
今時こんなことやってるのは、日本中で俺だけかもしれないな~
まあ、時代に取り残されたオーディオマニアなんだから仕方ないか
JBLは43・・シリーズも使ったが、実はコンシュマーのほうが好きだった
中学生の時、初めて聞いてオーディオにのめり込むきっかけになったのもJBL L200B
当時、あのリアルで抜けの良いサウンドは衝撃的だった
43・・のプロ用の締まった迫力もいいのだが、
音が繊細で伸びやかなコンシュマーのほうが好みに合った

L40、L150、L220、L300と四台のLシリーズを所有してきた
手元に残っているのはこのL220アルニコとフェライトのハイブリッドユニットモデル
当時、このL220を買って不満だった薄い中域を何とかしようと、
コンプレッションドライバーLE85を搭載しようと思い悪戦苦闘したが、挫折に終わった苦い思い出のスピーカー
このL220は見た目は迫力がありそうだが、迫力があるのは低域だけ

中高域はおとなしいスピーカーだ
おとなしいといっても同じようなユニットを使っている4311などと比べての話
ガンガン鳴る4311と対照的な音で、朗々と鳴るL220
その秘密はパッシブラジエーターかな?
このパッシブラジエーターはJBLはかなりの機種があるが、このPR15Aは最大級
本来はオリンパスのように駆動スピーカーと同行口径のパッシブラジエーターを使うものだが
小さい駆動スピーカーで大きなパッシブラジエーターを駆動する変わった方式
小さいパッシブラジエーターで使われる重りは紙だが
この駆動比率で使われる重りはかなり重い金属の円盤
これがなんと二枚も入っている
これが鳴り響く重低音の理由だが、JBLはこういう音作りが好きなのか
軽いコーン紙に、わざわざ金属リングの重りを入れたり
重く白いダンプ材を塗ったり・・
こんなんでF0下げても本当の低音じゃない・・・・・、
と当時は思ったが、今は大人になったから、これも楽しむ
ってことでドロンコーンの重りの調整をしています。
重りは二枚とも外していましたが、久々に二枚入れて音を聞いてみると
お~~、
すげー違和感たっぷりの重低音
このスピーカが発売された時代背景を映し出すサウンドです
そうです。デスコサウンド!
このL220の翌年発売された後継機L222はその名も「ディスコ」でした
重低音が響けばそれでOKのスピーカーだから仕方がない
もう一度二枚とも外してみると、あれ?かなりももの足りない
重りを入れた本来の音を聞いてしまうと、長年聴いてた重りなしが物足りない
仕方ないので半分の1枚を入れてみる、
う~ん、我慢どこかな~
もうちょっと軽い重りを見つけてみようかな~
悪い病気でいじりだすと止まらない、
で、お決まりの
低域がいい音で決まれば
今度は
中域が物足りなくなり、・・・・
やがて・・・
オーディオマニアの悲しい性だが、まあ今回は低域のチューニングだけにしよう、
リビングのFMとテレビ用のスピーカーなんだから
しかし、デジタルアンプがいいのか分からないが、昔に比べてやけにおとなしくて音がいい
4311をガンガン鳴らして、耳から血が出る~~
なんて頃が少し懐かしい、
今は、大人の音、響くジムランサウンドですね。