツ)で、戦時下に民衆を引き付けるために開発発展したもので
 
各国に素晴らしいPAはあります
 
 
 
 
話が違う方向に行ってしまいましたが
 
WEの音色は素晴らしいがシステムとしては魅力に欠ける
 
 
 
シャラーホーンが、1936年の映画音響アカデミー賞を受賞した事はとても意味のあることだと思います
 
ユニットそのものはWEをコピーしたものでだと思いますが
 
 
奏でる音には、彼らが受賞した歓喜が加わっている気がします
 
 
WEの麻薬的に酔わす音、惑わす音
 
 
そんな単に音が良いだけではなく
 
様々な表情豊かに奏でるのが、ランシングらの手がけたシステム、シャラ―ホーンシステム
 
 
これは現代のスピーカーの模範と云えるスピーカーだと思います。
 
 
 
WE555Wより音は悪いですが、我が287-Tのほうが表情豊かです
 
 
 
 
 
 
私は豊富な国家的資金に飽かして機器を作り上げ、
 
売らずに貸し出した傲慢なWEも凄いと思うが
 
 
 
その技術を盗み取り、それ以上のものを作り上げ
 
民衆から受け入れられる「大賞を受賞し」
 
それを多くの人々に、安価に販売提供した
 
 
ランシング手がけたシステムが好きなんです