オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

WE 555Wにもの申す!

2025年01月31日 09時13分49秒 | オーディオ


おまえは文句も付けようもない優等生で、

奏でるサウンドは素直で素晴らしい

 

が、真面目過ぎてつまらん!

 

もうじき100年、WEの最高傑作と言われるWE 555W

 

ほんとに音が良いです

 

このWE55Wの最高の音を奏でるべく、出来るだけ大型のストレートホーンを作って

 


最高のモノラルサウンドを楽しもうと始めた、木製22Aモノラルプロジェクト

 

12A、13A、15A、16A、は大きすぎるので、中型のWE22Aホーンで

WE555Wは、300Hzぐらいから中高域を鳴らそうと思いましたが

 

 

マルチアンプでアンプを替えたり、様々なセッティングを行って来ましたが

 



音は良いのですが、私の好きな、音の楽しさ、躍動感、音圧の強さがいまいち表現できずに

 

まあ音が良いからこれで良いかと聴いてきましたが

WE555Wの音の良さに酔うのもそろそろ我慢の限界となってきました

 

 

 

555wに少しケバイ色付けを加えようと、ALTEC 288-16Gを励磁改良したユニットに

JBLのホーンを付けて加えてみました

 



 

マルチアンプと言っても、低域はコイルとコンデンサーを使ったネットワーク方式

このほうが、音質はチョット落ちますが歯切れよく音に力が有ります

 

288-16Gはマルチでやったり、単独でコンデンサーカットでと一通りやってみました

音色は狙い通りに明るくなり、かなり好みのサウンドを奏でますが

 

 

 

 

やはり子のセッティングでは音のピントが合わないですね

 

アライメントを物理的に合わせるしかないように思えます

 

デジタル・チャンネルディバイダーで合わせると良いという方も居ますが

ディバイダ―で帯域の音を遅らせ合わせて、なんとなく音の滲みが無くなっても

 

音圧を奏でることは出来ません

 

音が流れであるなら、流れを遅らせれば確かにピントは合いますが

 

音は流れではなく、空気中を伝う波です

 

この波を合わせないと、オーディオ再生で大切な音の力

音圧は奏でないと思います

 

 

魅力的な再生は、量ではなく、音の力

これが合うと小音量でも、鮮やかに、音が活きいきなります

 

音の力、音圧を奏でるには

単に位相を合わせれば、それでいいわけでは無い、と思っています

 

 

音彩はある程度方向性が出てきたので

次はアライメントを合わせる事に挑戦したいと思います

 

 

 


オーディオ再生で最も大切なのが、弾む低音

2025年01月28日 08時01分00秒 | オーディオ
 

オーディオで聴く楽しさ、それを左右するのが

弾む低音の再生だと思っています

 

低音がタンッ、タッン!と、弾けるように力強く奏でる音は

音全体に活力が有り、躍動感を奏で、そんなシステムで聴く音楽は楽しいです

 

 

そんな低音を奏でるのに大切なのは、ウーハーだけではなく

実は中域のコンプレッションドライバーがとても重要なキーワードなんです

 



ウーハーを補佐するドライバーの組み合わせで

音色や表現力が決まってしまい、それがどんな音を奏でるかで

 

中高域や全体域に及び、音の楽しさが決まってしまうと思います

 

音楽の全体域を支える低音をどう奏でるかは、オーディオで最も大切なことだと思っています

 

 

弾まずに、量が出ている低音や、澱んでどろんとした低音は聴いてて楽しくないです

以前オーディオの先輩は「暗い低音は好きじゃない」と書かれていましたが

 

私もそう思います、明るく弾む低音を求めています

 

 

マルチユニット・スピーカーシステムでそおんな低音を鳴らすには

低域ユニットと、どんな音色の中域ユニットを組み合わせがとても大切なのです

振動板が紙製のコーン型ウーハーと、金属振動板のコンプレッションドライバーの

材質の違いによる違和感の解消も随分行って来ました

 

 

我が低域は15インチのLamsing415型ウーハにコンプレッションボードを付けて音圧を奏で

TA7396バッフルを使い、ディフェーザーで雑味解消を行い

 

紙と金属の違和感を解消していますが

 

 

このLamsing415と合わせる、ドライバーの種類でも低音の音色は大きく変わります

 

Lamsing415はLamsingマニュファクチャリング社時代のモノで、後にALTECに吸収合併され

ALTECでアルニコに改良され、515ユニットになったものです

 

