オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

マルチアンプ&ネットワーク併用モノシステム

2024年12月24日 12時48分50秒 | オーディオ

 



自分なりに最高のモノラル・サウンドシステムを求めて

試行錯誤が続いています

 

低域515励磁ダブル&ALTEC817&ディフェーザー

中域WE555W&U字スロート&ストレートホーン

高域WE597Aの、スリーウエイ、モノラル専用システム

 

 

これら三つのユニットをベストな状態で鳴らすのには

 

音が良いチャンネルディバイダ―を使った「マルチアンプシステム」

音は悪いが、音楽が楽しめ、音に力が有る「ネットワークシステム」

 

どちらの方式にしようか悩んでいましたが

結局、両方のハイブリッド方式で奏でることになりました

 

 

違いを、分からない人に説明すると・・・・

 

カートリッジの作った音楽信号を、プリアンプで初段電圧増幅し

そのラインレベルの信号を



チャンネルディバイダ―を使って低域・中域・高域に分け

それを各パワーアンプで増幅しそれぞれの帯域のスピーカーに送る方式が

 

音の良いマルチアンプ方式で

 

 

もう一つは、

パワーアンプが増幅した後の電流信号を、

 

音が悪くなる原因になるコイル・コンデンサー・抵抗等を使って分ける

音が悪いと云われるネットワーク方式が有ります

 

低域・中域・高域の各ユニットに信号の帯域を分けます

 

低域用の信号は、基本コイルを使いローパス(高域をカットした低域信号)にして



中域は高域はコンデンサーでハイパス(ローカット)の信号を各ユニットに送ります

 

 

 

簡単に言えば、ユニットごとの得意な帯域に分け送っているのです

 

小さな動き用の高域用振動板に、大きな振幅の低域信号が入ると壊れますから

高域用はローカットしてやる必要が有ります

 

 

これらの音の信号を各帯域に毎に分ける方法が

音が悪いネットワーク方式と、

音の良いマルチアンプ方式の二つが有るわけです

 

分かります?

 

通常、音が悪いネットワーク方式はパワーアンプ1台ですみますが

音の良いマルチアンプ方式ではその名の通り、各帯域毎に必要ですので



我が家のスリーウエイユニットでは3台のパワーアンプが必要になります

 

 

音の悪いネットワーク方式は、確かに音が悪いですが(笑)

一つの音を分けるので、全体的な音に一体感が有ります

 

特に低域に関しては、コイルを使ってローパス(低域信号だけを通す)しますので

 

かなりコイルの音がしますので、ここで使うコイルはとても重要なんです

ネットワークの音が悪いという方は

 

ここで安い空芯コイルを使う方が多いいようです


まあ空芯の良さも分かりますが、
 
私は鉄心のEIコアを愛用しています

 

 

私の好きな「力の有る低域」は、この鉄心ローパスフィルターで作られています

 

ので

 

やはり弾む低域を奏でるには、音の悪いネットワーク方式が良いと考えていました

 

低域ネットワークで、中・高域チャンネルディバイダー方式が良いと考えていましたが

ステレオシステムではなかなか難し事でしたが

 

モノラルシステムなら、何とか可能でした



話はカートリッジに変わりますが

モノラルカートリッジには「片方のチャンネルのみ出力」の方式と

 

「左右両チャンネルに同じモノラル信号が送られる」方式の二種類があります

 

愛用のオルトフォンや、ちゅ~電は両チャンネルに同じ信号が出るタイプです、

EMTはアダプターを改良して両方に送っています

 



ステレオ装置で、これらのモノカートリッジを使った場合

 

右左のチャンネルに同じ信号が流れます

 


私のプリアンプはデュアルモノなので、右チャンネル左チャンネルの二つのボリュームが有りますが
 
 

左のチャンネルのモノ信号を、そのままパワーアンプに送り

ネットワーク方式のローパスフィルターでハイカット(当然6dBです)しています

※この6dbとは説明すると長いので、数字が小さいほど高域の音が漏れると思って下さい、12.24.・・最近は72dBなんて高域が全く出ないディバイダ―も有ります

 

 

右チャンネルのモノ信号を、チャンネルディバイダ―で中域と高域に分けてから、各パワーアンプに送っています

 

