
TA-7396バッフル
TA-4181Aウーハー4本
TA-7375ネットワーク
WE-594ドライバー
WE-25Aホーン
WE-597ツイーター
アンプはもちろん
WE-91B
WE-120A
20A電源
こんなシステムを夢見て・・・、
とりあえず、我がNCT-WEサウンドシステムで
なんのことか、サッパリわからない
と言われる方にご説明させていただきます
まずスピーカーの箱が
TA-7396 バッフル、(正しくはASR4520ホーン)
1930年代にアメリカの映画館で採用されたミラフォニックスピーカーシステムで使われた
フロントロードホーン付きバッフルに、デフェーザーで調整を加えた低域スピーカー
本物が買えないので、私のは
ALTEC-817BOXを利用して似たようなものを制作、
フロントロードにミラフォニックと同じような形のディフェーザーを入れ
ミニバッフル板を付け、バスレフダクトを塞ぎ後面開放としたもの
ディフェーザー効果は十分あり、低音の「雑味が消え」、「クリアーな音」になり音に、「張り」を与えている
またディフェーザーは音道の長い中高域のロールホーンに、低音を合わせるため、
ともいわれていて、その効果もあるのか音のズレはあまり感じない、
今の817のままでも、まあまあ気に入っていますが
夢を実現するには
オリジナルバッフルは見つからないとお思いますので、
レプリカで我慢するしかないかと
本物に近い材質のレプリカを買うとなると300万くらいかな?
でも現実的には、スケールダウンしたバッフルに作り直すのが最適かな〜と・・・、
TA-4181A ウーハー
オリジナルは18インチ(45センチ)の励磁型の大型ウーハー

FIXエッジの張りのある低域を、量感タップリに奏でる名機だが、
現存する数は少ない、あっても超高額
仕方がないのでALTEC-515を励磁型に改良して使っている、
15インチ2本で18インチ1本と同じくらいの音圧だと思うが・・・・、実際は負けている、
残念ながら18インチ一本のほうがなぜか音圧はある、
励磁515を4本使用していて、4本とも同一仕様ではあるが、
電源は上下のユニット毎に別々のセレン整流電源で供給されている、

エキサイター素子を聴き比べたときセレン整流が1番力強く感じたので
低域の電源には大型のセレン整流器を使っています
二台のエキサイターで上下ユニット毎に電圧による磁束密度調整が可能であり
磁束密度を変えることで「余韻」を残したり
「張り」「鮮明度」をあげる調整をすることが出来ます
上下のユニットで電圧を大きく変えて、余韻と張りを同時に出すこともできますが
やはり4本合わせた方が音のピントが合いますね。
さらなる張りを目指していづれFIXエッジを考えているが、
見てくれだけの反応が鈍いリコーンFIXが多く、気が進まず現在検討中です
いずれは18インチと思うが
オリジナル4181はなかなか手に入らないが、レプリカを国内二社で販売していて
両社ともに1本90万円くらいダブルで使ってステレオだと✖️4本で360万円かあ〜〜
TA-7375 ネットワーク、
必要悪のネットワークだが、最重要部品でもある

オリジナルは空芯コイルとWEのOILコンデンサーを使ったものだが、
我がネットワークは7375同等使用で、
あえてWEの鉄心のインダクタンスコイルを使い、
空芯の軽やかなトランジェントよりも、力を狙ってみた
ダブルウーハー専用に組み上げコイル・コンデンサー共にダブル使用の贅沢品
パラって接続するより、この方が理に適っており能率も上がるとのこと
コンデンサーは勿論weを使い、当初400Hzクロスで仕上げたものだが、
WE22Aホーン導入で、今は下ユニットに鉄心コイル、上ユニットに空芯コイルを追加し200Hzクロスに変更している
試行錯誤を重ね、今はかなり大掛かりなものとなってきた、

抵抗を使って音量調整なんて馬鹿げている
と、言われても仕方ありませんが、
音質だけではなく、あえてこの方式を取っています、
オリジナルがあれば150万くらいすると思います
レプリカだと75万くらいかな?
ネットワークはケチッてはだめですね
WE-594Aドライバー
WE-555Wを目標にしていると思いましたか?、