組み合わされていたドライバーはLamsing287ドライバーでした

287の開発は、284から始まりフェイズプラグ等の改良で285や286Eと変更され

 

励磁では287が最終モデルです

415同様、ALTEC社でアルニコの288に改良されましたが

 

288も515も開発は、ランシング・マニュファクチャリング社で開発された

Lamsing287、Lamsing415が基になっています

 

288や515のファンの方には申し訳ございませんが

コストダウンの目的だけで、パーマネントに改造された

 

なれの果ての288や515・・・・、そんな音に思えてしまいます

 

 

287の後に288を聴くと砂嵐が起きているようです

415の後に515B以降を聴くと、弾まず濁って澱んだ低音だとわかります

 

515Aだけはある意味良さが有りわかりますが、量が足りません

 

 

Lamsing415と287の組み合わせはとても表現力豊かで

まさに聴き手が楽しくなる、そんな音を奏でるユニットなんです

 

このLamsing287・415の前身のX15を使った、シャラ―ホーンシステムで

当時映画芸術科学アカデミー賞を受賞しています、これってとても大切な事なんです

当時の映画館の殆ど全てのシェアを持っていたのはWEですが、

WEではこの賞を取っていないのです

 

 

なぜWEが賞を受賞しなかったのか、私にはわかりませんがWEの音はホントに良いです

その音の良さを奏でるにはとてもレベルが高い知識と技術が必要と思います

 

F1並みと言われますがほんとにその通りで、技術者が劇場毎に完璧な音を作っていたのだと思います

そう、WEの音は完璧な良い音なんです!

 

その音の良さも分かりますが、

もしかしたらWEの良い音では賞を受賞はしないのかもしれませんね

 

 

 

 

・・・・・・・、

そんな想いも持ちながら、日々我がサウンドを鍛えてて楽しんでいますが

 

 

組み合わせは、WEラボ製のレプリカLamsing415と、288を改良して287に戻したもの

様々な組み合わせの結果、この組み合わせが最高と思っていたのですが

 

旅先で聴く、知人たちの奏でる15インチウーハーと、

JBL375やWE594の4インチドライバーの補佐する強烈な低音に感化され

 

 

再度、我がシステムでも594の補佐する重低音チャレンジを行ってみました

低域Lamsing415ウーハー&、WE22Aホーン+594の組み合わせ

 

以前もこの組み合わせを行った事があるのですが、重く強い低音に手を焼き

楽しさの演出が出来なかったのです

 


低域のLansing415ウーハーを補佐する中域ユニットで、低音がそんなに変わるのか

と思われる方も居ると思いますが

 

低音の音色や鳴り方が大きく変わるんです

 

やはり594の補佐する低音は圧倒的な重低音で、重いです

これはこれで魅力的

 

ドラムのレコードをかければ、強烈なボディーブローを放たれたかのような衝撃

 

暫く聞いてみるが、この重低音は私には重く響いて、なにか表現力に欠けるようにも思える

文句の付けられない音の良さではあるが、

 

その音の良さが、かえってなにか物足りないような、

音を演じきれていない・・・・・、

 

単にひずみが無いだけかもしれないが(笑)

 

 

文句の付けられない音の良さが魅力のWE、そんな気がする

 

 

暫く聞いていたがやはり私には耐えられない音の良さ

 

単価に言えば楽しさが足りない 

 

 

Lamsing415とLamsing287の組み合わせに戻してみると

 

とても楽しくなるような音の表現で弾ける低域、

やっぱりこれだ~!

 

ドラムを掛けると音が一つ一つ飛び出してくる、

 

水墨画が油絵になったようにも感じる

 

この違いはエッジの違いかもしれない、タンジェンシャルのほうが

動きが良いのかもしれない

 

音は軽くなるが、奏でる全体の音が明るくなる

私はWEよりもLansingのほうが音が好きなだけ、かもしれないですね

 

 

 