 

低域515励磁はディフェーザー付きフロントロードホーンで

ネットワーク方式のWEのEIコアコイルを使った力強いサウンドを奏で

 

 

中域WE555W&ストレートホーンはチャンネルディバイダ―を使って200hZ以下の低域をカットした

音の良い信号を送り、スッキリした中高域を奏で

 



 

高域、WE597Aも低域をカットした超高域信号で力のある高域を奏でます

不思議ですが高域をきちんと鳴らすと低域の音が弾んできます(笑)

 

こんな感じで

ネットワークとチャンデバの良い処取りのシステムが完成!

弾む低域に綺麗な中高域の理想のモノサウンドが鳴り響きだしました

 

 

後はバランスを追い込んでいきま~す

 

 

 

 


オーディオメーカー最高のキャッチフレーズです!

2024年12月22日 20時07分18秒 | オーディオ

「世界の人に音楽を」

 

もし40年前に日本のオーディオメーカーがこのキャッチフレーズを

掲げ、ユーザーに製品を提供していたならば

 

現在のオーディオの衰退はなかったと思います

 

 

メーカーは

「音楽を聴く喜び」を提供

 

 

ユーザーは

音楽を聴く喜びに「ありがとう」

 

 

これが供給するメーカーと、

提供されたユーザーの正しい関係だと思います

 

 

「世界の人に音楽を」、こんな素晴らしいキャッチフレーズ

の会社が今もあるのは本当に素晴らしい事だと思います

 

 

私の若い頃の40年前は多くのオーディオメーカーが製品を発売していて

オーディオは花形産業でもありました

 

各社の技術を謳いユーザーにはそのステータスを与えてくれました

 

 

やがて時代は変わり、手間のかかるモノは敬遠されるようになり

音楽を聴くにも小型・簡単・お手軽に・・・・、

 

そんなキーワードと共にメーカは自ら衰退の道に技術を注ぎ

レコードから、CDへ、そして配信へ

 

 

ユーザーが望んだと掲げながらも

 

メーカーが自ら破滅の道を選んだのだと思います

オーディオ業界の衰退はメーカーが自ら招いたと思っています

 

 

しかしオーディオ産業が衰退しても、音楽を聴く人が減ったわけではなく

音楽を聴き、楽しむ人は若者を中心に増え続けた

 

音楽を楽しめば、

より良い音でより楽しく音楽を楽しみたくなるものです

メーカーが勝手に作った簡単お手軽なデジタル音楽よりも

 

音もよく何より音楽の楽しみが感じられるアナログ

そんな事に若者が気がつき

 

音楽を楽しむ若者から

現在のアナログブームが起きている気がします

 

 

折角のそんなアナログブーム再来でも、またまたバカなメーカーは

 

至高のアナログとは・・・、

高精度のアーム数100万円

 

最高のアナログには・・・

ダイヤモンド・カンチレバー・カートリッジ数100万円

 

アナログプレーの革命を起こした

高級プレーヤー数100万円

 

特別の、至高の、最高の、究極の、極上のサウンドを・・・、

 

息を吹き返したオーディオメーカーは、ユーザーに楽しみを提供するのでは無く

 

 

自社の技術の自慢をするかのような製品をに力をそ注ぎ

少ないオーディオ人口の取り合いの様な、殺伐コメントの宣伝ばかり

 

折角到来したオーディオブームだが、最近のオーディオ紙を見る限り

限られたユーザーをターゲットとして、高級品を良い製品とし

 

安価な物や中国製品は、入門用で本格的なアナログ製品ではない様な

若者や大衆ユーザーを無視したメーカーの姿勢

 

 

こんな事ではまたわが国のオーディオは

破滅への衰退は間近と思っていたが

 

こんな素晴らしいキャッチフレーズを掲げる会社が

一つでもあればまた、オーディ産業の活性化があると、喜びを感じています

 

 

アナログオーディオが再燃しているは何故なのか

メーカーは真剣に考えるべきだとおもています

 

 

デジタルオーディオは「ユーザーが望んだも」のではありません

 

メーカーが勝手に将来を空想し作り上げたのがデジタルオーディオでしたが

 

 

音楽を楽しむユーザーは、結局それを望んではいなかったのではないでしょうか?

