ある域に達したオーディオマニアが奏でる音は実に面白いものである、
オーナーの想いが、そのまま音に反映される
そんなオーディオマニアは達人ですね
いい音の解釈も人それぞれ
久々にお邪魔したパラゴンさん宅、
あらためてパラゴンさんを紹介します
顔は、豪快なナイジェル・マンセル
性格は神経質なアイルトン・セナ
(笑)
描き出す音も顔に似合わず、実に神経質
日本中にして何人いる事だろう、パラゴンを「いい音」で鳴らすなんてことをかんがる人は
あのね相手は、怪獣だよ!「パラゴン」、気の優しいカネゴンじゃないよ
パラゴンだよ〜〜、
ガッツが売りの、ザラついた砂嵐の、アルニコマグネットを
緻密で華麗な音の「励磁」に全て改良したのだが
名機375を励磁にしただけではなく、イコライザーもおどろき
あの音を殺す?プラスチック製イコライザーから、響のいい金属製に変更してある
まだある、動かないことで有名な375のエッジをマイラーに変更
振動板を抑えるリングも、プラスチック製から真鍮製に変更してある
これによってあの、うる◯い375がなんと、囁く声を奏でる
しかも、あのちょ〜、うる◯い075までもが、励磁化によってしっとり歌いあげる
怪獣の雄叫びを叫ぶはずの、あの◯さいパラゴンが
静かに官能的に音楽を奏でている
整流は全てタンガーバルブによる肌触りのいい音色
駆動するアンプはWE205Dシングル、1ワット程度のアンプ
この組み合わせが奏でる音は、まさにこれ以上何を望む必要があるの?と言わんばかり
洗練されたJBLサウンドを聞いた後で
パラ:◯ちゃん宅みたいな低音は出ないから満足できないでしょ〜
私:そうゆう事を真顔で聞くなよ(と、心で思ってけどここは)笑顔で、
いいですね〜〜
パラ:◯ちゃんちみたいに針金(単線配線)の太い音は出ないんでさ〜、
私:笑顔で(心では、どうせ我が家は迫力が売りで上質な品のいい低音は出ませんよ〜〜)笑顔^_^
単細胞だから単線が好きなんですよ〜
パラ:うちは、ほとんど銀線だからね〜、(サラッと、キラッと、上品)
私:笑顔で(どうせ我が家は針金線で、ガツンと、ごツンと、お下品だよ〜〜)笑顔^_^
怪獣は怪獣らしくギャースカ・ギャースカ鳴らせばいいとお思うが、
まあ
怪獣を手懐けた調教師はたいしたものですね〜〜
次に聴いたのが
これまた何故か我が街氾濫しているWE15Aだが、
ここの15Aは音離れが良い
ボーカルを聴くにはやはり天下一品のホーンである
とても、とても、余談だが
このWE555と15Aの組み合わせほど、人の感情が伝わるスピーカーは未だに無いそうだ
WEの映画音響も終焉を迎え、近代化されワイドレンジ大音響の時代を迎え、
その役目を終えたWE音響機器だったが
近代スピーカーに殆ど入れ替わっても、なお使い続けていたあるジャンルの映画館があったという事実を最近知りました
15Aと555、それは人間の感情を伝えることに優れていて
そのジャンルの映画では、どんなスピーカーよりも感動と興奮と◯◯を聴衆に与えたのだそうです
それを知る映画館では、この組み合わせを最後の最後まで使い続けていたそうである
人間の本能の感情を哀愁と興奮と共に伝える映画ジャンル・・・・
そう、男性諸君なら皆、一度はお世話になったあの映画ジャンルです^_^
思えば、あれは若さゆえの興奮だと思ったが、
私が聞いたのも、もしかしたらまだ廃棄されず残った名機によるものだったのだろうか
妙〜に心に残る、あの一言はあの名機が囁いていたのだろうか?
今となっては知るすべもないが、あの青春時代、そのての映画館で聴いた、サイコーの興奮した、あ◯ぎ声が思い出されます
・・・・・、
話がまた飛んでしまいましたが
流石15A、心に響く歌声ですね
ありがとうございました
追伸
大怪我をされて、長く辛いリハビリに耐えながらの日々でしょうが
大好きなオーディオと共に、元の生活に戻ることを心から思っています