理想のピックアップは、♾️の情報量でスクラッチ音無しです

2025年01月19日 11時27分00秒 | オーディオ



アナログのレコード再生で最も大切なのが


当たり前ですが、レコードの溝から音信号を


正確にピックアップする事だと思っています



そんなの当たり前、皆最新の注意を払ってセッティングしてるから

今アナログをやっている猛者なら皆さん出来ている
と思われるかもしれませんが


正直これが正確に出来るアナログプレーヤーは

殆ど存在しませんでした

殆どが妥協の産物なのです




アームの理想はわかっていましたが

理想通りのアームは殆ど無かったので


とにかく「ロングアームの方が誤魔化しが効く」そんな思いもあって


ロングアームを多用して来ました

ショートに比べて音も優雅なんですよ^_^



ですが、所詮ごまかしのロングアームだという事がよく分かりました



だいたいの基準、標準値のオーバーハングで


慣性モーメントが働くのでインサイドフォースキャンセラーで均等に針圧

更にアンチスケーティングを合わせたり・・・、



昔はやりましたが、そんなのがめんどくさくなり、

RF297やRMG309でダイナミックに3、5g

どうだ〜!文句があるか〜





とばかりに

レコードは俺が楽しめれば、他との事は知らない

とばかりに重量級カートリッジの引っ掻いた

重厚なサウンドを楽しんできましたが






再度訪れたアナログブームでは

どうだバッキャロ〜!、だいたいこんなもんで良いだろう〜




的なアームででは無く

理想通りの、針の接点が内周でも外周でも常に90°の角度を保つ




そんなアナログアームの存在があったのですね





この理想通りのトレースがピックアップするサウンドは


スクラッチノイズ、ゼロ


全くレコード溝を引っ掻く、あの音がしない



なんてスムーズなトレースなんだ


光カートリッジも初めて聴くがこの音なのか?

昔の中道でお馴染みのセンターサーチの効果なのか?

とにかくレコードとは思えない静けさ、ノイズゼロのアナログサウンドは



今まで聞こえなかった音が聞こえてくるようで

情報量がとにかく多いですね


今までのアームではレコードの膨大な情報量を拾い切れなかった


と言って良いと思います




アナログはレコードの溝に刻まれた無限の情報を何処まで取り出せるか

だと、思い知らされました




ありがとうございました


勿論、奏でるスピーカーは世界で唯一の素晴らしいサウンドでした



今回はアナログレコードの話なのでまたいずれ^_^











でも、負け惜しみじゃ無いけどね

スクラッチノイズが奏でるエネルギー

これって、大切だと思っっています

私はガラードとオルトフォンでスクラッチノイズを楽しみます(笑)



💋チュ〜電😘さんは、光カートリッジ作ってくれないかな〜

WEサウンドを奏でるのでは無く、理想のサウンドの為にWEを使うのです

2025年01月13日 12時56分00秒 | オーディオ



時々私もWEサウンドという言葉を使いますが


私の使うWEサウンドとは、100年前に奏でられていたサウンドでは無いと思っています



往年のWEサウンドを再現しようにも、当時の本物のWEを聴いたことないし



大きな声では言えませんが
それを知っていてWEオリジナルを再現されたされた方々の音を聴いても正直言って

素晴らしく良い音がすると思った事は殆どありません


ただ、横須賀のM氏の12Aと13Aの組み合わせが奏でた音だけはほんとに素晴らしかった、あのWEサウンドにはお手上げです。


ですが、それ以外のWEサウンドにはあまり興味を持ちませんでした


へ〜、良い音ですね〜ぐらいは言ったかな?



ですが


自分の最高のサウンドを求め

WEユニットに辿り着いた人のサウンドは



とても魅力的ですね


私もそうですが、ただひたすら良い音を求めて

ハイエンドで散々無駄金を使って



運良く、やっとたどり着くのが


WEユニットだと思います


勿論、往年のWEサウンドを復元される方々を否定するつもりはありません

ただその多くは劇場で使われていたものを自宅で復元したもので
懐かしの劇場サウンドでしかありません


それを愉しむのは、ノスタルジックな趣味として大正解です
中国でも韓国でも欧米でも日本でも
大金持ちのオーディオの趣味としては最高のサウンドだと思います





私の趣味ではありません(笑)