 

 

アナログの良さ

それは、古臭いとかノスタルジックの懐古趣味、時代が巡ってきたのでは無く

 

 

音楽を聴く楽しさ、喜びがそこにあったから

音楽を聴く喜びも楽しみもアナログの方が感じるからなんだと思っています

 

 

アナログは音楽ソフトを自分の好みを加えて

アレンジできることも魅力だったと思います

 

デジタルは、良いか悪いか、YESかNOしか無いですが

 

 

アナログは、辛い、甘い、渋い、しょっぱい、スッパイ、Etc

様々なスパイスを加えて音楽の味を

 

聴く人の好みで楽しめる事が素晴らしい

 

 

例えば、一つのお気に入りのレコードを

 

俺はマンション住まいで、大きな音は出せないが

音質にも音楽にも拘って、音楽を楽しみたいそんなユーザーは

MG-3675で繊細に透明感のある音楽を

綺麗に楽しんで下さい

 

 

 

いやいや俺は、田舎のオーディオで

ガッツのある音楽を大音量で楽しみたい、そんなユーザーには

MG3605で、これでもか〜

の情熱の演奏を楽しめば、あなたの仕事の欲求不満はこれで解消間違いなしです

 

そんな明日への活力が湧く様なカートリッジです

 

 

 

イヤイヤ、俺はわり〜けどそんじょそこらのオーディオマニアとはケタが違う

と豪語し、最高級のオーディオ機器で音質と音楽を楽しむ

 

ちょっと嫌味っぽくハイエンドオーマニアを自称する方々には

MG36BPHボロンカートリッジで

最高品位のサウンドで、音楽を楽しんで下さい

 

 

・・・・・・、
 
いやいや俺は
ディレクターが勝手につくったステレオイメージは嫌いだ

ミュージシャンの情熱を奏でるモノラルレコードが大好き❤
そんな方のは
CN-36MN1の1ミル・モノラルカートリッジで
 
リアルな演奏を目の前で楽しんで下さい
 
因みにステレオレコードをモノラルサウンドで楽しめるので
邪道かもしれませんが、スピーカー1本のモノラル入門にも最適です
 
 
 
更に更に情熱のSPレコードを楽みたい強者には
 
3mil、3、5mil、なんと4milの力強いど迫力サウンドを楽しんで下さい
 
 
 
 
 
 
アナログならではのそれぞれの好みで楽しむ、
 
たまには気分を変えて楽しむ
 
そんなアナログの楽しみ方、最高ですね
 
大きな声でメーカーの宣伝は出来ませんが
 
我が群馬が誇るネズミ電機のMG36シリーズ、
 
なんと本体は全て共有なので
 
 
頭の交換針を変え、針圧を調整するだけで

簡単に全てのサウンドを楽しむ事ができます
 
 
 
まさに、世界の人にお好きな楽しみ方を楽しんで下さい
 
そんな冒頭のキャッチフレーズですね^_^



生き残ったオーディオメーカーもこのキャッチフレーズ使ってほしいものです

 


極小振動板で、ホールに音を響かせるそれがホーンスピーカー

2024年12月17日 20時40分17秒 | オーディオ

ホーンスピーカー最大の魅力は

 

小さな振動板の、小さな動きで

歪み無き正確な音を作り

 

力強く圧縮し

音波の濃淡に必要な音圧を作り

 

様々なロードで魅力的な音造りをして

一気にホーンで解き放ち音を響かせます

 

 

その解き放たれたホーン開口部は、音が作られた振動板面積の

何十倍、又は何100倍もの大きな面積の空気を振動させます

 

 

ホーンスピーカーは多くの空気を歪まず、乱れず

その濃淡を響かせ、音の感動を奏でることが出来るのです

 

 

 

 

前々回のブログのハイスピード、

前回の音圧の濃淡を書きましたが

 

それを叶えることが出来るのがコンプレッションドライバーとホーンシステムの組み合わせで

 

私はこれが最高のサウンドを奏でると思っています

 

 

 

なんだ、結局自分のシステムの自慢かよ~

と言われそうですが

 

