ストレスが関わる症状はとても多いです。
多いというより、全てにおいて関わっていると考えてよいでしょう。
東洋医学では「心と体は一体」という見方をします。
まさにその通りといったところですね!
そのストレスが体にかかると、どの様な症状が出るのか?
これは多岐にわたりますが
例えば椎間板ヘルニア
非常に多い疾患です。
①椎間板ヘルニアについて考察
東洋医学では「腎臓」が腰痛と深く関わると言われております。
腎臓は尿を作る場所ですが、それよりも、副腎というホルモン器官を考えます。
ストレスがかかると副腎からステロイドホルモンを出します。
このストレスが長期にわたる場合、副腎が疲労をしてしまいます。
硬くなる事で周りの筋肉を硬くしてて腰痛を引き起こすと考えられます。
運動や疲労性の痛みでしたら、運動や労働をしなければ負担はかからないので痛みは消えていきます。
ところが
ストレス性の場合、断続的にずっとかかるケースが多いですよね。
椎間板への負担になり、ヘルニアを引き起こすと考えられます。
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②喉の詰まり、動悸
また、喉のつまりや動悸もストレスが原因の場合も多いですね。
・動悸がする
・喉が詰まった感じがする、違和感がある
といった症状が出る方がいます
心臓を調べても分からない、
喉を検査しても異常がない
・・・
原因不明で薬や入院までされた方もいます。
実際にその様な症状が出ると心配ですね。
そのような方の中には
逆流性食道炎の可能性があります。
神経の感じ方でそのような症状が出てしまうのようですが、
なかなか治らないような場合には胃薬を試しても良いのでしょう。
キャベジンαやタケキャブなどを飲んでみるのも一つの方法です。
どちらにしてもストレスが様々な症状を引き起こすので
大元のストレス対策をしないですね。。。
朝起きた時に腰が痛い・・・
朝、布団から起きて動き出した時に腰痛を訴える方が多くいますね。
動き出しが大変で、手すりなどに掴まらないと歩くのも大変です。
考えられる原因はいくつかあります。
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①寝具の問題
寝ている間に寝返りを打っていない
②体の緊張が抜けていない
寝ているのに緊張があり、力んでいる
歯ぎしりなんかもその一つです。
③腎臓の疲れ
内臓も原因の一つになります
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①寝具について
(寝具はいろいろあって、好みもありますので参考までに。。。)
寝返りを考えると高反発の方が良いと思います。
あと、掛布団ですが、単純に重いものは動きを制限します。
・冬になり掛布団を変えたら痛い、となったらコレ
掛けるものでタオルケット等もそうですが、体にまとわりつくものは寝返りを制限します。
色々試してみるのもよいかと思います。
②体の緊張が抜けていない
自律神経の乱れというと簡単ですが
交感神経が優位になり、緊張が抜けない状態です。
原因は
A) 日中のストレスが抜けない
B) 寝る間際までスマホを見ている
C) 寝る直前の飲食
これは体質にもよりますが、ストレス等で交感神経が優位になっている状態では
体の緊張が抜けません。
スマホは特に交感神経が優位になる事が分かっています。
寝る1時間前から
出来れば2時間前は
あまり見ない、すくなくとも動画は観ない事をお勧めします。
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スマホが脳をフリーズさせる?! 脳や自律神経への影響
過去の記事から
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③腎臓の疲れ
腎臓機能の機能低下により腎臓自体が硬くなり、その周りの筋肉も硬くなります。
それが朝の腰痛に繋がるのです。
寝ている間にも腎臓は働いています。
働きが弱くなると、ろ過機能が落ち夜間頻尿につながります。
いつも言っていますが、
腎臓を良くするためには
適切な水分の摂取
塩分・糖分を控えるように
したりしましょう。
もう一つ大切なのが、
対人ストレスなども腎臓に負担をかけますので気をつけないといけません。
今回はスマホを長時間観る、倍速で観ることなどについて
体への影響を考えてみます。
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1、スマホを長時間観るとだるくなる? 脳への影響
2、スマホの見過ぎは時間泥棒
3、何で長時間 観られるのか
4、倍速で観ると自律神経が乱れる?
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Q:皆さん1日にどのくらいスマホを使いますか?
やはり感染対策は「換気」ですね。
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全国の感染者数は増えてきていますが、
恐らく把握している数以上に感染者数が多いでしょう。
地域の学校や施設などで感染の話を聞きますし、その頻度は多い感じがします。
体調が悪い人は 必ず病院に行くのか?