私は己の理想の音を求め

唯ひたすら良い音を求めて己の理想のサウンドを奏でる為に

WEを使う方々の奏でるサウンドが大好き何です


往年のWEサウンドの再現を奏でる方々から言わせると


エセWE
なんちゃってWE
WEと似たようなサウンド
チョット違うWEサウンド


とか腹が立つ言い方で言われていますが



己の理想のサウンドを求めWEを使う方々の

奏でるサウンドは個性的で魅力的です



大きな声では言えませんが、書いちゃいます

WEを復元した方々のご自慢の音は

満足感だけが溢れるサウンドですね




文句言いたい所満載ですが言っても仕方ないので

歪み無くエコーたっぷりの芳醇サウンド
聴きやすく魅力たっぷりですね〜

とかいちおう、言って来ますが




理想の追求でWEを使う人たちの音は鋭いです

重箱の隅を突つき、繊細な感性で己の個性を加えて

更なる追求に余念が無いサウンドを奏でます、少し余裕がない方もチラホラ(笑)
ひと通りオーディオやってきた猛者が多いですから

皆さんオーディオの知識は豊富で、しかも個性的な感性の持ち主です


宇都宮のA氏は18インチの豊かな低域を極小空間で奏でるのに、鋼鉄のメッシュドブ板で、約六割ものコンプレッションを掛けて、見事に4181の魅力を奏でていました

太宰府のM氏も独自の理論で見事に力強く透明感溢れるサウンドを奏でていました


今回お伺いさせて頂いたO氏も思いは同じく、理想の



歯切れ良く力強いサウンドを求めて


WEを使われている方でした

594ドライバーが補佐する低音はとても滲み無く重い低音です

この組み合わせが伺う巧く出来れば最高のサウンドを奏でると思っています



理想のサウンドに頂が有るのか分かりませんが



遥か彼方の頂きを求め、追求しそれを愉しむ

そんな方々のサウンドは魅力的で聴いて楽しいですね




私も、そんなサウンドを求め、楽しんで行きたいと思います




本日伺う予定の、伊東市の大御所はどんなサウンドを奏でるのか
チョット怖いですが楽しみです^_^

励磁で奏でる陶の響きスピーカー

2025年01月13日 12時13分00秒 | オーディオ



九州一周の旅に出て、九州に入った初日に見つけた


なにやら可愛いらしい「陶の響」という名のスピーカー



陶器BOXのスピーカーは今までも幾つか聞いてきましたが



陶器ならではの良さを奏でるものは聴いたこと有りませんでしたが
これはなかなかのモノだと思います



BOXがまじ子の様に全く振動しないので、音が曇りなく奇麗な音を奏でます

これは陶器の魅力的な良さが音に出ていると思います



この陶の響きの制作には3か月から半年くらいかかるそうで

頭とボディーとダクトの三つのパーツを作りそれをつなぎ合わせて



二か月間毎日チェックしながら乾燥させるそうです


そして十分に乾燥したら窯で30時間も焼くそうですが



大変な手間が掛かるスピーカーですね

しかも同じものを二つ作るのですからかなりの手間となると思います




そんな手間暇の掛かったBOX


陶器の大きさからすれば高いのか安いのか16万~36万迄

大きさによって音も値段も異なります



全て聴かせて頂きましたが、大きなものが奏でる豊かな低音は

私にはチョットダボついて聞こえたので

一番小さいのが好みだったのでステレオ用でひと組み購入




雑談の中で
私はバックダクトタイプが好きなんですよ是非作ってみて下さい

と話したら


試作で作ったそうですが、二個のうち片方はひび割れが起きてしまい
一個では使い物にならないので放置してあった

後家さんをひとつ、私がモノラル用に格安で譲って頂きました


このモノラル用も、いずれ何かユニットを見つけて鳴らしたいと思いますが



まずは手持ちの最小ユニットの、励磁改良したP610を

陶器のボックスに収めました^_^



P610は本来後方からバッフルに取り付けてエッジ部分は隠して

振動板の大きさにあけたバッフルで聴くのが最適だと思っていますが


一番大きなタイプでしたら後方からの取り付け可能でしたが、予算的に無理


今回は小口径用に作られたモノに無理矢理フロントから押し込みました

チョット革エッジが汚らしいが仕方ありません



スピーカーケーブルの穴も小さく、電源の線も含め4本のケーブルを通すのに

穴が広げられないので、得意の単線LANケーブルで配線しました



予想通りの音に濁りの無い綺麗な中高域です

がチョット特定の帯域でバスレフ音が、盛大にこもって聴こえる

もっと小さいユニットを想定してバクトを設計したんだとお思いますが

このバスレフダクトは、このP610には合わない様ですね


それからバスレフのダクトの低音がこれ程中高域の音を濁すとは思いませんでした


とても違和感のるダクト音に聴こえてしまいますが

当然ダクトも陶器なので、小さくしたり短くしたりは出来ません


完全に塞いでみると、これはこれで素晴らしい

全く振動しないBOXで励磁の奏でる音は、滲みなくとても魅力的でしたが



これでは、窯の主人の思惑とずれてしまう気がして

とりあえずダクトに金たわしを入れて、バスレフ量を調整しています


これからが楽しみです^_^

ブログのおかげでシステムが成長しました

2025年01月09日 23時00分41秒 | オーディオ
 


新年あけましておめでとうございます
 
 
 
思い起こせば13年前の正月に書き始めたこのブログ
 
13年で千投稿は多いのかな?、それとも少ないのかな?
 