すみませ~ん、

いろいろやってきて、まだまだ道半ばですが

今はある程度自分の理想とするサウンドを奏でていると思っています

 

 

 

何度も書いてきたコンプレッションドライバーの音の良さですが、改めて

 

約100年前に造られたWE555の振動板とフェイズプラグですが

結局これが一番いいのかも

 

 

コンプレッションドライバーは

振動板の発する、音の良いところというか、良い音だけを

効率的に圧縮し、解き放つことが出来ますね

 

上記555の振動板の直径は2インチ程度で、ヴォイスコイルの外側にエッジがあります

 

振動板を支えるエッジですが、コーン型などはこのエッジの音も出てしまいますが

エッジが発する音は本来の信号音ではありません、音を濁します

 

 

純粋に振動板の発する美味しい良い音だけを、狭~い音道で圧縮します

555の音道は、ドームの外側のスリットの間を抜けます

この狭い音の道で振動板面積のだいたい1/10ぐらいまで圧縮されると思います

 

 

 

1936年に作られた、4インチ振動板の594では、

分割された四つの音道で音を圧縮します

この圧縮器をフェイズプラグと言います

 

 

音の決め手とも云われるフェイズプラグで、音を圧縮し解き放たれるのですが

 

594ドライバーの放つ音はエッジの音が全くしませんので

594はとても音の純度が高い正確な音を奏でます

 

 

594以降のJBLやALTECのドライバーは殆ど同じ構造で、

基本的には現在も変わっていません

 

 

 

ジュラルミン等の小さく軽い振動板ですから動きも早く、瞬発力のある音を奏でます

その振動板の発する正確で忠実な音を

 

 

フェイズプラグを使っていったん圧縮して

ホーンで解き放つのがコンプレッションドライバーです

フェイズプラグで圧縮され、ドライバー出口では振動板の半分以下の口径になります

 

コーン型やドーム型では振動板に対して動かせる

空気の面積は振動面積と1:1の関係ですが

 

 

コンプレッションのかかった音は、長いスロート・ロードをぬけて

最終的なホーン開口部の面積は

 

私の使うWE22Aで振動板の25倍の面積の空気を動かします

更に大型の13A等は100倍以上の空気を動かし

 

素晴らしい音を響かせます

 

ホーン開口部の大きさで広帯域の再生が可能になりますが

 

特に低域が豊かになりますが

ただ開口部が広ければ低域が出るわけではなく

 

低域を出すには長いホーンロードが必要になります

実は低域を出すには長いロードでの管共振が必要なんです

 

このロードで共振しながら音が大きくなっていくのですが

それには強力な音圧が無ければ、減衰してしまいます

 

 

圧力が足りないと、ホーンロードの共振で音が大きくなりません

 

ノンコンプレッションのドーム型ドライバーで、ホーンを付けた超高級品がありますが

広がりは有りますが肝心の音に力はありませんね

 

 

圧縮された力のある音で押し出し続けなければ、いい響きを生む共振現象は起きないんです

 

この共振現象は押し出す音の強弱でも音色が変わります

 

 

大切なのはこんな感じです

力のある音圧で長いロードの共振現象で、増幅しますが

 

長いロードで低域は増幅しますが

逆に高域は減衰します、勿論ロードが長ければ音圧も減衰します

 

 

 

この辺の兼ね合いが難しい所です、

大昔のWEではほぼ同じ開口部のWE12AとWE13Aを使い

 

ドライバーも同じ555でしたが、ロードの長さと形状を変えて

低域と高域を再生していました

 

正直このWE12AとWE13Aの奏でる音に、敵うスピーカーは無いと今でも思っています

 

 

もうじき100年のWE 555Wこのドライバーに敵うドライバーも

聴いたことがありません

 

正確な音を奏で、力と濃淡を奏でることが出来る

コンプレッションドライバーとホーンシステム

 

まだまだその奥は深いと思っています、財力は無いが

無ければ自分で作る!

