０２００７年００４月０１２日（木）アブリルに思う

ＭＴＶなどで最近、アヴリル・ラヴィーンの新曲「Girl friend」を
見るにつけて人間って変わるものなのだと思うのです。
アブリルって変わったなぁと思うのです。



彼女のデビュー曲、「Complicated」は彼女と周囲、特に同性との
ズレであったように思います。
何故スカートを履かなければいけないのか、ボーイッシュな格好は
ある年代からはしてはいけないのか。確かそんな感じだったと思う。
馬鹿げてると、何で周囲のまねしなければならないのと
ぶちまけてたどに。


少女マンガで頻繁に描かれてきた大人になることへの
特に女の子に特異な女性への嫌悪みたいなものと同種の感情
だったのかなぁと思うのです。
自分が変わってゆくことを社会とも何とも言えない何かに急かされて
それに苛立っている様子とでも言うのでしょうか。

男の場合、それはもっと情けない感じで思いつめて出てくるもの
だと思うのだけれど
女子の場合何か負の方向に思いつめている気がします。
まぁ、漫画を読んでの感想ですけれど。


だからこその彼女のファーストジャケ写の服装であって
全身黒一色で、黒めのメークで、しかもパンツ。スケータールック。
これがあの年代のアメリカ女子の反骨、反発なんだろうと。
今流行の「ゴスロック」見たいなものもそういった
メインストリームへのカウンターカルチャー、ファッションなのだろうな
と思うのです。


今の彼女の曲やプロモーションビデオに見られる彼女のそれは
「complicated」のそれではなくて、彼女が嫌悪して止まなかった
年頃のアメリカ女子。男の気を引くファッションの女子。



変わってゆくことは必要だと思うし
それは良いことだと思うのだけれど
今のアブリルを見ていると一抹以上の寂しさを感じるのはきっと
『Let go』が投売りされているのをみたからでしょう。