あれはフルレンジのレシーバーですから、
目標にしてるのは、神器594ドライバーなんですよ、
本物はポールピースにパーメンジュール並みの金属を使ったと言われるとんでもない高級品
当時こんな高級金属をよくスピーカー如きに使ったものだと感心します
ここで言う高級金属とは透磁率がとんでもなく高いことです
(当時WEでは単にアイアンと呼ばれていたようですが、WEのアイアンとは・・・・、所説有ります)
透磁率が高い金属を使えば正確に音を伝えることができ、
クリアで良い音が求められます
マグネットでこの透磁率を見ますと
フェライトの透磁率が1.1
アルニコの透磁率は7
一般的に同じ磁力でありながら、アルニコの方が音が良いと言うのは、
この透磁率の違いが大きいのです
フェライトより7倍アルニコは音が良いといえます
ですが
我が励磁ユニットに使われている純鉄は透磁率4,000
パーメンジュールは、なんと透磁率 10,000とも言われています
まさにこれが「桁違いの」音の良さの秘密
透磁率の高いユニットは音が滑らかで透明感があります
さらにパーメンジュールは24,000ガウスまで、
飽和しないので乱れることなく信号を伝えることができるといいます
そんな高級金属を使った神器594ドライバーは今では高くてとても買えませんから、
パーメンジュールに次ぐ
純鉄を使って288Cを励磁に改良した、288Fcで使っています、
288FCは最大電圧でも20,000ガウスを超えませんから、純鉄で充分です、たぶん
ホントはパーメンジュールを使いたいのですがとても無理です。
エキサイターの整流は勿論オリジナルと同じタンガーバルブにて整流、
タンガーバルブは一瞬音が、くすんだ霧のかなのようにも聞こえますが、
実に味わい深い音色です
これも電圧は調整可能です、
小音量でも表現豊かで、大変気にいっているユニットです
クロスは下が200Hzから、上は現在、開放、4000カット、7000カットを思案中
本物はほしいですが、とにかく少ないですあれば600万くらいかな?
レプリカでも、とんでもない高級品です。
WE-25A ホーン
本当は音のピントの合ったストレートホーンを使いたいのですが、

とても手が出ませんので
同じ金属ホーンで、手頃なWE22Aレプリカホーンを使っています、
カールホーンではありますが、音軸をうまく使うことで、
かなり絞りが効きピント合わせが可能になります
それに22ホーンのほうが、低いクロスで使えるので実は気に入っています、
25Aホーンはレプリカは見たことが無くて、
オリジナルだと320万くらいですね
とんでもない値段のホーンです
WE-597 ツイーター
幻のツイーターと呼ばれています

当時日本の映画館にも数台設置されたそうですが
当時の日本人には、耳障りな、うるさいだけのものであったようで
こんなものいらん
と、WE社へ送り返されたようで、オリジナルはほとんど日本に存在しません
これが幻のツイーターと呼ばれる理由のようです
でも私が聞く限り、高音らしい高音はほとんど出ません
昭和初期から平成も、もうじき30年、僅か90年間で
人は
進化したのか
退化したのか?
私ごときでは答えは出せぬが、
90年前の日本人には煩かった597ボストイックツイターは
現代ではちょうど心地よいスピーカーである
ついでに、私のことを劇場用スピーカーを家庭で使う馬鹿者と仰る方々へ
90年前の劇場用は現代の家庭用でちょうどいいかもしれませんよ^_^
まあそのことは個人的見解ですから、おいておいて
進化と退化
私は、確実に機械の進歩で退化している、
余談だが先日妻と2時間のドライブがてら温泉に行って、帰り道に迷ってしまった
かつてどこに居ようと、迷わず戻ってくる自信はあったのだが、
道がわからなくなってしまった
ナビが当たり前のように案内してくれるので、自分で考えなくなってしまった結果だと思う
決して私の痴呆が進んだのではなく、道が、方向が、
自分の地理的感性が急激に衰えてしまっている
加えて、最近電話番号が覚えられない、昔の会社の電話番号も郵便番号も番地も覚えているのに
最近の友達や、家族や妻の新しい電話番号も覚えられない
機械が覚えているので必要ないのか
明らかに、文明の、機器の進化と共に、我が身体は退化している
昭和初期の方々は
こんな低音しか出ない597ツイーターが
高音が出過ぎてうるさいと感じる、感性の鋭い方々だったのだろうか
わが国でも昭和初期に作られた、世界に冠たる物が沢山ある
絵や文化も、航空機などの機器も、更に精神も、感性も、
まあ、その話は重いのでまた後で
なんの話だっけ?、
そうだ退化した我が身体には、残念ながら597ツイーターは心地よい
更に心地よくエキサイターはショットキーダイオード
これは真空管とダイオードを足して割ったような音で
繊細でありながら、真空管の心地よさを併せ持っている
タンガーでもいいと思うが、現代的なワイドレンジ・テイストを組み込んでみました
オリジナルツイーターは多分300万も出せば手に入ると思う
我が597は当然の事ながらレプリカ597、
まあ販売店の話では、数あるレプリカの中では最高品質のものとの事
当たり前の宣伝文句だが、確かに出来は良さそうだ、
本物と聴き比べてもよくわからないというか
こちらの方がレンジも広く、耳が退化した人間にはいい感じで聞こえる
もうお分かりだと思うが
私は、古いWEサウンドを実現しようとしてはいません
結果として古い機器を使って、現代の?現代でも通用する?、いや違う、
現代の製品では成し得ないレベルの、
最高の音質を奏でたいと思っています
それが私の
WEサウンド・ロマン
自分で言って、なんかかっこいい〜〜^_^