 

 

 

またそのうち次なる構想を思いつきそうで、自分が怖いです(笑)

 

 


スピーカーの音の良さとは音圧の濃淡の表現力

2024年12月14日 15時05分05秒 | オーディオ




スピーカーの音の良さとは、圧縮された

「音圧の濃淡の表現力」だと思っています

 

 

ハイスピードが音の良さの秘訣と前回書きました、正確には

速さは絶対条件ですが、その速さで瞬発力を出すのが大切

 

 

その速い瞬発力で奏でるのは

「圧縮した空気による音圧の濃淡」なんです

 

 

その表現力の違いがが、音の良いスピーカーの決め手だと思っています

 

 

「ハッとする!、ドキッとする」記憶に残るような音

目が覚めるような印象的な音、これは衝撃波のような強い音の波が作っています

 

その波を作るのがで音圧で、その「音圧の圧縮波の濃淡」を奏でること

これがスピーカーの決め手だと思っています

 

 

 

 

また私は音楽とは、云わば音の表現力だと思っています

 

 

演奏するミュージシャンはときどき

「俺のこの音を聴いてくれ!」

「私の歌声を聴いて欲し」

 

と言われる方がいます

この音とは、リズムなのか、音色なのか、音の力なのか

まあ、そのすべてを叶えて「俺のこの音」になると思いますが

 

 

私はミュージシャンの「音の力を聴くのが好き」で、それを奏でようとしています

 

ドラムのアタック音

ウッドベースの弦を弾く音

ピアノのアタック音

腹の底から響き渡る、張りのある歌声

 

これらの音を印象的にハッキリと音に表現するには「音圧」が必要なんです

 

ソフトに入っているからそれを忠実に奏でればそれでいい、と云われる方もいますが

私は、ミュージシャンの演技を、さらに魅力的に演出すのが音響機器だと思っていますので

 

 

ミュージシャンの奏でる魅力的な音の力を、会場に出向きその空気と共に楽しむのが一番伝わるでしょうが

その場の空気の無い場所での音楽再生のオーディオ

再生する機器はより音の表現を補佐する演出力が必要だと思っています

 

その演出力の補佐は「帯域の広さ」や「音色の良さ」も必要でしょうが

 

「音圧の濃淡の表現力」最も演出力を奏でると思っています

 

簡単なようで実は表現するのが難しいのが、「音圧」なんです、

量を余分に出してはダメなんです、量は様々な害を及ぼします

量の大小や、強弱では心に残る音は奏でられません

 

 

 

「圧」に必要なのが、ダラダラ量が流れるのではなく

チョットした「タメ」が圧や力を奏でます、

 

ゴルフの話で恐縮ですが、ボールを遠くへ飛ばすにはまず、ヘッドスピードの速さが必要です

ヘッドスピードを出すのに必要なのは、反発のタイミングと「タメ」を使った瞬発力だと思います

勿論飛ばせばいいだけではなく正確性も必要なので、ミート率も大切、速さと正確性が必要なんです

 

 

スピーカーでは、早く動くことと、正確に空気を動かす力です

 

これがうまく音として奏でられるかどうかがスピーカーの音の良さの秘訣だと思っています

スピーカーにおける、私の考える音圧の表現に大切なことを今まで何度も書いてきましたが

 

 

改めて書かせて頂きます、先ずは

・励磁方式

 前回のブログ」で詳しく書きましたから詳細はパス

 

・小さく軽い振動板で「早く」「繊細に」しかも確実に空気を動かすことが大切

低域はある程度の大きさが必要だと思い、15インチと大きいですがFIXエッジ、蝶ダンパーの組み合わせの励磁ウーハーは早く確実に空気を動かします

300Hz以上の中高域は小さな振動板で大きな空気を動かすコンプレッションドライバーを使ってこれを実現しています

 

・コンプレッションを揃える

音の圧力を奏でるには、コンプレッションドライバーが最適だと思っています、が高域コンプレッション、低域ノンコンプレッションウーハーで奏でる音圧は最悪です。

高域の張りのある音と、低域のボテボテの音の混合では音圧は語れません

低域にもコンプレッションドライバーを使った音もいいとは思いますが、私はコーン紙のウーハーにコンプレッションを掛け、ディフェーザーで音色を近づけています

コンプレッションを掛けることが出来るコーン型ウーハーは剛性が必要で、FIXエッジ蝶ダンパーは絶対条件です

 