 
ページ数は多いけど、改行が殆どだから^_^文字は少ないかも(笑)
 
そんなブログですが、いつのまにか1,000投稿になりました
 
 
 
読まれたブログは気がつけば410万PVを超えて
 
訪れてくれた方々も190万を越えていました
 
 
 
おタッキーなオーディオブログを多くの方々に読んで頂きありがとうございました
 
このブログを書いたお陰で、多くの事を学ばせて頂き
 
 
 
また、多くの方々との出会いがあり
 
それに伴ない我がシステムも成長させて頂いたと思っています
 
 
 
節目の千投稿に達し、これでひと区切りかとも思っています
 
今迄、お読み頂き本当にありがとうございました
 
 
 
 
 
 
 
感謝感謝!・・・・、
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
と、書くと終わってしまうと思われるので
 
やっぱり軽ーく、ありがとうございます〜かな^_^
 
 
 
我がシステムの歩みを振り返ってみると
 
 
やっぱりハイエンドオーディオの時代は大嫌いだった
 
「WE」との改めての出会いがあったからだと思います
 


長年ハイエンドオーディオを楽しんで、
 
リアルなサウンドを奏でるには
 
 
ハイスピードオーディオ機器しかないとの思いから
 
最軽量振動板の愛機マーチンローガンCLSをたのしみ
 
 
また、磁力の強さが速さを生むとの思いから
 
最強と信じて疑いの無かったJBLやALTECのアルニコマグネット信仰でしたが
 
 
もっともお世話になったTオーディのT氏から
 
かつてもっと早く正確に振動板が動く励磁方式があったのだとの事
 
 
それを再現しようと288Cを、励磁時代の287に改良し「驚いた」
 
滑らかに、リアルに、力強く、表現力豊かな驚愕のサウンドだった
 


よく調べると1930年〜50年頃までの「音の最盛期」のサウンドは
 
心に響く最高のサウンを奏でていた事実を知り
 
 
励磁の魅力に取りつかれ、きがつけば使うユニットは殆ど全てユニットが励磁となってしまった
 
中域ドライバーも
低域ウーハーも
高域ツイーターも励磁方式になっていた
 
 
 
ウーハーはあまりにも歪感が無くスッキリしてしまい
 
アルニコならではの迫力が失せて、導入当初は失敗したかと思ったが、
失せた迫力は、歪感の迫力だった事に気づいた
 
アルニコの歪みが作る迫力、ある意味これも魅力だと思うが
歪みの無い迫力は、リアルで高解像度なサウンドだった
 
励磁の歪が無い音は誤魔化しが効かない、ウーハーの素材の「紙」の音が気になる
 
高品質なネットワークでもチャンデバで切ってもウーハーは低域だけでは無く
 
 
ある程度の中高域の音も奏でてしまうのでどうしても「紙の耳障りな音」が
滑らかで歪みの無い中域に被り、その音色の違いが
 
どうしても気になるようになって来た
紙のウーハーと、金属振動板のドライバーの奏でる違和感
 
 
その違和感が無くなり、バランスが取れたのが
TA7396デイフェーザーバッフルシステムとの出いだった
 
 
 
最初なんでこんな四角い箱の障害物がウーハーの前にドカンとあるのか意味がわからなかったが
 
設置してみてよくわかった、励磁ウーハーの発する「紙の雑味」ともいえる音色を
 
バッフルとの反射で見事に解消し
 
 
中高域ドライバーの金属振動板との音色の違いのバランスをとるのが目的だとわかった
 
 
ウーハーとドライバーの生む違和感は、音色だけでは無く
 
 
最も大切な音の力「音圧」の違和感が奏でていた事を知り
 
低域のウーハーにもコンプレッションボードで圧を掛け
 
中高域ドライバーとの「音圧を合わせ」て違和感の解消を図ったが
バスレフ用のフラフラ振動板ユニットの515励磁改良では出来なかったが
 
 
FIXエッジ蝶ダンパーのLansing415を手に入れてやっと解消が出来た
 
 
ピントの合ったリアルな音像を描くことが出来るようになった
 
 
 
