




世間では、スピーカーやアンプなどのオーディオ機器の理想の音は
その存在を意識させないように固有の音を持たないオーディオ機器が理想だ
との話を聞くことがあります
レコードやCDに入っている音楽信号を出来るだけ色付けせずに素直に再生する
無色透明で、自然な音の響きのスピーカーが理想だと
スピーカーの存在が消え、音楽だけがその空間に広がる
固有の響きを消すために、素材を吟味して、
共振をなくして、乱れを無くし、フラットな特性を追求して
歪みとなる音道を曲げずスムーズに、清らかで滑らかな清流のごとく音が流れ
違和感のない自然な音を奏でる・・・・・
そして出来上がったのがWE16A!
そんなわけないですよね(大笑い)
世間の理想のスピーカー理論を真っ向から否定する方がいる
名前は出せないが、彼の言葉を代弁すると
個性こそがスピーカーの魅力だ!、
聴きやすい?
奇麗な音色?
ワイドレンジ?
フラットな特性?
無色透明で自然な響き~
馬鹿コクでねぇ~
そんなつまらないスピーカー絶対に使いたくもない
いいかい音楽は身体で感じて、心で聴くものだよ
演奏のエネルギーが
演奏者の情熱が再現できなければダメ
一聴したら、心が震えだす、
そんな音楽を再生するスピーカーじゃなきゃ
使う意味がないね
JBLやALTECじゃあ心に響かないよ
国産の音の奇麗なスピーカーじゃあ身体も震えないね
オリジナルWEしかその感動は味わえない!
ALTEC288改造だぁ~、
薄いうすい、ぺらっぺらに薄いよ
555Wじゃなきゃ心は震えないね
ダメダメ、レプリカホーンなんか使ったら感性が鈍るよ
あっ、俺は嫌いだね、木製ホーンなんか使ったら、
音がみんなどこかへ消えちゃって無くなっちゃうよ
ホーンなんだから何も消えないで、
増強されなきゃホーンじゃないね、
中央にフェルトを貼って音を和らげる?
イラン要らん、そんなもの全部剥がしちゃったよ
このホーンの真ん中に頭突っ込んで聴いてみな、
まさに音の天国だよ
いい響きだよねー、心が震えるよねー
この興奮が無いスピーカーはダメだね
奇麗なだけの音じゃ満足できないし
ワイドレンジな音も何の感動もないね
あっ、因みにウーハーは飾りね
このホーンの低域に合うウハーは無いね!
そういえば、うちで使い物にならなかったLansing415は使ってるの
私:はい、ありがとうございます元気に鳴っています
:励磁電源も使ってるの
私:はい、光り輝いています
:そういえばWE597Aもワンセット持って行ったよね
私:はい、唯一WEサウンドを奏でてくれています
:コイルも随分沢山持って行ったけど使ってるの?
私:はいWE1048Bは9個譲って頂き全て使っています
:随分俺のところからいろんなもの持って行ったよね~
:バリレラも行ってるんだっけ?
私:はい、使わないとダメになるので、針先が減らないように気づかいながら毎日ガンガン聴いています
:・・・・・、
私:あの~、実は今MCトランスの聞き比べをしているんですよ、つきましてはここに転がっているWE285Lトランス借りて行っていいですか?
:馬鹿言ってんじゃないよ、高いんだよこれ、くれないよ!
私:あの、ちゃんと話しを聞いて下さい、ちょっとお借りするだけです
:ほんとに借りるだけ?ちゃんと返すんだろね!
私:はい必ず!
:・・・・・、
今回のブログも全て妄想です。
WE16AのオーナーのI氏は訪問中殆ど語っていませんが
彼の背中を眺めていたら、たぶんそんなことが言いたいだろうなーと
私の想像で書きました
注:最後のほうの問答は実話ですが(笑)
色々あって、なんだかブログを書くのに疲れて
暫く休んでいましたが、またボチボチと書くことにしました^_^
最近またガサゴソとやっているMCカートリッジの聞き比べから
賛否はありますが私はMCカートリッジが好きです
そのMCステレオカートリッジのスタンダード
ステレオ・ピック・アップ 「SPU」を使ってトランスの聞き比べを楽しんでいます
特にSPUが音が良いというわけではありませんが、愛用のカートリッジです
トランス聴き比べは、 トーナメント方式?採点方式?
まあどちらでもいいや、取り敢えず
「低精度、気分変調機能付き測定器で」聴き比べてみよう
最近はWE618BとSPU-Aで聴くことが多く、
スピーカーのネットワークセッティングはこの618BとAシェルで調整してあります
まずはそのスタンダード組み合わせと、SPUの標準、内蔵トランスのGTでの聞き比べから、
SPU-GT VS SPU-A WE618Bの聴き比べです
※本来は 同じGシェルで聴き比べるべきだろうが、生憎SUPのGシェルが手元に無いので、
トランの聴き比べはSPU -Aシェルで聴き比べることになる
針圧は3.5gでまずはSPU -GTを聴いてみる
お~凄い、
トランペットはチョット煩くも感じるが、凄いエネルギー感
開放感のある明るい音色
音はすっ飛んで来るが、沸点は低い様だ
※ 音の沸騰とは、音量での沸騰点の事です、混ざって滲んで暴れてしまう音量の沸点が、結構低い音量で起きてしまう様だ
SPU -AとWE618Bの組み合わせ
あら、音が出る前のパチパチノイズがGTより少ない
音は引き締まって、トランペットの煩さは無い
ドラムも、ベースも適度に引き締まったサウンドを奏でる
618Bはもっと派手なサウンドだと思ったが、 意外にも派手さはGTの方が全然派手ですね
これはシェルの違いが大きいかかなぁ
私はトランペットの音は滲まず引き締まったAと618Bが全然好みですね
GTは音が上よりになって、高域が賑やかに膨らんで、低域が隠れてしまう感じがします
GTは音も元気で良いのだが、なんか雑な音にも聴こえる
意外にもAと618Bの方が「まとも」なサウンドですね
レコードをボーカルに切り替えてみます
GTはハスキーで音が荒い、声も滲む気がする、元気は良いのだが
高域が僅かに暴れて滲む沸点の低さがのが決定的に大音量での音楽性を下げている気がする
音楽の感情、歌の雰囲気はAと618Bの組み合わせが断然上ですね
ここでトランスを JS‐6600に変えてみます
618Bより歌声は少し上より傾向で膨らむ感じ
あら?JSの音はSPU -GTに近い感じがする
618Bより、チョットメリハリの利いた硬質な音になった気がするが、締まっていて量感もある、音は良い!
低域も伸びていて、力も強い量もある、これはGTの沸点を高くし質を高めた様なサウンド
もう一度GTを聴いてみる
このすっ飛んで来る中高音は魅力と言えば魅力的だが
全体的に何かざわつき感がある、きめ細やかさはやはり無いな〜
AシェルでJS-6600の組み合わせは
低く重く、量感もあり音の分離もいい、音色も問題は無い
オーディオ的に音はこれが良い気がする
Aシェル618Bでボーカルを聞くと
あっわかった、
JS6600は良い音の歌声が真ん中から聞こえるが
618Bは、「そこで歌ってる」感がある