・タイムアライメント

音を発する位置を物理的に合わせることが最も大切

デジタルチャンネルディバイダーで特定帯域をずらしても、広帯域に渡る音の帯域のすべてを合わせることは不可能だと思っています、ディバイダーによるタイムアライメント調整は、音の乱れを整えることは出来ますが、音圧の濃淡の表現は、私が聴く限り聴いたことがありません

 

・位相を合わせる

音の波が同じ方向に向くように位相を合わせる、ソフトによっては録音時に位相を気にしていない時代の物もあり、部屋によっては反射音で位相反転したほうがいい場合もありますが、それは例外と考えます

 

・音色を合わせる

コーン型のウーハーと金属振動板の音色を出来るだけ合わせることも必要っで、私はウーハーの音を木板に反射させることで、紙の雑味を消して金属振動板に音色を近づけています、

まだまだいろいろ行った事はあるのですが、「音圧」の演出、

その濃淡を表現を目指して苦闘していると

 

 

歪みの無い音、音像定位や音色の良さ、SNの良さや静けさ、

そういったことも自然と兼ね備えてくると思っています

 

 

マルチユニットスピーカーシステムではそれらのトータルのバランスが最も大切だと思っています

 

 

スピーカーはミュージシャンの音の魅力をさらに演出する「音響演出補助装置」

魅力的な音色、圧倒的な力、心酔わせる歌声を

 

損なわずに、変えずに、魅力を更に補佐して演奏

 

 

 

 

できているかな~(笑)

 

偉そうなこと書いておきながら

ミュージシャンが来て「こんな音~!」と言われたらどうしよう~

(苦笑)

 

 

 

 


ハイスピードサウンドが奏でるのはリアルな空気感です

2024年12月09日 09時40分38秒 | オーディオ
 
ハイスピード・サウンドが奏でるのは
 
 
クリアーで、透明感が有り
 
ザラつかず尖らず、滑らかで
 
鮮度が良く、鮮やか
 
力強く躍動感に溢れ・・・・・・、
 
 
 
 
そんな音ともに
 
演奏家が目の前で演奏しているかの様に、姿を現します
 
 
 
それが私の理想を描くハイスピードサウンドです
 
 
 
 
ハイスピードサウンドは、通常のオーディオ機器と何が違うのかというと
 
 
機器やユニットが俊敏な動きをすることで、繊細な音を奏で
 
空気感やニュアンス」を、明確に聞き手の感性に響かせるとサウンドだと思っています
 
 
 
 
ふ〜ん
 
と思うかもしれませんが、よりリアルな臨場感を得るには
 
繊細な空気感や、ニュアンスを奏でることが大切だと思っています
 
 
 
単にキレが良い、鮮やかで透明感が有る、良い音であっても
 
それだけでは、楽しく、感動的な音楽を再生するには役不足なんです
 
 
 
感性の奥深くに迄も音楽が飛び込んでくる
 
そんな音が、ハイスピードなサウンドだと思います
 
 
 
 
前回、音の良さとは
 
「音楽の楽しさ」の再現と書きましたが
 
 
 
 
再生音楽を楽しいと感じるには
 
何らかの「感情」が伴ない、楽しい音になっていくと思っています
 
 
 
傍で眺めながら聴いているのでは無く
 
まるで自分が「その演奏の場にいる」様に感じられる
 
 
 
リアルな臨場感のある演奏表現が出来て「感性が楽しいと感じる」事が出来るのだと思います
 
 
 
 
 
オーディオ特性でそんな感性に響く特性は、広帯域な周波数特性や歪み率、音像の定位等では無く
 
 
音の立ち上り・立ち下りが正確に動き、且つ余分には動かない特性、つまり
 
「過渡特性」の優れている再生音、
 
 
これに感性は敏感に反応」すると思っています
 
 
 
ハッ!とする、おっ!と感じる、凄い~!、等々を感じるのは
 
過度特性が良いユニットで、より感じられると思います

 
 