時々、ホーンサウンドを「ボワンとした優しい音」と勘違いする人もいるが
 
ボーカルが魅力で聴きやすいといわれるホーンサウンドは
 
エコーサウンド
ボーカルには甘美なエコーも、魅力に聴けるが
 
打楽器では最悪の音ヅレ現象となります
 
 
 
その原因となるタイムアライメントのズレ解消も、物理的に振動板位置を合わせることで解消し
 
 
ネットワークのローパスはWEのコイルとコンデンサーで
 
中域のハイパスはオートトランスで、
 
 
コイルとコンデンサーの共振回路を使いローカットを行っています
 
かなり苦労はしましたが、理想的なクロスを得ることが出来るようになりました
 
コイルの組み合わせもファインメット、パーマロイ・鉄心を、様々な組み合わせで
 
 
気に入ったサウンドを得ることが出来ました
 
 
ワイヤリングは全て単線で、他にも様々な手法を持ち寄り
 
励磁のメリットを活かしたシステムへと成長したと思っています
 
WEは使っていますが、WEのサウンドは奏でていないと思います
 
我が理想のサウンドはこれです!
 
と言い切れる迄は、奏でていませんが
 
そこそこのサウンドは奏でています^_^
 
これも、ブログを書読んでいただいた方々から
 
多くの情報を頂いたからこそ奏でられていると感謝しております
 
これからどんな音を目指し、奏でるのか分かりませんが
 
ご支援をよろしくお願い申し上げます

陶器スピーカーとの偶然の出会いに感謝

2025年01月01日 08時04分00秒 | オーディオ



年始のお休みにキャンピングカーで九州を旅行していますが



その途中で、とても小さな看板を見つけました


陶スピーカー妙見窯?


気ままなキャンカー旅は、時間の制約も無いので
Uターンして、ふらっと立ち寄ってみました


狭い道を看板の沿って登り、
キャンカーの屋根がバキバキ当たる道を抜けて

妙見窯に到着、早速聴かせて頂く事に


ちょっと妙ちくりんな埴輪の様な、可愛らしいスタイル

使っているユニットはどうやらフォステクスの様です


真空管アンプも2A3のなかなかのアンプもあるので



オーディオマニアなのかな?と思ったが、
知人の作とのことで

余りオーディオには興味がなさそうなご主人で


音を聴かせてもらうと



びっくり


まずバランスが良い

そして
音に濁りが無く綺麗な音です



このてのフルレンジユニットで問題なのが低音だが

お見事です


とても豊かに、しかもキレが良い、バスレフにしては綺麗な低音

たぶんご主人は低音を重視して音造りの努力されたのだと思います


大・中・小と三つの大きさが有りますが

大きいのは特に低音が凄いですが
私にはちょっとダボつきに感じるほどの、低音の量が出ます



バスレフダクトからは大量の空気の出入りが感じられます

通常の木製ボックスでは感じる事ができない量の空気が動いでいます

木製ボックスはロスが多いのがダクトから感じられます

話を聞くとユニット後方は、音の乱反射を狙って凸凹が造られているそうです

太鼓の中身を真似たそうですが、楽器の音が篭らない良い音の楽器を
真似て研究されたとのことですが


お見事です!

ユニット後方、円柱のボディー、ダクトと三つのパーツを作り



それを繋ぎ合わせるのに苦労されたとのこと

今までもいくつか陶器のスピーカーは聴いてきましたが




ジョーダン半分の音では無く、これは素晴らしい出来です





宣伝もしていないので、15セットくらいしか売れていないとのこと

私が16人めのユーザーになりそうです



スピーカーの名前も無く、カタログも無いので書かせて頂きます


小、7センチユニット推奨、ビス間8、5cm、バッフル版20センチ、のみ本体15万、完成品18万円

中、10センチユニット推奨、ビス間10cm、バッフル版24センチ、のみ本体30万、完成品33万円

大、16センチユニット推奨、ビス間14cm、バッフル版30センチ、のみ本体65万、完成品68万円

だそうです



中の乱反射は企業秘密で特許も取ってあるそうです


完成品はフォステクスのユニットが付くそうです





勿論他の陶芸も素晴らしく
ご飯茶碗と、ぐい呑みもゲットしてきました



妙見窯 0940-62-4570 田中順一