と言うとそうでもない雰囲気の人もいます。
無症状の人も多いようです。
スタッフやチームで仕事をしていると、こういった場合やはり難しい面が出てきますね。
もちろん家族もですが、
お子さんが学級閉鎖になり、親は仕事が休めない・・・という話もしばしば。
「もう誰がかかってもおかしくない」
という意識でになってきています。
人口の1割が感染をしている現状です。
が、まだ1割です。
誰が感染してもおかしくないのですが、感染しないに越したことはないのです。
引き続き感染対策をしていきましょう。
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感染は空気感染が主です。
マスクの有無を言う方もいますが
日本ですから、飛沫防止やマナーも考え
人がいるところではするようにしたいですね。
基本は「換気」になります。
屋外はともかく
換気がしっかりしていない所は避けたいですね。
北海道で感染が広がっているのも
寒さから換気が充分にできていない為かもしれません。
先日行ったピザ屋さん。
繁盛していて、ランチ時は満席になります。
換気は
1、窓
2、空気清浄機
3、サーキュレーター
と念の入れよう。
そこまでと思うけど、それが安心につながります!
さすがですね。見習いたいです。
当院も、
上記プラス換気扇で対応中です。
「寒かったら言ってくださいね」
と伝えていますが、本当に寒かったら言ってくださいね。
このところ、肩の痛みで来院する方が多いです。
痛みが強くなってしまうと中々治らないのが肩
いわゆる四十肩、五十肩になってしまうと、半年~1年、へたすると2年かかるという方もいます。
痛みの中でも治るのに時間がかかる
なぜそうなのか?
痛い時に動かしてよいのか?
その様な所の解説を。
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1、肩の痛みが長引くのはなぜ?
肩の関節は動きがとても複雑です。
インナーマッスルと聞いたことがあると思いますが、
小さな筋肉が腕と肩甲骨周りにはついていて
肩の複雑な動きが可能になります。
この複雑なうごきをを可能にしている分
偏った使い方で痛めてしまう事があります。
運動でもそうです、日常生活でも。
基本は痛みが出たら無理をしない。
痛いのに動かすのはお勧めではありません。
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2、痛みの原因は?
インピンジメントといい
肩を上げる動作で肩甲骨と上腕が狭くなりぶつかってしまう事があります。
これは通常ぶつからないように腕の回旋動作があるのですが
なんらかの理由でできないと起こります。
これを繰り返すことで、炎症がひどくなり長引く原因になります。
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3、痛みが出そう、出始めた、激痛がする・・・
どうすればいいのか?
① まず炎症を起こさない(初期対応が大切です)
・肩の痛みが出たら、その動作はしないようにする
・早めに専門家に診てもらう
② 痛みが強くなったら(初期~中期)
①と同様、痛い動作は厳禁。
③ 痛みが柔らいできたら硬さが出ます(中期)
・この段階で様々なトレーニングを徐々に開始します
④ 痛みは無いが動かない(後期)
・拘縮が出ることが多いのも肩関節の特徴です
リハビリをしっかり行いましょう
基本的に中期以降までは無理に動かさない方が良いでしょう。
やるなら痛みがない動きを中心に行ってください。
患者さんから「運動と栄養」について質問されました。
〇一般の人もプロテインって飲んだ方がいいのですか?
〇何か太りそう・・・
〇空腹で動いたほうが脂肪を燃焼しやすいのでは?
等々、いくつか頂きました。
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体を動かすには栄養が必要です
手っ取り早く使えるのは血液中の栄養(糖と中性脂肪)
それで足りないと体内の脂肪を使います。
ただ、
その時に筋肉も壊して栄養にします。
トレーニングをする人はこれが嫌なので、運動前後に栄養をとります。
せっかくトレーニングしても、筋肉が壊れては元も子もないですよね。
かく言う私も、マラソンの為に糖質制限をして体重を落としました。
そこまでは良かったのですが、食事自体の栄養が少なくて
肉離れなど怪我が多くなってしまいました。
それを予防するために
プロテインを運動後に飲むことをお勧めします。
血液中のアミノ酸濃度が下がると
筋肉を分解する確率が上がります。
ですので
数時間に一度、アミノ酸やプロテインを飲むのです。
ダイエットなども分かりますが
しっかり動くなら
ちゃんと栄養を考えましょう。