 
この過渡特性が良く、音の良さとして最も優れているのが
 
「励磁方式」のスピーカーだと私は感じ、使っています
 
 
「励磁型」の過渡特性のよさとは
 
音を作る振動板を駆動するボイスコイルに逆起電力を発生させて電気ブレーキ」をかける作用が有るからだと思います
 
 
この電磁ブレーキ作用により
振動板が慣性等により過渡に動く作用を電気的に阻止しますので「余分な音を出さず、音が濁らない」のです
 
 
逆起電力を発生する交流磁束は磁性体そのものの透磁率(μ)に影響され
 
フェライト磁石 ・・・μ=1.1
アルニコ磁石 ・・・・μ=5〜7 
純 鉄 ・・・・・・ μ=4,000
 
 
フェライト磁石よりアルニコ磁石スピーカーの性能が良いと言われていますが、その違いはこの透磁率の違いだけです
 
磁力の強さや、磁束密度の高さで音が良くなるわけではありません、実際に測るとアルニコよりもフェライトの方が磁束密度は高いのです
 
 
駆動する磁性体と、磁界を作る素材のトータルが透磁率と考えると、この数値の違いが音質の違いだと思います
 
私は純鉄をパールピースに使っていますので、マグネットより4,000倍強い逆起電力によって
 
 
振動板が正確に動き、止まり、余分に動かない事でハイスピードサウンドを奏で
 
 
 
繊細な音の再生が出来、空気感やニュアンスの表現が出来て
 
リアルなサウンドを奏でていると思っています
 
 
 
 
またコーン紙を使った励磁型の奏でる低域は
 
音楽再生で最も大切と言われる、「低音の音程がハッキリ聞き取れる」のも特徴です
 
★励磁ウーハーの打楽器系のリアルさは特筆するものが有ります
 
 
 
スピーカーは「高能率の励磁型」でハイスピードを叶えましたが
 
 
 
 
 
アンプも当然ハイスピードアンプが必要です
 
 
私はトランジスターより真空管のほうが早いと感じています
 
 
デジタルアンプも早いと感じますが、音色が合わないというか
 
 
 
温度感が無いというか、
 
表現力が乏しいというか、デジタルの魅力は分るんですが
特に、FOBのSD05が奏でる励磁サウンドは、ある意味とても魅力的です
 
速さは見事ですが、やっぱり色気に欠けますね
 
 
 
私は真空管のほうが色気というか、表現力の好が合うというか
 
 
 
真空管アンプと励磁スピーカーの組み合わせで私はハイスピードサウンドを奏でていますが
 
真空管とユニットの時代背景も当然あると思います、
 
 
 
新しい時代の励磁ユニットであれば、デジタルアンプとの組み合わせも
 
また魅力的なハイスピードサウンドを奏でると思っています
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなハイスピードサウンドのお陰で
 
今宵も様々なアーティストが、我が家のステージで演奏を繰り広げています
 
 
 
楽しいです~(笑)

「音が良い」と「音楽が楽しい」の関係について

2024年12月03日 09時27分00秒 | オーディオ




改めてですがオーディオ装置で行う再生音楽に於いて


音が良いとは、どういった音なんだろう、といつも考えています

 

 

様々な良い音を出すオーナーにお会いして、どのような音を目指しているのか聞くと


最新の機器でオーディオをやられる方も、古の機器のオーディオマニアでも、目指すのは同じで

 

「目の前で演奏されているかのような再生」

 

で音楽を楽しみたい、との答えが返ってきます



そんなオーナーの目の前での演奏を再生を可能にするのが


オーディオの「良い音」なんだと思いますが

 

 

それは

鮮やかな音色・力強くエネルギッシュな音、静かで透明感のある音・きめ細かく繊細な音

等々のオーディオ年代で差が有るが「音色」が良いのが音が良いのか

 

ステレオイメージや「音像定位感」の優れたものが良いのか

 

歪の少なさ、レンジの広さ、特性の良さ等々の「物理的特性」の優れたものが音が良いのか

 

それとも、物理的には説明のしようがない

単にオーナーの世情に響き、心に刻まれた音が「良い音」なのだろうか

 

 

昔の音楽好きな方が良く言われた言葉ですが

 

その曲は「レコードが擦り切れるまで聴いた」

 

