榊原ゆいさんのアコースティックアルバムのミックスとマスタリング終了、
完成間近であります。
最初、ライブでやった感じでアルバム作りたい、
と、話が来た時、「おーいえ、ベース入れないの?まじ?まじ?」
みたいになって、挑戦するなーと思いました。
確かに、ベース入れたら弦も入れたいなってなるだろうし、
他の楽器も入れたくなる、コーラスだってダビングして、
どんどん厚くなる、そうじゃなく小編成でと、、
でも1曲2曲なら分かりますがフルアルバムとなると話が違います。
どうやって録るかは任せてもらえたので、
これはもう、演奏陣も挑戦したほうがいいなということで、
せーの!でクリックなしの同録、スタジオライブみたいな感じで録ろうと、
提案しました、パーカッションの田中っち、ピアノの川越さん、
ともに海外公演も行うツワモノ揃い、
このメンバーならアイデア出し合ってなんか面白い物ができるのではないかと、
まぁ、演奏同録は昔の杵柄、なんとかなるだろうと思ったのですが、
ゆいちゃんも同録!!これはすごいよ!歌は仮歌で同録して後で録り直すのかと思ったら、
本ちゃん!でも、やってみたらゆいちゃんが一番直しが少なかった、ほぼなし。
なぜ今の時代にこんなことをしてるかというと、
本当に生の感じをお届けしたい、という強い思いのようです。
リハや本番でやってるこの感じ!
あー、この瞬間が録れたらなー、というのが封じ込められた気がします。
やみくもに始まった割には、なんとなく着地点が見えてて、
挑戦しがいのある楽しいレコーディングでした、
同録って言ったってみんな別のブースにいるわけだから、
田中んのカウント以外は全部ゆいちゃんのブレス頼み、でも全然動じず粛々と演奏する。
結構、ルバートやフェルマータ、ブレイクがあるから顔みないで平気かなと思ったけど、
普段から顔なんか見てないか(笑)全部ブレスを聞いて入る。
ZIZZの磯江氏もその辺わかってて録ってくれて大いに助かりました。
ミックスやマスタリングも最終的には予想を上回る出来!すごい!
そんな訳でこだわりにこだわった、ゆいちゃんの生歌。
これが普段我々が聴いてるゆいちゃんの歌声です。
もうすぐ完成!
ちなみに、曲の勢いを止めたくなかったのでギターソロのいくつかと、
口笛はダビングしたのですが、みんな3テイク以内です。
ゆいちゃんの口笛すごいよ!w もう迫力が違うもの。