牛壱日記

藤井陽一 ギタ-リスト

鳥獣戯画展

2021年06月05日 09時08分59秒 | Weblog

かみさんのお供で鳥獣戯画展見て来た。

面白かった。

甲乙丙丁全部揃うのはなかなかない事だろうから

無理しても見ておきたかった。

800年の悠久の時を経てユーモアと心情を共有できるというのは

ものすごい事なのではないか?

人気の甲巻だけは動く歩道で鑑賞なのですが、

これがまた良い感じ、

こうやって流れて見るのがほんとなのかもと思ってしまう。

歩いて見てると止まって細部までじっくり見てしまう。

でも動く歩道だと流れる映像のような、

ちゃんと時間軸があるよな気さえする。

当然細部まで見てる余裕ないから、なんか俯瞰で眺めるような、

動画感覚、、、

やっぱり甲巻は上下の構図と流れるような時間軸が素晴らしいなと、

美術素人語ってますwww

で、なんでこんな見るものを魅了するのか素人お爺さん考えてみた

すごいね、墨の濃淡、太い細い線の表現、それだけで

固いものと柔らかいもの、早いもの遅いもの、

軽いもの重いもの、森羅万象表現できてしまうんだなー

デッサン力、構図、余白にも意味がある、

デフォルメもすごい、

先ず、動物の表情に全て感情がある、楽しんでる奴もいれば

びっくりしてる奴、焦ってる奴、表情感情が読み取れる描写

筋肉の質感、毛のフサフサ感、力の入り具合、

これなんでこんな躍動感あるんだろう?

考えてみたんですが、

全ての動物の重心の位置がわかる、

今このカエル左足のかかとに重心があるなとか、

この馬、右足めっちゃ力入ってるとか、

うさぎのこの背中のあたりが地面に接地してるなとか、

そんなとこからも表情だけでなく感情がうかがい知れる、

草木の表現もすごい、

生命感はもとより、植物詳しい人が見たら

きっと、ああ、これはなんていう草だね

と解ってしまうのではないかという表現力、

うーん、書いてて飽きて来たw

見に行った方がいいですよー、楽しいよー

図録で反芻してます。

 

 

 

コメント
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