まぁ、レコードは擦り切れないと思いますが(笑)。

これっていい音の定義には大切な事ですよね

※このレコードが擦り切れるまで聴いた音は、必ずしも良い音だったとは限りませんが、一つの定義です


繰り返し聞くのは「音楽が楽しかったから」だと思っています



私は、再生オーディオ音楽で大切なのは、聴いた後に

 

良い音楽だった

また聴きたい、もう一度聴きたい

 

そう、思えるような喜びと、楽しみを得られる音楽を奏でるのが

「良い音」だと思っています


写真間違えました、また食べたいでした(笑)


 

良い音(Y)= 

また聴きたい(M)、もう一度聴きたい(M)Y=MM

 

このY=MMを得るにはどのような音が必要なのか考えると、

良い音って見つかるように思えませんか?

 

 

製品を作る側の方がたには特性等は重要かもしれませんが、聴く側は

音色や、定位、特性等も、技術的な事はそんなに大切ではなく

 

 

その方の経験と好み、経験値によって作られたその方の感性

と、聴くときの世情等が旨くかみ合って

 

Y=MMとなるのではないか

 

奏でる良い音は様々なだが、Y=MMを叶えることでリスナーが得られるものは

・心地いい、心が落ち着く、幸せを感じる

・ストレスを忘れ去りリフレッシュ出来る

・興奮を感じ、元気がもらえる

・感動し、忘れられない

・聴く喜びを感じる

等々、

 

良い音も様々だが、Y=MMで得られるものも様々だと思います

 

あえて一言で言うと、心が動いた、感動したと言う事でしょうか

等々、聴く人の気持に入り込むような「良い音」

 

 

オーディオでは、音楽を聴いて感動が得られるのが「良い音」だと思います

あくまでも私個人のオーディオの楽しみ方です

※(楽しみ方は人其々で押し付けるな!と意見書いてくる変わり者が居るので注釈を入れました)

 

 

 

チョット脱線しますが(いつものこと)



私は大きな声では言えませんが、デジタルが大嫌いです

商売を始めたころ、電話での説明が大きな戦略でもありました、家で使っていたB&Oの電話が良い声に聴こえるので、仕事でも使っていました

お客様に説明するのに、一所懸命説明し「そうか分かったよ、じゃあ今度家に来て話を聞くよ」、こんな言葉が返ってくるのが最高でした、

が、やがて光デジタル回線なるものが登場し

通話料が安くなる、「クリアーな音質で音が良くなる」等々の説明を受け、工事をしてもらったらなんと、アナログのB&Oの電話が使えない、

電話機もデジタルに変えなければいけなくなり、ビジネスフォンを購入することになった、かなり高額な投資だったが

 

聴きなれ人とその電話で話した時「尖ったような声に」驚いた

これが良い音?

 

いちばん困ったのは、長電話すると「耳が痛くなる」ことだった

耳は痛くなるは、相手に話は通じなくなるは、良い事は何もなく直ぐに元に戻してくれと電話会社にクレームしたが、当然ながら無理な相談だった


私は、デジタル音=「長時間聴けない」そんなイメージを持ってしまいました

 

長く聴けない音では、また聴きたい、もう一度聴きたいとは思いません

 

それ以来私の良い音の定義からはデジタルは排除され、今に至っています

ハイレゾをPCで聴いたときに、一時本格導入を考えましたが、様々な音色で楽しむ



ターンテーブル、カートリッジ、トランス、フォノイコの組み合わせによる音の楽しみ


デジタルの様に音が「良い悪い」の判断ではなく


様々な曲を、自分の好みに合わせて音を変える

この楽しみは外すことが出来ないので


アナログオンリーの今に居てっています

 

 

最初に戻って、「目の前での演奏を」

楽しい!また聴きたい

もう一度聴きたいと思えるような音で奏でる

 



私はレコードで

スピーカーは高能率ユニットで


他、細かくはパス(笑)

で叶えました



今宵は、このレコードを何度も何度もあのカートリッジでは、このターンテーブルでは

どんな演奏で楽しめるのか


このスピーカーセッティングでは、あのセッテッングならこんな風に

と何度も何度も掛けて音を楽しんでいます

 

オーディオマニアらしい(笑)

音楽の楽しみ方ですね^_^